まったく知らない世界に転生したようです

吉川 箱

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悪党の絆はまるで猫のように気まぐれである

第199話

 こういうことに魔法を使わない辺り、この世界では魔法は非常に限られた人間にしか発現しない、高等で希少な技術なのだろうと改めて思う。事実、エステン公爵や皇王ですら「特性魔法」と呼ばれる生まれつき持っている特定属性の魔法は使えない。アイゼンシュタットの風魔法や、イェレミーアスの炎魔法がそれに当たる。
 この世界の魔法は「魔法陣を覚え」「魔法陣を書き」「そこへ魔力を流す」という手順で発動される。
 通常いくら魔法陣式を覚えて知っていても、「書く」という手順が必須のため発動に時間がかかるのがこの世界の魔法である。だが生まれつき魂に魔法陣式が刻み込まれている人間は、この「書く」手順を必要としない。魔力を流すだけで使えるのだ。故に「特性魔法」所持者の魔法は発動速度が早い。
 魔法陣式は高等魔法になればなるほど、魔法陣が複雑になり流し込む魔力量も多く必要になる。この国で最も広まっているのは、自分の体力を底上げする補助魔法だ。これの魔法陣式は実に単純で手のひらサイズが一つだけ。ルクレーシャスさんのように、大きな魔法陣を展開するどころかいくつも重ねて展開し、組み合わせるなんてことはできない。できて二、三個重ねて展開するくらいだろう。それでも、多重展開魔法陣式魔法を操れるとなればどの国でも最高の待遇で迎えられる。
 それでも研究を継続的に行うならば研究費を与えるに値する結果を出さねばならない。貴族であったとしても、裕福な家門でない限りは研究のみに没頭できない。
 技術が向上するには研究が必要だ。魔法を使える者は少ないから魔法を研究する者も少ない。ゆえに魔法についての知識は進んでいない。長い寿命を以て、「退屈しのぎ」に研究をしているルクレーシャスさんは異端なのである。
 だから魔法は存在するが、とても珍しい技術である。
 よって生活に関する魔法なんてものはない。ご都合なんちゃって中世ヨーロッパで魔法でアレコレした水洗トイレだったりしないかと期待した時期が、ぼくにもありました。
 残念ながら皇国のトイレは汲み取り式というか、陶器の便器に溜まった糞尿をメイドや使用人が捨てる、というスタイルである。貴族の屋敷では大体、敷地の中にある畑の肥料として使われるが、平民の居住区は家の外に捨てる。ゆえに平民の居住区は尋常じゃなく臭い。居住区自体から肥溜めみたいな臭いがするのだ。この辺りも貴族が平民の居住区には寄り付かない理由の一つだろう。
 これじゃ伝染病が怖い。その辺もどうにかしたい所だよなぁ。
 考えながら馬車のキャビンから外へ目を向けた。貴族の居住区エーデルツォーネは道が舗装されている。道を舗装するのは貴族の役目だからだ。「エステン公爵家からフェーエンベルガー公爵家まではエステン公爵が責任を持って舗装、整備する」というような振り分けがされている。翻って平民の居住区は、東西南北に伸びる大通り以外は舗装されていない。
 というわけで、劇場を買い取ったぼくには周辺の道や環境を整備する義務が生じる。通りを照らすラテルネもその一つ、なのだ。
「うん。指示通りにどこよりも多くのラテルネを掲げて、建物一帯を明るく演出していますね。フレート、ここで降ります。馬車を止めてください」
「……劇場からまだ遠い。それはあまり得策ではないと思うよ、ヴァン」
 珍しく否定的な声音を隠さず首を横へ振ったイェレミーアスの顔を、まじまじと眺める。
 貴族は基本、ドアから馬車までしか歩かない。貴族令嬢は特にこの辺りを厳格、厳重に警戒している。童話で悪者に攫われたお姫様を勇者と結婚させるよくある展開も、女性に人権などない封建貴族社会を知った今なら違う視点で納得できる。
 連れ去られ、純潔を失ったと思しき姫などまともな嫁ぎ先が望めない。政治利用ができないなら、身分を問わず勇者へ褒美として下賜してやるくらいしか価値がないのだ。深窓の令嬢は、高潔であればこそ価値がある。
 反吐が出る考えだが、それがこの国の「社会通念」なのだ。高位貴族は男性だろうと一人歩きなどしない。むしろ馬車を持つ財力もない、と吹聴するに等しい恥ずべき行為なのである。
「徒歩は下級貴族、特にお金のないものがすること、だからですか?」
 イェレミーアスが否定的なのは、その辺りが理由だろうか。そう思い至って問いかけてみる。艷やかなピンクブロンドがかぶりを振るのを、ぼくは茫洋と目路へ入れた。
「それもある。だがヴァンはそんなこと気にしないだろう。そうではなくて、歩いている者を連れ去ってから侍従や従僕の契約をさせる家もあるそうだよ」
「それは……違法なのでは?」
 静かにぼくを覗き込む、勿忘草色が僅かに憂いを帯びた。
「だが所詮、通りを歩くのは下級貴族だ。契約を結んでしまえば文句は言えない」
「……気をつけます」
「けれど……拐って来た子供がベステル・ヘクセ様の養い子だと知ったら、その愚か者どもは驚くだろうね。だが私が傍に居る時にそんなことは起こさせないよ。さ、降りようか?」
 馬車が止まり、フレートがキャビンの扉を開く。イェレミーアスはいつも通りにぼくを抱えたまま危なげなくタラップを降りた。
「イェレ兄さま、お聞きしたいのですが」
「なぁに?」
 甘い笑みをひたひたになるまで浴びせかけられ、ぼくは溺れかけた。ここで怯んではいけない。
「そうやって拐われた人が、例えばすでにどこかのお屋敷で働いていたとしたら処遇はどうなりますか?」
「主同士の交渉になるだろうね。力のある方が働き手を得る」
 下級貴族にすら、人権はないのか。この国の仕組みにうんざりとしながら頷く。
「そうなると拐われて主を転々とせざるを得ない人も出てくるのでは?」
「そうやって、拐って来た人間ばかりを雇うのは愚か者しか居ないよ。少なくとも辺境伯家、侯爵家以上の家はそんな者を紹介する家とは付き合わない」
「なるほど」
 綺麗に舗装された石畳を、イェレミーアスが普段よりゆっくりと歩いてくれる。ぼくはイェレミーアスの胸へ手を添えた。
「イェレ兄さま、ぼくちょっと自分で歩いて周りを確かめたいです」
「……そう。でも拐われたら大変だから、手は繋いでいいかな?」
 この至高の美貌でにっこり微笑んで跪かれ、「お手をどうぞ」と言われたら手を差し出さないという選択肢を君は選べるか。ぼくは無理でした。
「さっきの話だけれどね、ヴァン」
「はい」
「拐った人間が先に現在の主へ話をつけてしまう、という場合もある。極々、限られた者しか行っていないが」
「――、そう……なんですね……?」
 何事にも、抜け道はある。権力があれば黒も白と通せる。この国は、そういう社会なのだ。
 覚えているかな。この世界、嫡男しか爵位を継げないんだよ。女の人はもちろん、次男以下は生家が複数の爵位を所持していない限り、爵位を得られない。爵位を複数持つ家はそうそうない。だから跡継ぎにはなれない人たちは高位貴族の家で使用人をするか、婿入り嫁入りするしかないのだ。
 貴族は数が少ない。その少ない貴族の嫁入り婿入り先だなんて、さらに絞られる。
 だが公爵家ならば、首都のタウンハウスだけでも使用人は最大で三百人ほど必要だ。公爵家となれば敷地に農場や馬場、狩猟場などを備えている。それらの全てを運営しようとすれば、そのくらいの使用人が必要になる。また、皇国では侍従の男性は有事に兵士として徴用されることが前提である。
 皇国に公爵家は五つ。低位貴族が千五百人は働いている、ということになる。
 皇国に子爵家は二十四。男爵家は十五。単純計算でも公爵家のタウンハウスで働く人間を子爵家、男爵家から三十九人は召し上げなくてはならない。もちろん農場や馬場、狩猟場で雑役を行う公爵家のタウンハウスから一生出られない平民も含んでいるので実際はもうちょっと少ないにしても、だ。足りない部分は奴隷で補っているところもあるだろう。
 地方領のマナーハウスならばおそらく、平民も多く雇われているだろう。辺境伯家も同様だ。
 さて、ここで当然の疑問が浮かんで来る。
 子爵家、男爵家合わせて三十九。その家門全部が、いつの代も毎回、三十人以上の子供を設けるだろうか。否である。
 そんなに都合よく、下位貴族が増えたりはしない。奴隷にできる仕事は決まっている。ならば、どうしているのか。
 だから先ほどのイェレミーアスが教えてくれたようなことが横行しているのだろう。
 劇場の周囲を歩く人たちを観察する。行き交う人の服装に気付き、足を止めるとイェレミーアスが脇へ膝を付いた。
「疲れたら私の膝に腰を掛けていいよ、ヴァン」
「肩をお貸しいただければ十分ですよ、イェレ兄さま」
 答えて通りへ目を向ける。お仕着せを着た青年や少年、擦り切れたお古のドレスの少女たちはどこかの家に侍従や侍女として通いで勤めているのだろうか。ひょっとしたらメイドなのかも知れない。
 侍女や侍従は正社員、メイドはバイト、みたいな感じだと思ってくれていい。メイドや一部使用人には平民もいるが、一生屋敷から出られない。だから貴族の居住区を平民が歩くことはまずない。
 よって貴族の居住区を徒歩で移動している者は少ない。だがぼくの眼前を、明らかに上等な淡い光沢を放つ絹タフタのドレスが紳士にエスコートされて横切って行く。
「ああ……これは早急に対応しないといけませんね……」
 その少ないはずの高位貴族たちが、劇場の周りを歩いているのだ。
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