90 / 187
初めてのお茶会
第90話
しおりを挟む
シャツのボタンを留め終えると、イェレミーアスは紺地の裾に白いラインとリボンが付いた半ズボンを、穿きやすいように差し出す。
「さ、私の肩へ手を置いて。片足ずつどうぞ」
「はい」
オッドマンチェアへ立ち上がり、ズボンの腰に通された紐を結ぶイェレミーアスのつむじを眺める。ジークフリードなら身の回りを世話する侍従や侍女も皆、子爵以上の身分である。当然だが爵位もないぼくに対して伯爵令息にこんな真似、させてはいけない。そんなわけで一応、フレートにもぼくに他の侍女を付けるよう話をしたのだが、深いため息と共に首を横へ振られてしまったのだ。
「ラルクがスヴァンテ様のお世話を出来るようになるまで、イェレミーアス様にお願いすることに決まりました。これはルクレーシャス様からのご指示で、ヨゼフィーネ伯爵夫人にもイェレミーアス様にもご了承頂いていることですので、覆りません」
いつの間にそんなことになったのだろうか。何かあの侍女が問題を起こしたようだ。それならぼくに言ってくれればいいのに、何で仲間外れなんだろ。おまけに見かけなくなったと思っていた、入浴介助の侍従たちも解雇されてしまったようだ。最近はラルクとイェレミーアスとぼくで一緒に入る。もちろん、入浴の時もイェレミーアスがぼくのお世話をしてくれる。これやっぱ、おかしくない? よくないよね?
納得はいかないけど、ルクレーシャスさんが決めたのなら理由があるに違いない。ぼくは渋々頷くしかなかったのである。
「さ、おぐしを整えましょう」
とてもいい笑顔で、イェレミーアスが鏡越しに告げる。とても嫌々やっているようには見えない。だけどダメだよね? これ絶対ダメなやつだよね?
「……はい」
でもこんなことしなくていいって言ったら、ものすごくしょんぼりするんだもん。断り切れない。
鏡台に座らされ、寝ぐせを直しながら髪を梳かれる。
「ヴァンのおぐしは絹糸よりも滑らかでずっと触れていたくなります。だから妖精たちもヴァンのおぐしへ触れたがるのでしょうね」
「そう、かなぁ……?」
「ええ」
寝ぐせがなくなると、イェレミーアスは整えるように軽く表面へブラシを走らせる。ここら辺で妖精たちも加わり、髪に花が編み込まれて行く。伸ばした髪は肩を過ぎ、もうすぐ背中へと達しそうだ。
「さ、参りましょうか」
「はい」
もうね、最近はぼくも抱っこされるプロならイェレミーアスも抱っこするプロですよ。イェレミーアスに抱えられ、食堂までの廊下を行く。
食事はルクレーシャスさん、ヨゼフィーネ伯爵夫人、イェレミーアス、ベアトリクスとぼくで取る。ラルクは最近、フレートにテーブルマナーを習っているようだ。少し寂しいが、ぼくも貴族の常識に慣れて行かなければならない。
食後は各自少々休んだら、ぼくとイェレミーアスは一緒に勉強。ベアトリクスはヨゼフィーネ伯爵夫人にマナーとダンスを習い、午後はぼくらと入れ替わりでぼくらがマナーとダンス、ベアトリクスは女性の家庭教師に勉強を習う。その後はおやつを食べたら、イェレミーアスは剣術の稽古だ。ぼくはイェレミーアスの稽古を見学しつつ、本邸の工事を見守りながら木陰で本を読む。
タウンハウスへ移ってから、ぼくが読書をする時、定位置にしている木陰に現れる精霊がいる。金色の長い髪に、芽吹いたばかりの若芽色の瞳をした精霊だ。話しかけても喋らないので、ぼくは勝手にその精霊を「木漏れ日の精霊」と呼んでいる。木漏れ日の精霊は、ぼくが読書の途中で居眠りしてしまった時などはすぐ傍まで来るけど、大体木の上か幹の陰からこちらを見ているだけだ。
「ひょっとして、離宮のぼくの部屋の窓から時々、こちらを見ていましたか?」
話しかけたら慌てた様子で木の陰へ隠れてしまったけど、多分そうなんだろう。とてもシャイな精霊のようだ。今度ルチ様に知り合いかどうか聞いてみよう。タウンハウスでイノシシや鹿を飼っているという話を聞いたことはないが、背中に花が咲いているイノシシや、角に透明の薔薇が咲いている白い牝鹿が時々庭を散歩している。あれも精霊だろうか。
木漏れ日の精霊が来ない日は好奇心から大工さんたちに色々聞いて回っている。しばらくするとルクレーシャスさんに止められてしまった。邪魔するつもりなんてないのに。その後は大体、イェレミーアスの稽古にローデリヒが合流するので、時には夕餉を食べて行く。
「そうだスヴェン、親父から招待状預かって来た」
「分かりました。ルカ様もご一緒してください。ああ、ヨゼフィーネ伯爵夫人もベアトリクス様も招待されていますね」
「それでは他の招待客を確認しておきますわ」
「ヨゼフィーネ伯爵夫人宛の招待状と、ぼくとイェレ兄さま宛の招待状を見比べてもいいですか」
「ええ、どうぞ」
ぼくがイェレミーアスのことを「イェレ兄さま」と呼ぶと、ローデリヒは横目でイェレミーアスを見て、微かに肩を竦めた。
招待状を見比べる。イェレミーアスへ宛てた招待状は、ヨゼフィーネ伯爵夫人やベアトリクスの名前もあり連名の招待状となっている。だがヨゼフィーネ伯爵夫人とベアトリクスのみに宛てたお茶会の招待状には、お茶会の後に晩餐のお誘いがないことに気づいた。つまりお茶会に呼んだ貴婦人たちは晩餐には呼ばれていない。その時間で話しをしよう、ということだろう。
「オレんちでメシ食っても全然楽しくねーよぉ、スヴェン」
「仕方ないですね……前菜を一品ぼくがお持ちします、とエステン公爵へお伝え願えますか。リヒ様」
「やったぁ! 親父もさ、スヴェンの料理を食うの楽しみにしてるから、早く招待してやってくれよぉ」
「お茶会には、お菓子も持参しますよ」
「かーちゃんも喜ぶよ。何しろ早く妖精に会わせろってうるさいのなんのって」
「妖精かぁ……その呼び方、何とかなりませんかね。何か、ちょっとアホな子っぽいじゃないですか……」
ぼくがぼやくと、イェレミーアスが珍しく強い口調で否定した。
「いいえ、ヴァン。ヴァンの美しさを前に皆、まさに妖精のごとくとしか表現できなくなるのです。馬鹿にしているわけではありません。現に私もフレートもベステル・ヘクセ様も、あなたの美しさに惑わされた不埒者を排除するのにどれだけ苦労していることか」
イェレミーアスがぼくを「ヴァン」と呼んだ瞬間、ローデリヒは仰け反って体ごと視線を動かしイェレミーアスを見た。イェレミーアスは無言でローデリヒへ笑顔を向けている。
「精霊様はスヴァンテ様に危害を加えようとする輩は弾いてくださるのですが、過ぎる好意を抱く不埒者までは弾いてくださらないようで……」
フレートがちょっと遠い目をしてる。なんなの、不埒者って。一体いつ、どこに居たのさ。聞いてないよ、そんなの。最近ぼくに隠しごとが多いんじゃないかな。そういうの、よくないと思うよ。
「無駄ですよ、イェレミーくん。スヴァンくんはほんと、自分の容姿に無頓着だから」
「喋ると分かるのにな。スヴェンは見た目だけなら風が吹いただけで泣いちゃいそうだけど、割りと気が強いし言い返すし負けず嫌いだって」
「……リヒ様は食後のデザートを要らないようです、フレート」
「ふふっ、はい。かしこまりました」
ちょっと大げさなくらいに頬を膨らませて見せる。ローデリヒにはこれくらいしないと伝わらない。みんなぼくの見た目がどうこう言うけど、大した見た目じゃないからね。みんなに比べたら至って普通だ。平凡が一番だよね。
「さ、私の肩へ手を置いて。片足ずつどうぞ」
「はい」
オッドマンチェアへ立ち上がり、ズボンの腰に通された紐を結ぶイェレミーアスのつむじを眺める。ジークフリードなら身の回りを世話する侍従や侍女も皆、子爵以上の身分である。当然だが爵位もないぼくに対して伯爵令息にこんな真似、させてはいけない。そんなわけで一応、フレートにもぼくに他の侍女を付けるよう話をしたのだが、深いため息と共に首を横へ振られてしまったのだ。
「ラルクがスヴァンテ様のお世話を出来るようになるまで、イェレミーアス様にお願いすることに決まりました。これはルクレーシャス様からのご指示で、ヨゼフィーネ伯爵夫人にもイェレミーアス様にもご了承頂いていることですので、覆りません」
いつの間にそんなことになったのだろうか。何かあの侍女が問題を起こしたようだ。それならぼくに言ってくれればいいのに、何で仲間外れなんだろ。おまけに見かけなくなったと思っていた、入浴介助の侍従たちも解雇されてしまったようだ。最近はラルクとイェレミーアスとぼくで一緒に入る。もちろん、入浴の時もイェレミーアスがぼくのお世話をしてくれる。これやっぱ、おかしくない? よくないよね?
納得はいかないけど、ルクレーシャスさんが決めたのなら理由があるに違いない。ぼくは渋々頷くしかなかったのである。
「さ、おぐしを整えましょう」
とてもいい笑顔で、イェレミーアスが鏡越しに告げる。とても嫌々やっているようには見えない。だけどダメだよね? これ絶対ダメなやつだよね?
「……はい」
でもこんなことしなくていいって言ったら、ものすごくしょんぼりするんだもん。断り切れない。
鏡台に座らされ、寝ぐせを直しながら髪を梳かれる。
「ヴァンのおぐしは絹糸よりも滑らかでずっと触れていたくなります。だから妖精たちもヴァンのおぐしへ触れたがるのでしょうね」
「そう、かなぁ……?」
「ええ」
寝ぐせがなくなると、イェレミーアスは整えるように軽く表面へブラシを走らせる。ここら辺で妖精たちも加わり、髪に花が編み込まれて行く。伸ばした髪は肩を過ぎ、もうすぐ背中へと達しそうだ。
「さ、参りましょうか」
「はい」
もうね、最近はぼくも抱っこされるプロならイェレミーアスも抱っこするプロですよ。イェレミーアスに抱えられ、食堂までの廊下を行く。
食事はルクレーシャスさん、ヨゼフィーネ伯爵夫人、イェレミーアス、ベアトリクスとぼくで取る。ラルクは最近、フレートにテーブルマナーを習っているようだ。少し寂しいが、ぼくも貴族の常識に慣れて行かなければならない。
食後は各自少々休んだら、ぼくとイェレミーアスは一緒に勉強。ベアトリクスはヨゼフィーネ伯爵夫人にマナーとダンスを習い、午後はぼくらと入れ替わりでぼくらがマナーとダンス、ベアトリクスは女性の家庭教師に勉強を習う。その後はおやつを食べたら、イェレミーアスは剣術の稽古だ。ぼくはイェレミーアスの稽古を見学しつつ、本邸の工事を見守りながら木陰で本を読む。
タウンハウスへ移ってから、ぼくが読書をする時、定位置にしている木陰に現れる精霊がいる。金色の長い髪に、芽吹いたばかりの若芽色の瞳をした精霊だ。話しかけても喋らないので、ぼくは勝手にその精霊を「木漏れ日の精霊」と呼んでいる。木漏れ日の精霊は、ぼくが読書の途中で居眠りしてしまった時などはすぐ傍まで来るけど、大体木の上か幹の陰からこちらを見ているだけだ。
「ひょっとして、離宮のぼくの部屋の窓から時々、こちらを見ていましたか?」
話しかけたら慌てた様子で木の陰へ隠れてしまったけど、多分そうなんだろう。とてもシャイな精霊のようだ。今度ルチ様に知り合いかどうか聞いてみよう。タウンハウスでイノシシや鹿を飼っているという話を聞いたことはないが、背中に花が咲いているイノシシや、角に透明の薔薇が咲いている白い牝鹿が時々庭を散歩している。あれも精霊だろうか。
木漏れ日の精霊が来ない日は好奇心から大工さんたちに色々聞いて回っている。しばらくするとルクレーシャスさんに止められてしまった。邪魔するつもりなんてないのに。その後は大体、イェレミーアスの稽古にローデリヒが合流するので、時には夕餉を食べて行く。
「そうだスヴェン、親父から招待状預かって来た」
「分かりました。ルカ様もご一緒してください。ああ、ヨゼフィーネ伯爵夫人もベアトリクス様も招待されていますね」
「それでは他の招待客を確認しておきますわ」
「ヨゼフィーネ伯爵夫人宛の招待状と、ぼくとイェレ兄さま宛の招待状を見比べてもいいですか」
「ええ、どうぞ」
ぼくがイェレミーアスのことを「イェレ兄さま」と呼ぶと、ローデリヒは横目でイェレミーアスを見て、微かに肩を竦めた。
招待状を見比べる。イェレミーアスへ宛てた招待状は、ヨゼフィーネ伯爵夫人やベアトリクスの名前もあり連名の招待状となっている。だがヨゼフィーネ伯爵夫人とベアトリクスのみに宛てたお茶会の招待状には、お茶会の後に晩餐のお誘いがないことに気づいた。つまりお茶会に呼んだ貴婦人たちは晩餐には呼ばれていない。その時間で話しをしよう、ということだろう。
「オレんちでメシ食っても全然楽しくねーよぉ、スヴェン」
「仕方ないですね……前菜を一品ぼくがお持ちします、とエステン公爵へお伝え願えますか。リヒ様」
「やったぁ! 親父もさ、スヴェンの料理を食うの楽しみにしてるから、早く招待してやってくれよぉ」
「お茶会には、お菓子も持参しますよ」
「かーちゃんも喜ぶよ。何しろ早く妖精に会わせろってうるさいのなんのって」
「妖精かぁ……その呼び方、何とかなりませんかね。何か、ちょっとアホな子っぽいじゃないですか……」
ぼくがぼやくと、イェレミーアスが珍しく強い口調で否定した。
「いいえ、ヴァン。ヴァンの美しさを前に皆、まさに妖精のごとくとしか表現できなくなるのです。馬鹿にしているわけではありません。現に私もフレートもベステル・ヘクセ様も、あなたの美しさに惑わされた不埒者を排除するのにどれだけ苦労していることか」
イェレミーアスがぼくを「ヴァン」と呼んだ瞬間、ローデリヒは仰け反って体ごと視線を動かしイェレミーアスを見た。イェレミーアスは無言でローデリヒへ笑顔を向けている。
「精霊様はスヴァンテ様に危害を加えようとする輩は弾いてくださるのですが、過ぎる好意を抱く不埒者までは弾いてくださらないようで……」
フレートがちょっと遠い目をしてる。なんなの、不埒者って。一体いつ、どこに居たのさ。聞いてないよ、そんなの。最近ぼくに隠しごとが多いんじゃないかな。そういうの、よくないと思うよ。
「無駄ですよ、イェレミーくん。スヴァンくんはほんと、自分の容姿に無頓着だから」
「喋ると分かるのにな。スヴェンは見た目だけなら風が吹いただけで泣いちゃいそうだけど、割りと気が強いし言い返すし負けず嫌いだって」
「……リヒ様は食後のデザートを要らないようです、フレート」
「ふふっ、はい。かしこまりました」
ちょっと大げさなくらいに頬を膨らませて見せる。ローデリヒにはこれくらいしないと伝わらない。みんなぼくの見た目がどうこう言うけど、大した見た目じゃないからね。みんなに比べたら至って普通だ。平凡が一番だよね。
52
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
転生魔法伝記〜魔法を極めたいと思いますが、それを邪魔する者は排除しておきます〜
凛 伊緒
ファンタジー
不運な事故により、23歳で亡くなってしまった会社員の八笠 美明。
目覚めると見知らぬ人達が美明を取り囲んでいて…
(まさか……転生…?!)
魔法や剣が存在する異世界へと転生してしまっていた美明。
魔法が使える事にわくわくしながらも、王女としての義務もあり──
王女として生まれ変わった美明―リアラ・フィールアが、前世の知識を活かして活躍する『転生ファンタジー』──
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる