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お茶会の終わり
第98話
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ローデリヒの部屋がどこかは知らないが、防犯上の理由から家主の家族の部屋は邸内の二階か三階にあることが多い。少なくとも短時間で行き来できる場所ではないだろう。なのに息一つ切らさず戻って来たローデリヒの手には、ラケットが三つ握られている。少し遅れて到着した護衛騎士が少々気の毒になった。その後ろから、こちらもまた顔色一つ変えずに戻って来たフレートがラケットを差し出す。
「あ、ラケットが来ましたよ。ロン様、まずはイェレ兄さまとリヒ様を見学してから、みんなで遊びましょう?」
「うん!」
軽い気持ちでイェレミーアスとローデリヒの試合を見ようと提案したのだが、運動神経のいい二人の試合だ。プロ選手もかくやという見事なラリー、白熱する心理戦、どちらにも死角なしという打ち合いに気づいたら相当な数のギャラリーが湧いていた。
「すごいよ、これがフリュー? スヴェン様、ボクにも教えて!」
ラケットはフレートが持って来たものを入れて六つ。初めはぼくとイェレミーアス、ローデリヒ、ロマーヌス、イルゼ、ラルクを含めて大きな輪になり軽い打ち合いを楽しんだ。
「あはは、これ楽しいねぇ! スヴェン様、ボクこれほしいな、どこで買えるの?」
「パトリッツィ商会にて販売いたしておりますが、ロン様には後日ぼくから贈らせていただきますね」
「ありがとう、うれしい! これならお母様や姉さんとも一緒に遊べるね!」
実際に打ち合いをしているところを見て、興味が湧いたようだ。誰からともなく、質問が飛び話しかけられる。
「フリュー? スヴァンテ様が考案なさったのですか?」
「これはどこで手に入れられますか?」
「パトリッツィ商会? ぜひわたくしにも紹介していただけますかしら?」
「もう発売しているのですか? ぜひ欲しいわ」
気が付くとローデリヒとイェレミーアスが教えながらかわるがわるにフリューを試し、いつの間にかエステン公爵や公爵夫人も加わっての大遊戯会になっていた。ぼくは久々にフレートに抱っこされて、次々と投げかけられる質問へ答えた。
その中に、一人気になる少女がいた。年齢的にはイルゼと同じか、年上だろう。
冬の日、覚えず触れた白磁のように冷えた肌。夜の帳に似た漆黒の髪。闇から零れ落ちたように深い藍色の瞳は、ここ数日で見慣れた湿度を含んで瞬きもせずぼくだけを捉えている。
フレートの肩を叩いて、下してもらう。フリューをしているローデリヒとロマーヌスをぼくのすぐ横で見ていたイルゼへ声をかけた。
「イルゼ嬢、彼女をご存知ですか?」
ぼくが視線で示す先を、実に貴族らしい仕草で直視を避けて見た後、イルゼは広げた扇で口元を隠しながら答えた。
「彼女はミレッカー家のご令嬢、ビルギット様ですわ」
ミレッカー。
その名を聞いた瞬間、血の気が引いた。指先が冷えて行く。
「そういえば、イルゼ嬢と彼女は従姉妹、でしたね……」
「ええ、ビルケは二歳年上ですのよ。年も近いので来年はビルケと同じグラーツ高等貴族女子学校へ通う予定ですわ」
人だかりのせいか、何だか空気が薄い。ふらついたぼくを、大きな手が支える。
「こら。君は自分の体に無頓着すぎる」
「ルカ様……ふわふわします……」
「なんだよ、スヴェン。目ぇ回しちまったのか?」
「悪いね、リヒくん。スヴァンくんを少し休ませてもらえるかい?」
「いいよ。いいだろ、かーちゃん。スヴェンをうちに泊めても」
「ええ、ぜひそうして。ではわたくしはヨゼフィーネ様とベアトリクスも今日はうちに泊まるように伝えて来るわ」
「ああ、そうしなさい。ベステル・ヘクセ殿を我が家へお泊めできるなんて名誉なことだ」
そういうつもりではあったけど、こういう流れで話しを出すつもりではなかった。ぼくはルクレーシャスさんに抱えられながら、力なく呟いた。
「よろしくお願いします……」
「しかたねぇな。スヴェンは弱っちいからな。好きなだけ泊まって行けよ」
これでぼくの病弱設定はおそらく、皇国中に知れ渡ってしまうことだろう。ぼくは認識を改めなければならないかもしれない。ぼく、本当に病弱かも。だがこれだけは絶対に忘れてはならない。ふわふわと定まらない視界の中、ぼくはフレートに伝えた。
「フレート、マウロさんにフリューを増産するように伝えて……!」
「スヴァンテ様、今はそれどころではありません……!」
「ダメです、今じゃなきゃ。商機は逃しちゃいけません……っ」
忠実な執事は首を横へ振りながら大きなため息を一つ、吐き出した。
借りた客間で少し休んで、ぼくが持って来た前菜の温め方をエステン公爵家の料理人へ伝え、侍従の案内で応接室へ入ると見慣れた顔が手を上げた。
「おお。スヴェン、人に酔って倒れたって?」
「ジーク様……」
この皇太子はぼくが離宮を出てから、こうも気軽に皇宮の外へ出かけて来るのはどうかと思う。ぼくの表情を見て、ジークフリードは僅かに苦笑いをした。
「悪巧みは全員で、だろう?」
「……ですね」
前菜を多めに持って来ておいてよかった。自家製ベーコンとほうれん草に似た葉野菜のキッシュと、茹でたジャガイモみたいな野菜にチーズを混ぜて味を整えたものをカツオに似た赤身魚で包んだものだ。
「早く、早くメシにしようぜ! スヴェン!」
甘酸っぱいドレッシングのハト麦のサラダは、トマトやバジルが入っていてカラフルで目に楽しい。その後にぼくが持って来た前菜二品、それからコーンの冷製ポタージュ。メインは白身魚のムニエルと牛の赤ワイン煮。さすがエステン公爵邸の晩餐。大分フランス料理のコースに近いけど、調理法や味付けが単調っていうか、極端なんだよね。遠い国から交易でしか手に入らないスパイスをふんだんに使うのが貴族の贅沢とかで、舌がおかしくなりそうなくらいのスパイスで味付けされててお出汁文化の日本人であるぼくには合わない。それはぼくが前世日本人だったからだと思っていたんだけど、ぼくの料理が美味しいと言う人を見るに、やっぱりスパイスどばーって料理が口に合わないと思ってる人は居たんだろう。
「これは……生、生なのねこのお魚美味しいわ!」
「ふむ……これは生魚を調味料に漬け込んである、のか……」
そう、漬けです! この世界、西洋ファンタジーな設定らしくて生魚を食べる習慣がないんだよね。でも日本人は刺身が食べたいし、醤油もほしい。まぁ、醤油はなかったんだけど。なので味付けはザネルラ共和国産の魚醤を使っている。さらにルクレーシャスさんに氷結魔法をかけてもらった箱に入れて持って来た。簡易冷蔵庫みたいなものだ。
しかしエステン公爵はさすがに舌が肥えている。ぼくが持参した前菜の評判は上々のようだ。
そういえば、離宮を出て初めて知ったんだけどこの世界では食事を昼夜の二回しか食べない。貴族でも、だ。むしろ貴族の方が厳格にこのルールを守っている。何故ならデ・ランダル神教では暴食が罪だからだ。ぼくはそんなこと知らないので普通に三食食べていた。三食食べるのは重労働を行う平民とか奴隷だけなんだって。そしてフレートやベッテがそれを止めなかったのは、ぼくの体が細いからだったらしく……。早く言ってほしかった。
「スヴェンの作るものは美味いからな。リヒが毎日のように通っていると聞いて、悔しくて仕方ない」
ジークフリードが上機嫌で話す。晩餐は終始、和やかに進んだ。最後に紅茶が運ばれて来た頃、ジークフリードが口火を切る。
「で、今後どうするか、だ」
「あ、ラケットが来ましたよ。ロン様、まずはイェレ兄さまとリヒ様を見学してから、みんなで遊びましょう?」
「うん!」
軽い気持ちでイェレミーアスとローデリヒの試合を見ようと提案したのだが、運動神経のいい二人の試合だ。プロ選手もかくやという見事なラリー、白熱する心理戦、どちらにも死角なしという打ち合いに気づいたら相当な数のギャラリーが湧いていた。
「すごいよ、これがフリュー? スヴェン様、ボクにも教えて!」
ラケットはフレートが持って来たものを入れて六つ。初めはぼくとイェレミーアス、ローデリヒ、ロマーヌス、イルゼ、ラルクを含めて大きな輪になり軽い打ち合いを楽しんだ。
「あはは、これ楽しいねぇ! スヴェン様、ボクこれほしいな、どこで買えるの?」
「パトリッツィ商会にて販売いたしておりますが、ロン様には後日ぼくから贈らせていただきますね」
「ありがとう、うれしい! これならお母様や姉さんとも一緒に遊べるね!」
実際に打ち合いをしているところを見て、興味が湧いたようだ。誰からともなく、質問が飛び話しかけられる。
「フリュー? スヴァンテ様が考案なさったのですか?」
「これはどこで手に入れられますか?」
「パトリッツィ商会? ぜひわたくしにも紹介していただけますかしら?」
「もう発売しているのですか? ぜひ欲しいわ」
気が付くとローデリヒとイェレミーアスが教えながらかわるがわるにフリューを試し、いつの間にかエステン公爵や公爵夫人も加わっての大遊戯会になっていた。ぼくは久々にフレートに抱っこされて、次々と投げかけられる質問へ答えた。
その中に、一人気になる少女がいた。年齢的にはイルゼと同じか、年上だろう。
冬の日、覚えず触れた白磁のように冷えた肌。夜の帳に似た漆黒の髪。闇から零れ落ちたように深い藍色の瞳は、ここ数日で見慣れた湿度を含んで瞬きもせずぼくだけを捉えている。
フレートの肩を叩いて、下してもらう。フリューをしているローデリヒとロマーヌスをぼくのすぐ横で見ていたイルゼへ声をかけた。
「イルゼ嬢、彼女をご存知ですか?」
ぼくが視線で示す先を、実に貴族らしい仕草で直視を避けて見た後、イルゼは広げた扇で口元を隠しながら答えた。
「彼女はミレッカー家のご令嬢、ビルギット様ですわ」
ミレッカー。
その名を聞いた瞬間、血の気が引いた。指先が冷えて行く。
「そういえば、イルゼ嬢と彼女は従姉妹、でしたね……」
「ええ、ビルケは二歳年上ですのよ。年も近いので来年はビルケと同じグラーツ高等貴族女子学校へ通う予定ですわ」
人だかりのせいか、何だか空気が薄い。ふらついたぼくを、大きな手が支える。
「こら。君は自分の体に無頓着すぎる」
「ルカ様……ふわふわします……」
「なんだよ、スヴェン。目ぇ回しちまったのか?」
「悪いね、リヒくん。スヴァンくんを少し休ませてもらえるかい?」
「いいよ。いいだろ、かーちゃん。スヴェンをうちに泊めても」
「ええ、ぜひそうして。ではわたくしはヨゼフィーネ様とベアトリクスも今日はうちに泊まるように伝えて来るわ」
「ああ、そうしなさい。ベステル・ヘクセ殿を我が家へお泊めできるなんて名誉なことだ」
そういうつもりではあったけど、こういう流れで話しを出すつもりではなかった。ぼくはルクレーシャスさんに抱えられながら、力なく呟いた。
「よろしくお願いします……」
「しかたねぇな。スヴェンは弱っちいからな。好きなだけ泊まって行けよ」
これでぼくの病弱設定はおそらく、皇国中に知れ渡ってしまうことだろう。ぼくは認識を改めなければならないかもしれない。ぼく、本当に病弱かも。だがこれだけは絶対に忘れてはならない。ふわふわと定まらない視界の中、ぼくはフレートに伝えた。
「フレート、マウロさんにフリューを増産するように伝えて……!」
「スヴァンテ様、今はそれどころではありません……!」
「ダメです、今じゃなきゃ。商機は逃しちゃいけません……っ」
忠実な執事は首を横へ振りながら大きなため息を一つ、吐き出した。
借りた客間で少し休んで、ぼくが持って来た前菜の温め方をエステン公爵家の料理人へ伝え、侍従の案内で応接室へ入ると見慣れた顔が手を上げた。
「おお。スヴェン、人に酔って倒れたって?」
「ジーク様……」
この皇太子はぼくが離宮を出てから、こうも気軽に皇宮の外へ出かけて来るのはどうかと思う。ぼくの表情を見て、ジークフリードは僅かに苦笑いをした。
「悪巧みは全員で、だろう?」
「……ですね」
前菜を多めに持って来ておいてよかった。自家製ベーコンとほうれん草に似た葉野菜のキッシュと、茹でたジャガイモみたいな野菜にチーズを混ぜて味を整えたものをカツオに似た赤身魚で包んだものだ。
「早く、早くメシにしようぜ! スヴェン!」
甘酸っぱいドレッシングのハト麦のサラダは、トマトやバジルが入っていてカラフルで目に楽しい。その後にぼくが持って来た前菜二品、それからコーンの冷製ポタージュ。メインは白身魚のムニエルと牛の赤ワイン煮。さすがエステン公爵邸の晩餐。大分フランス料理のコースに近いけど、調理法や味付けが単調っていうか、極端なんだよね。遠い国から交易でしか手に入らないスパイスをふんだんに使うのが貴族の贅沢とかで、舌がおかしくなりそうなくらいのスパイスで味付けされててお出汁文化の日本人であるぼくには合わない。それはぼくが前世日本人だったからだと思っていたんだけど、ぼくの料理が美味しいと言う人を見るに、やっぱりスパイスどばーって料理が口に合わないと思ってる人は居たんだろう。
「これは……生、生なのねこのお魚美味しいわ!」
「ふむ……これは生魚を調味料に漬け込んである、のか……」
そう、漬けです! この世界、西洋ファンタジーな設定らしくて生魚を食べる習慣がないんだよね。でも日本人は刺身が食べたいし、醤油もほしい。まぁ、醤油はなかったんだけど。なので味付けはザネルラ共和国産の魚醤を使っている。さらにルクレーシャスさんに氷結魔法をかけてもらった箱に入れて持って来た。簡易冷蔵庫みたいなものだ。
しかしエステン公爵はさすがに舌が肥えている。ぼくが持参した前菜の評判は上々のようだ。
そういえば、離宮を出て初めて知ったんだけどこの世界では食事を昼夜の二回しか食べない。貴族でも、だ。むしろ貴族の方が厳格にこのルールを守っている。何故ならデ・ランダル神教では暴食が罪だからだ。ぼくはそんなこと知らないので普通に三食食べていた。三食食べるのは重労働を行う平民とか奴隷だけなんだって。そしてフレートやベッテがそれを止めなかったのは、ぼくの体が細いからだったらしく……。早く言ってほしかった。
「スヴェンの作るものは美味いからな。リヒが毎日のように通っていると聞いて、悔しくて仕方ない」
ジークフリードが上機嫌で話す。晩餐は終始、和やかに進んだ。最後に紅茶が運ばれて来た頃、ジークフリードが口火を切る。
「で、今後どうするか、だ」
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