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一章 女神様と同居編
4話 「タイムセール好きの女神様」
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「急ぎますよ如月くん」
「お、おぉ」
日曜日の夕方16時50分。
俺と柊は近所にある大きめのスーパーに居た。
こうなった経緯は、昼に遡る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「夕方にスーパーに行きましょう」
「良いけど、メモ書いてくれれば俺1人で行くぞ…?」
俺が言うと、柊は見ていたチラシをテーブルに広げ、ある場所を指さした。
そこには、"17時からのタイムセール!醤油お一人様一品限り"と書いてあった。
「私と如月くんで行けばお醤油が2本買えます。 確か今日は牛乳やお肉が安い日でもあるので、沢山買いたいんです」
「な、なるほど…?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
といった経緯である。
醤油売り場には、大勢の主婦達がいた。
波に揉まれながらもなんとか醤油を2本ゲットし、カゴに入れる。
「流石男性ですね。私だったら弾き飛ばされてました」
「俺もだいぶボロボロだけどな。主婦怖い」
その後は足りない食材を買い、レジに並ぶ。
2人分という事もあり、どうしても量は増えてしまう。
醤油がある為お互い別々に会計し、袋に詰める。
俺はレジ袋を買ったのだが、隣では柊がエコバッグを取り出していた。
タイムセール好きの女神様か。
袋に詰めながら笑う。
袋に詰め終え、柊の分の荷物も持つ。
「え…流石に片方持ちますよ」
「これくらい大丈夫だ」
「でも…」
「早くいくぞ。腹減った」
「…ありがとうございます」
俺達は、2人でスーパーを出た。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「明日からは学校です」
「そうだな」
夕飯のカレーを食べ終え、リビングで寛いでいた。
「学校が始まるに当たって、注意すべき点があります」
「俺らの関係だろ?」
「正解です」
「流石に女神様が俺みたいな陰キャと仲良くしてるのがバレたら大問題だしな」
学校で俺達は話した事がない。
それどころか、柊は俺の名前すら知らなかったしな。
そんな2人が急に親しげにしていたら周りはびっくりするだろう。
最悪陰口を言われるかもしれない。
柊を見ると、不機嫌そうな顔をしていた。
「ど、どうした…?」
「その…女神様とか…陰キャとか…そういうの、嫌いです」
俺と目を合わせずに言う。
「学校では立ち位置があるので受け入れてますが、女神様とか…私はそんな存在じゃないです」
「まぁお前結構毒舌だもんな」
「うるさいです」
可愛く睨んでくる柊に対して、俺は笑う。
「まぁでも、俺は今の柊の方が好きかな。 学校でのお前にはなんか壁を感じてたんだ」
「す、す…っ…!」
顔が面白いくらい真っ赤になっている柊を見て、俺は自分の失言に気がついた。
「ち、違うぞ!? 好きって言うのは親しみやすいって意味で!別に異性として好きとかそう言うんじゃない!」
「そ、そこまで否定されると逆に凹みますね…」
「えぇ…じゃあどうすりゃいいんだよ…」
「ふふ、冗談です」
柊は、小さく笑った。
「さて、話を戻しましょう。 私は如月くんとはクラスが別なので、今まで通り生活をしていればバレる事はまずないでしょう。
問題は登下校です。 なので、お互い別々に家を出ましょう」
「了解した」
「何かどうしても用事がある場合は、チャットを下さい」
そう言って、俺は柊とチャットアプリの連絡先を交換した。
男子が喉から手が出る程欲しいだろう柊の連絡先をサラッとゲットしてしまった。
「明日は教科書買ったり、先生に報告したりしなきゃだから忙しくなりそうだ」
「ですね…」
「ま、でも報告だけしちゃえばあとはいつも通りだからな。風呂沸かしてくる」
「お願いします」
風呂を沸かすのは、その時手が空いている人という決まりになった。
俺は念入りに浴槽を掃除してからお湯を溜める。
なんだかんだで3日目か。
早いもんだな。と思いながら洗面所を出る。
リビングに行くと、リビングには柊の姿はなく、柊の寝室からガサゴソと音が聞こえてきた。
きっと明日の準備をしてるのだろう。
俺も寝室に入り明日の準備をし、順番に風呂に入ってから、その日は早めに寝た。
「お、おぉ」
日曜日の夕方16時50分。
俺と柊は近所にある大きめのスーパーに居た。
こうなった経緯は、昼に遡る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「夕方にスーパーに行きましょう」
「良いけど、メモ書いてくれれば俺1人で行くぞ…?」
俺が言うと、柊は見ていたチラシをテーブルに広げ、ある場所を指さした。
そこには、"17時からのタイムセール!醤油お一人様一品限り"と書いてあった。
「私と如月くんで行けばお醤油が2本買えます。 確か今日は牛乳やお肉が安い日でもあるので、沢山買いたいんです」
「な、なるほど…?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
といった経緯である。
醤油売り場には、大勢の主婦達がいた。
波に揉まれながらもなんとか醤油を2本ゲットし、カゴに入れる。
「流石男性ですね。私だったら弾き飛ばされてました」
「俺もだいぶボロボロだけどな。主婦怖い」
その後は足りない食材を買い、レジに並ぶ。
2人分という事もあり、どうしても量は増えてしまう。
醤油がある為お互い別々に会計し、袋に詰める。
俺はレジ袋を買ったのだが、隣では柊がエコバッグを取り出していた。
タイムセール好きの女神様か。
袋に詰めながら笑う。
袋に詰め終え、柊の分の荷物も持つ。
「え…流石に片方持ちますよ」
「これくらい大丈夫だ」
「でも…」
「早くいくぞ。腹減った」
「…ありがとうございます」
俺達は、2人でスーパーを出た。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「明日からは学校です」
「そうだな」
夕飯のカレーを食べ終え、リビングで寛いでいた。
「学校が始まるに当たって、注意すべき点があります」
「俺らの関係だろ?」
「正解です」
「流石に女神様が俺みたいな陰キャと仲良くしてるのがバレたら大問題だしな」
学校で俺達は話した事がない。
それどころか、柊は俺の名前すら知らなかったしな。
そんな2人が急に親しげにしていたら周りはびっくりするだろう。
最悪陰口を言われるかもしれない。
柊を見ると、不機嫌そうな顔をしていた。
「ど、どうした…?」
「その…女神様とか…陰キャとか…そういうの、嫌いです」
俺と目を合わせずに言う。
「学校では立ち位置があるので受け入れてますが、女神様とか…私はそんな存在じゃないです」
「まぁお前結構毒舌だもんな」
「うるさいです」
可愛く睨んでくる柊に対して、俺は笑う。
「まぁでも、俺は今の柊の方が好きかな。 学校でのお前にはなんか壁を感じてたんだ」
「す、す…っ…!」
顔が面白いくらい真っ赤になっている柊を見て、俺は自分の失言に気がついた。
「ち、違うぞ!? 好きって言うのは親しみやすいって意味で!別に異性として好きとかそう言うんじゃない!」
「そ、そこまで否定されると逆に凹みますね…」
「えぇ…じゃあどうすりゃいいんだよ…」
「ふふ、冗談です」
柊は、小さく笑った。
「さて、話を戻しましょう。 私は如月くんとはクラスが別なので、今まで通り生活をしていればバレる事はまずないでしょう。
問題は登下校です。 なので、お互い別々に家を出ましょう」
「了解した」
「何かどうしても用事がある場合は、チャットを下さい」
そう言って、俺は柊とチャットアプリの連絡先を交換した。
男子が喉から手が出る程欲しいだろう柊の連絡先をサラッとゲットしてしまった。
「明日は教科書買ったり、先生に報告したりしなきゃだから忙しくなりそうだ」
「ですね…」
「ま、でも報告だけしちゃえばあとはいつも通りだからな。風呂沸かしてくる」
「お願いします」
風呂を沸かすのは、その時手が空いている人という決まりになった。
俺は念入りに浴槽を掃除してからお湯を溜める。
なんだかんだで3日目か。
早いもんだな。と思いながら洗面所を出る。
リビングに行くと、リビングには柊の姿はなく、柊の寝室からガサゴソと音が聞こえてきた。
きっと明日の準備をしてるのだろう。
俺も寝室に入り明日の準備をし、順番に風呂に入ってから、その日は早めに寝た。
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