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一章 女神様と同居編
5話 「学校での女神様」
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「如月くん。朝ですよ」
「ん…おー…」
「ほら、顔を洗いましょう」
「おー…」
昨日のように洗面所に連れて行かれ、顔を洗い意識を覚醒させる。
「次は制服に着替えて来てください。 朝ごはんはもう準備してありますので」
柊は、もう既に制服に着替えていた。
紺色のブレザーに、キャメルのチェック柄のスカートは、柊の金色の髪の毛にとても似合っていた。
「どうかしましたか?」
ジッと見ているのを不審がった柊が聞いてくる。
「い、いや、なんでもない。 着替えてくる」
制服に着替えてリビングに行くと、テーブルの上には白米とだし巻き卵とウィンナー、そして味噌汁が置かれていた。
「おぉ美味そう」
「朝なのであまり凝った物ではないですけどね」
「味噌汁があるだけでもありがたいよ」
昨日はカレーだったから味噌汁がなかったのだが、ずっと飲みたいと思っていた。
味噌汁から口を付けると、やはり美味しかった。
優しい味わいが口の中に広がっていく。
だし巻き卵も俺好みの甘めになっており、ウインナーと相性がいい。
最高の朝ごはんだ。
「美味かったぁ~、ご馳走様」
「美味しそうに食べていただけると作りがいがあります」
柊も食べ終わると、鞄を持って立ち上がった。
「では、私は先に学校へ行きますね。 ガスの元栓や戸締りは確認済みなので、如月くんも遅れないように来て下さいね」
「分かった。皿洗ったら行くよ」
「はい。では、行ってきます」
「行ってらっしゃい。気をつけろよ」
そう言うと、柊は笑顔で出て行った。
俺も皿洗いを済ませ、少し休んでから家を出た。
前に住んでたアパートからこのマンションまでは徒歩で10分程度なので、十分間に合うだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学校につき、すぐに職員室へ行き、火事になり自宅が全焼したことを伝えた。
すると、すでに朝に両親から伝えられていたらしく、すんなり教科書が手渡された。
どうやら教科書代も両親が払ってくれていたらしい。
本当に優しい親で助かるな。
心の中で両親に感謝し、教科書を持って教室へ向かった。
1-2教室へ入ると、教科書を持った俺に皆疑問の眼差しを向けるが、気にせず席に座る。
「やぁ陽太。どうしたんだいその教科書?」
「春樹か」
爽やかな笑顔を浮かべながら話しかけてきたこの男は、俺が入学してから初めて出来た友達の、海堂春樹(かいどうはるき)だ。
染めているらしいオレンジ色の髪の毛をしている。
「家が燃えて全部無くなった」
「へぇそうなのかい。家が燃え…え?家が燃え…って、大丈夫なのかい…?」
春樹の心配する表情に珍しいなと思いながら、頷く。
「一時は焦ったけどなんとかなったよ。 当分はホテル暮らしだけどな」
「大変だね…僕に出来る事があったら、気軽に相談してくれたまえよ」
「さんきゅー、助かる」
春樹は話し方のせいでよく変わり者扱いをされるが、根はかなりの善人だ。
そんな春樹と友達になれた事を心から嬉しく思っている。
「おはよう…って、どうしたの陽太その教科書…」
隣の席に鞄を置いた物静かな少女は、青葉七海(あおばななみ)だ。
七海は春樹の小さい頃からの幼馴染らしく、よく暴走しがちな春樹のストッパーになってくれている。
灰色の地毛でロングヘアーの美少女だ。
ファンクラブがあるらしく、この学校に柊が居なかったら間違いなく七海が女神様と呼ばれていただろう。
ただ、七海は人見知りの毒舌だから、愛称が女神になっていたかは分からないが。
「陽太の家が全焼したらしいよ」
「ハル。またそうやって冗談言わないで、全焼なんてそんな事…」
「いや、本当だぞ」
ハルとは、七海が春樹を呼ぶ時のあだ名だ。
春樹の言葉を俺が肯定すると、七海は目をパチクリさせる。
「え…大丈夫なの…?」
「今はホテル暮らしだから、生活面は大丈夫だ。 財布とか通帳印鑑は常にバッグに入れてたしな」
「そっか…なら良かった」
「なら、陽太が落ち着くまでは遊ぶのは無しだね」
俺と春樹と七海は、よく3人で放課後に遊びに行っていた。
食べ歩きしたり、カラオケに行ったり。
だが、正直今はバタバタすぎて俺には余裕がない。
「だな、もう少し経てば楽になると思うから、またその時は誘ってくれ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日の3時間目はクラス合同の体育だった。
合同といっても、いつも合同というわけではなく、今回は持久走の記録を測る為だ。
「はぁ…持久走なんて将来なんの役に立つの…?」
「僕も同意見だよ七海…ただ走るだけの何が楽しいんだい…」
俺の目の前で、春樹と七海が露骨に嫌そうな顔をしている。
かくいう俺もあまり持久走は好きじゃない。
そんな2人に苦笑いしていると、男子達の歓声が上がった。
なんだ?と思いふりかえると、男子達の視線の先には、俺が住んでいる家の家主、柊渚咲が居た。
柊は他の女子達と楽しく喋っており、その姿を見て男子達が騒いでいるのだ。
「やっぱり可愛いなぁ女神様…!」
「同じクラスの男子が羨ましいぜちくしょう!!」
「俺、持久走10位以内に入れたら告白するんだ」
「んじゃ俺は20位以内!」
「俺は30位以内!!」
どんどん告白のハードルが下がっている会話に苦笑いをする。
やはり柊の人気は別格だな…
そんな柊を見ていると、柊と目があった。
すると、柊は笑顔で手をヒラヒラと振ってきた。
あまりの破壊力に顔を逸らすと、また男子達の歓声が上がった。
「今俺に手振ったか!?」
「いや俺だろ!絶対に俺!」
「ちょっと俺告白してくるわ!」
そんな男子達を見て、七海はジト目をする。
「あほくさ…」
「まぁまぁ。あれが彼らの青春なのさ」
春樹は柊に目を奪われる事のない数少ない男子生徒の1人だ。
「でも、疲れないのかな…いつも笑顔振りまいて」
七海が呟く。
「それは当人にしか分からないだろうね」
「私があの人の立場だったら嫌になるよ」
「それは七海が人見知りだからじゃないかい?」
そんな2人の会話を聞き、笑みが溢れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「どういうつもりだ」
自宅に帰り、先に帰って夕飯を作っていた柊に言う。
渚咲はきょとんと首を傾げる。
「…今日の体育の時、あれ俺に手振ってただろ」
「あら、如月くんは意外と自意識過剰なのですね」
「…からかうな」
そう言うと、柊はふふっと笑った。
やはり、学校で見せる笑顔と家で見せる笑顔は明らかにちがう。
「冗談です。 如月くんが見えたので、バレないかな?と思って手振っちゃいました」
「確かに他の男子いたからバレる可能性は低かったけどな…」
「普段はあんな事はしないので安心して下さい」
「ならいいけど…」
「ごめんなさい。そんなに嫌がられるとは思ってませんでした」
頭を下げてくる柊に、慌てて首を振る。
「べ、別に嫌ってわけじゃないぞ…。ただ、バレたら柊が困るだろ」
「あら、私の事を心配してくれてたんですね」
「そりゃそうだろ。 ただでさえ迷惑ばかりかけてんのに」
俺が言うと、柊は優しい笑みで顔を振った。
「迷惑だなんて思ってませんよ? 如月くんと一緒に生活するの楽しいですし」
「なっ…」
「ずっと1人で生活してたので、素で話せる人が出来て本当に嬉しいんです。 如月くんは素の私を見ても嫌な顔しないし」
自分の顔が熱くなっているのを感じる。
「あとはそうですね、私を1人の人間として見てくれるし」
「いや、お前は人間だろ?」
「はい、人間です。 でも、学校の人達は私を同じ立場で接してくれません。 自分の容姿が人より優れている自覚はありますが、気軽に男性に話しかけたら勘違いされるのは辛いです。
教科書を忘れた男子に教科書を見せたらその場で告白された事もあるんですよ?」
「まじか」
「だから、如月くんと話していると気が楽なんです。 如月くんなら、あの日公園に居たのが私じゃなくても声をかけたでしょう?」
あの日というのは、初めて会った日の事だろう。
「…どうだかな。 お前の好感度を稼ぐ為に近づいた可能性もあるぞ?」
「だったら自分からそんな事は言いませんよ」
そう言って、柊は笑った。
俺は誤魔化すように頭をかく。
「なので、これからもよろしくお願いします」
そう言って、柊は頭を下げた。
「…それはこっちの台詞なんだけどな」
すると、柊は笑った。
「まぁ…新しい物件が見つかるまで、よろしく頼む」
「……はい」
そう言った柊の顔は、心なしか悲しそうに見えた。
「ん…おー…」
「ほら、顔を洗いましょう」
「おー…」
昨日のように洗面所に連れて行かれ、顔を洗い意識を覚醒させる。
「次は制服に着替えて来てください。 朝ごはんはもう準備してありますので」
柊は、もう既に制服に着替えていた。
紺色のブレザーに、キャメルのチェック柄のスカートは、柊の金色の髪の毛にとても似合っていた。
「どうかしましたか?」
ジッと見ているのを不審がった柊が聞いてくる。
「い、いや、なんでもない。 着替えてくる」
制服に着替えてリビングに行くと、テーブルの上には白米とだし巻き卵とウィンナー、そして味噌汁が置かれていた。
「おぉ美味そう」
「朝なのであまり凝った物ではないですけどね」
「味噌汁があるだけでもありがたいよ」
昨日はカレーだったから味噌汁がなかったのだが、ずっと飲みたいと思っていた。
味噌汁から口を付けると、やはり美味しかった。
優しい味わいが口の中に広がっていく。
だし巻き卵も俺好みの甘めになっており、ウインナーと相性がいい。
最高の朝ごはんだ。
「美味かったぁ~、ご馳走様」
「美味しそうに食べていただけると作りがいがあります」
柊も食べ終わると、鞄を持って立ち上がった。
「では、私は先に学校へ行きますね。 ガスの元栓や戸締りは確認済みなので、如月くんも遅れないように来て下さいね」
「分かった。皿洗ったら行くよ」
「はい。では、行ってきます」
「行ってらっしゃい。気をつけろよ」
そう言うと、柊は笑顔で出て行った。
俺も皿洗いを済ませ、少し休んでから家を出た。
前に住んでたアパートからこのマンションまでは徒歩で10分程度なので、十分間に合うだろう。
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学校につき、すぐに職員室へ行き、火事になり自宅が全焼したことを伝えた。
すると、すでに朝に両親から伝えられていたらしく、すんなり教科書が手渡された。
どうやら教科書代も両親が払ってくれていたらしい。
本当に優しい親で助かるな。
心の中で両親に感謝し、教科書を持って教室へ向かった。
1-2教室へ入ると、教科書を持った俺に皆疑問の眼差しを向けるが、気にせず席に座る。
「やぁ陽太。どうしたんだいその教科書?」
「春樹か」
爽やかな笑顔を浮かべながら話しかけてきたこの男は、俺が入学してから初めて出来た友達の、海堂春樹(かいどうはるき)だ。
染めているらしいオレンジ色の髪の毛をしている。
「家が燃えて全部無くなった」
「へぇそうなのかい。家が燃え…え?家が燃え…って、大丈夫なのかい…?」
春樹の心配する表情に珍しいなと思いながら、頷く。
「一時は焦ったけどなんとかなったよ。 当分はホテル暮らしだけどな」
「大変だね…僕に出来る事があったら、気軽に相談してくれたまえよ」
「さんきゅー、助かる」
春樹は話し方のせいでよく変わり者扱いをされるが、根はかなりの善人だ。
そんな春樹と友達になれた事を心から嬉しく思っている。
「おはよう…って、どうしたの陽太その教科書…」
隣の席に鞄を置いた物静かな少女は、青葉七海(あおばななみ)だ。
七海は春樹の小さい頃からの幼馴染らしく、よく暴走しがちな春樹のストッパーになってくれている。
灰色の地毛でロングヘアーの美少女だ。
ファンクラブがあるらしく、この学校に柊が居なかったら間違いなく七海が女神様と呼ばれていただろう。
ただ、七海は人見知りの毒舌だから、愛称が女神になっていたかは分からないが。
「陽太の家が全焼したらしいよ」
「ハル。またそうやって冗談言わないで、全焼なんてそんな事…」
「いや、本当だぞ」
ハルとは、七海が春樹を呼ぶ時のあだ名だ。
春樹の言葉を俺が肯定すると、七海は目をパチクリさせる。
「え…大丈夫なの…?」
「今はホテル暮らしだから、生活面は大丈夫だ。 財布とか通帳印鑑は常にバッグに入れてたしな」
「そっか…なら良かった」
「なら、陽太が落ち着くまでは遊ぶのは無しだね」
俺と春樹と七海は、よく3人で放課後に遊びに行っていた。
食べ歩きしたり、カラオケに行ったり。
だが、正直今はバタバタすぎて俺には余裕がない。
「だな、もう少し経てば楽になると思うから、またその時は誘ってくれ」
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今日の3時間目はクラス合同の体育だった。
合同といっても、いつも合同というわけではなく、今回は持久走の記録を測る為だ。
「はぁ…持久走なんて将来なんの役に立つの…?」
「僕も同意見だよ七海…ただ走るだけの何が楽しいんだい…」
俺の目の前で、春樹と七海が露骨に嫌そうな顔をしている。
かくいう俺もあまり持久走は好きじゃない。
そんな2人に苦笑いしていると、男子達の歓声が上がった。
なんだ?と思いふりかえると、男子達の視線の先には、俺が住んでいる家の家主、柊渚咲が居た。
柊は他の女子達と楽しく喋っており、その姿を見て男子達が騒いでいるのだ。
「やっぱり可愛いなぁ女神様…!」
「同じクラスの男子が羨ましいぜちくしょう!!」
「俺、持久走10位以内に入れたら告白するんだ」
「んじゃ俺は20位以内!」
「俺は30位以内!!」
どんどん告白のハードルが下がっている会話に苦笑いをする。
やはり柊の人気は別格だな…
そんな柊を見ていると、柊と目があった。
すると、柊は笑顔で手をヒラヒラと振ってきた。
あまりの破壊力に顔を逸らすと、また男子達の歓声が上がった。
「今俺に手振ったか!?」
「いや俺だろ!絶対に俺!」
「ちょっと俺告白してくるわ!」
そんな男子達を見て、七海はジト目をする。
「あほくさ…」
「まぁまぁ。あれが彼らの青春なのさ」
春樹は柊に目を奪われる事のない数少ない男子生徒の1人だ。
「でも、疲れないのかな…いつも笑顔振りまいて」
七海が呟く。
「それは当人にしか分からないだろうね」
「私があの人の立場だったら嫌になるよ」
「それは七海が人見知りだからじゃないかい?」
そんな2人の会話を聞き、笑みが溢れた。
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「どういうつもりだ」
自宅に帰り、先に帰って夕飯を作っていた柊に言う。
渚咲はきょとんと首を傾げる。
「…今日の体育の時、あれ俺に手振ってただろ」
「あら、如月くんは意外と自意識過剰なのですね」
「…からかうな」
そう言うと、柊はふふっと笑った。
やはり、学校で見せる笑顔と家で見せる笑顔は明らかにちがう。
「冗談です。 如月くんが見えたので、バレないかな?と思って手振っちゃいました」
「確かに他の男子いたからバレる可能性は低かったけどな…」
「普段はあんな事はしないので安心して下さい」
「ならいいけど…」
「ごめんなさい。そんなに嫌がられるとは思ってませんでした」
頭を下げてくる柊に、慌てて首を振る。
「べ、別に嫌ってわけじゃないぞ…。ただ、バレたら柊が困るだろ」
「あら、私の事を心配してくれてたんですね」
「そりゃそうだろ。 ただでさえ迷惑ばかりかけてんのに」
俺が言うと、柊は優しい笑みで顔を振った。
「迷惑だなんて思ってませんよ? 如月くんと一緒に生活するの楽しいですし」
「なっ…」
「ずっと1人で生活してたので、素で話せる人が出来て本当に嬉しいんです。 如月くんは素の私を見ても嫌な顔しないし」
自分の顔が熱くなっているのを感じる。
「あとはそうですね、私を1人の人間として見てくれるし」
「いや、お前は人間だろ?」
「はい、人間です。 でも、学校の人達は私を同じ立場で接してくれません。 自分の容姿が人より優れている自覚はありますが、気軽に男性に話しかけたら勘違いされるのは辛いです。
教科書を忘れた男子に教科書を見せたらその場で告白された事もあるんですよ?」
「まじか」
「だから、如月くんと話していると気が楽なんです。 如月くんなら、あの日公園に居たのが私じゃなくても声をかけたでしょう?」
あの日というのは、初めて会った日の事だろう。
「…どうだかな。 お前の好感度を稼ぐ為に近づいた可能性もあるぞ?」
「だったら自分からそんな事は言いませんよ」
そう言って、柊は笑った。
俺は誤魔化すように頭をかく。
「なので、これからもよろしくお願いします」
そう言って、柊は頭を下げた。
「…それはこっちの台詞なんだけどな」
すると、柊は笑った。
「まぁ…新しい物件が見つかるまで、よろしく頼む」
「……はい」
そう言った柊の顔は、心なしか悲しそうに見えた。
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