無価値な俺の、価値のある人生

皐月 遊

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7話「魔法道具」

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「た、助けてくれぇ!! 誰かあああ!!」

深夜。 人通りの少ない王都の路地裏で、とある魔法使いが何かから必死に逃げていた。
魔法使いは全力で逃げるが、後ろから追ってくる者の速さは異常で、すぐに追いつかれてしまった。

魔法使いは壁に投げ飛ばされ、地面に倒れる。

「だ、誰なんだよお前…! …え…?」

空の雲が動き、辺りが月光に照らされる。
その光のおかげで微かに追ってきた者の姿形が分かった。

「角…? ま、まさかお前…!!」

その者の頭には、二本の角があった。

「魔力喰いの鬼…!?」

魔力喰いの鬼と言われた者はニヤリと笑い、魔法使いに拳を振り下ろした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「学園長の所に行ってくる? 急にどうしたの?」

早朝、学校に行く準備をしているアリアにカーテン越しに伝えた。

「昨日夜1人で自主練してたらモーナ先生に言われたんだ。 魔法の事なら学園長が詳しいから聞いてみろってな」

「あぁ確かに…学園長なら私達の知らない事も沢山知ってるはずだしね」

「あぁ。 だから今日は遅れて登校する」

「それじゃあ先生に伝えておいてあげるわ」

ちょうどアリアの準備が終わったらしく、カーテンを開けた。
俺は立ち上がり、2人で学校へ向かった。

学校に着くと、アリアとは玄関で別れ、俺は学園長室に向かう。
初日も学園長室に来たが、やはり独特の緊張感があるなぁ…

ドアをノックすると、中から「はい。 どうぞ」といわれたので、静かにドアを開ける。

「し、失礼します」

「あらヨウタさん。 いらっしゃい。 アリアさんは居ないようですが、どうかしましたか?」

「はい。 実は学園長に聞きたい事があって…」

俺は学園長にシャルと戦った事、そして魔法が使えない事、謎の技を使えた事を出来るだけ詳細に伝えた。

「なるほど"アレ"ですか…確かにアレは不思議な技でしたね」

俺は今の学園長の言葉が気になった。

「アレ? 学園長はあの戦いを見ていたんですか?」

今のはまるで俺が使った技をその場で見ていたような口ぶりだった。

「はい。 見ていましたよ。 この学校には至る所に私の魔法道具が設置されていますからね。
その魔法道具を介してヨウタさんとシャルさんの戦いを見ていました」

「魔法道具…?」

「あぁ、ヨウタさんは知らなくて当たり前でしたね。
魔法道具というのは、持ち主の魔力をエネルギーにして動かす道具のことです。 例えば…」

学園長は細長い筒を取り出すと、その筒を俺に向ける。
すると突然その筒の先端が光り出した。

「うわっ!眩しっ!」

「これも魔法道具ですよ。 魔力を与えると先端が光るんです」

なんか懐中電灯みたいな奴だな…
なるほど、魔法道具なんて物があるのか…
早速知らない事が聞けたな。

「それで話を戻しますが、ヨウタさんはこの前の謎の力を会得したいのですか?」

「は、はい。 あの力が使えれば今よりも戦えるようになると思うんです。 あの力について何か知りませんか?」

そう言うと、学園長は少し考える。

「…すみませんヨウタさん。 私もあんな技は見た事がないです」

「そ、そうですか…」 

学園長でも知らないとなると…あの力は本当になんなのだろうか?

「…ヨウタさん、あの力については力になれませんが、強くなりたいのならばアドバイスは出来ますよ?」

「え、なんですか!?」

「戦闘系の魔法道具を使うんです」

「戦闘系の魔法道具?」

「はい。 魔法道具には日常で使える便利品から戦闘で使える物まで幅広くあるんです。
そういう物を魔法武器といいます」

「例えばどんな物があるんですか?」

「そうですね…魔力を銃弾にして発射する魔銃…魔力を纏わせて切れ味を上げる魔刀とかですね、他にもいろいろあるはずですよ」

なんだそれは…! 俺にピッタリじゃないか!!
魔力を銃弾にする銃!? カッコ良すぎるぞ!!

「ですが…魔法武器はあまり流通していないんです。
今では作っている職人は数人だけだとか…」

「え…なんでですか? 便利そうなのに…」

「確かに便利です。 便利ですが、それは使えればの話」

俺は首を傾げる。
使うのに資格とかがいるとか?

「魔法武器は、魔力消費が異常な程高いんです。 常人が使えば1分も戦えません」

「えっ」

「なら魔法武器に頼らず自分で魔法を使った方がいいと思い、魔法武器は少なくなっていったんです」

マジかよ…じゃあ手に入らないじゃねぇか…

「でも、ヨウタさんなら使えるかもしれませんよ? 」

そう言うと、学園長は1枚の紙を取り出した。
あれは確か…魔力を込めると増える紙…

そこで俺はハッとした。

「ヨウタさんの魔力量は異常です。 その異常な魔力量なら、魔法武器を使いこなせるかもしれません」

俺なら…使えるかもしれない…
魔法武器が使えるなら、俺の戦闘の幅はかなり広がる。

学園長は、紙に何かを書き出した。
そして書き終えると、その紙を俺に渡してきた。

これは…地図? 地図に印が付けられている。
学園から数分歩いた先…この前アリアと行った商店街の近くだな。

「この印の場所には魔法道具店があります。 そこにいる店主にこう聞いて下さい。 「鍛治師アルミリアはどこにいますか?」と。 そこの店主は私の友人なので教えてくれるはずです」

鍛治師アルミリアだな。
よし、覚えた。

「ありがとうございます! 早速行ってきます!」

本来は学校に行くべきなのだが、俺は元々ここの生徒じゃない。
だからまぁ…大丈夫だろう。

「あ、ヨウタさん。 1つ忠告です」

ドアを開けようとしたがやめ、学園長の方を見る。

「近頃、王都である噂が流れているんです」

「噂? なんですか?」

「鬼が出るらしいです。 魔力喰いの鬼が。 まぁ噂ですが、ヨウタさんは魔力が多いので気をつけてください」

鬼…? え、鬼ってあの鬼?

「わ、分かりました」

俺はそう言って学園長室を出る。

……やっぱり放課後にアリアと一緒に行こうかな…?

いやいやダメだ。
これくらい1人で行けないと男として情けない。
大丈夫。 きっと噂だ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「えーと…この道を左だな」

現在俺は商店街に来ていた。
地図を見ながらだから迷わずに来れたが、相変わらず人が沢山いる。

地図の通りに進むと、人通りの少ない路地裏に出た。
表とは違い薄暗く不気味な雰囲気だ。

だが地図にはここを通るって書いてるし…行くしかないか。

「も、もう少しで大通りに出るな」

もう少しで路地裏を抜けられるというところで、人の気配を感じた。

「よぉ? いい服着てるじゃねぇか?」

知らない男に話しかけられた。
金髪のツンツン頭で、見るからに不良っぽい見た目をしていた。
服装は…お世辞にも裕福そうには見えない。

「悪いんだけどさぁ? 俺金ないんだよねぇ」

不良はゆっくりと近づいてくる。
これは…走っても逃げられる気がしないな…

「ちょっと金貸してくれねぇかな?」

「お、俺っ! 金は持たない主義でしてっ! お金でしたらっ! 働いて手に入れればよろしいかとっ!」

こういう時は正直に言うのが大事って昔読んだ本に書いていた気がする!
実際今俺は金持ってないし!

だが、目の前の不良はいきなり俺の腹を殴ってきた。
いきなりで対応できなかった俺はそのまま地面に蹲る。

「うぇっ…! げほっげほっ…!」

「何が金は持たない主義だ! 嘘ついてんじゃねぇぞ!!」

身動きが取れない俺に不良は容赦なく蹴りを入れてくる。
くそっ…痛ぇ…こいつ容赦なさすぎだろ…!

「おら立てよ」

不良は俺の髪を持ち、無理やり立ち上がらせる。
そして次は顔面を思い切り殴ってきた。

「ぐっ…! あああぁ!!」

あまりの痛さに声を上げてしまう。
鼻からは血が出てきた。
初めて顔面を殴られたが、こんなに痛いのか…
骨とか折れてないよな…

「お前が気絶した後に有り金全部奪ってやるよ!」

先程よりも連続で蹴られる。
だから金は持ってねぇって……

くそっ…アリアに買ってもらった服なのに汚しちまった…怪我もしたし、絶対心配されるよなぁ…

…あ、やべぇ…頭が真っ白になってきた……

「おらおらっ!!」

「なんか面白い事やってんなぁ」

遠のいていく意識の中、また別の男の声が聞こえた。
不良は俺を蹴るのをやめ、声のした方を見る。
ぼやけてはいるが、なんとか視線を声の方に向けた。

そこには、白髪で黒い服を着た男がたっていた。

「なんだてめぇ!」

「いやぁ、そっちで寝てたらうるさい声が聞こえてきたもんでな」

白髪の男は路地裏の別の道を指差す。

「俺、睡眠を邪魔されるのが1番嫌いなんだ」

そう言って白髪の男は不良の顔を思い切り殴る。
不良の男は地面を数回バウンドしながら地面を転がった。

「い、いてえええ…!! てめぇ!」

不良は殴られた顔を押さえながら走り、白髪の男に連続でパンチする。
だが、白髪の男は不良のパンチを全て躱し、回し蹴りを喰らわせた。

不良は壁にぶつかり、そのまま気を失った。

「はぁ…眠……おい、生きてるか?」

白髪の男は俺の顔をペチペチ叩く。

あの…痛いんだけど…力強すぎない…?

「おーい。 死んだか?」

白髪の男はまだペチペチ叩いてくる。

「生きて…るよ…あとペチペチやめてくれ…ませんか」

「おー生きてた」

俺の言葉を聞いた後でも白髪の男は俺の顔を叩くのをやめない。
しかもなんかドンドン強くなってないか…!?

「痛い痛い痛い!! 痛いわ!」

俺は飛び起き、白髪の男から離れた。
白髪の男はケラケラと楽しそうに笑う。

こいつ…やっぱりワザとやってたな…?

「あ、そうだ。 さっきは助けてくれてありがとな」

白髪の男に俺は感謝をする。
白髪の男は見た目は若く、16か17くらいの見た目だった。
だが制服も着ずに今の時間帯からこんな所にいる事を考えると、学校には通っていないのだろう。

「おー気にすんな。 ってかお前強いくせになんであんなザコにやられてたんだ?」

「…ん? 俺が強い? なんで?」

「いやだってお前、魔力異常だぞ? こんなに魔力がある人間は初めて見た。
体から魔力が溢れ出してるじゃねぇか」

魔力が…溢れ出してる…?
なんでこいつにはそんな事が分かるんだ?

「…あぁすまん。 俺は生まれつき特殊でな、魔力を直接目で見れるんだ」

なるほど…そんな人がいるのか。
だから魔力が多い俺を強いと判断したわけね。

俺は、白髪の男に魔法が使えない事を話した。

「はははははは!!!!」

すると、白髪の男は大声で笑い出した。

「マジかよお前? そんな魔力持ってて魔法が使えない?
宝の持ち腐れにも程があるぜ?」

「うっせぇな! 仕方ないだろ!」

「はぁ笑った笑った。 …なら魔力喰いの鬼には気をつけろよ?」

俺はその単語が出た瞬間、目を見開いた。
先程聞いたばかりの単語だったからだ。

「ほ、本当にいるのか!?」

「あぁ。 噂だとは皆騒いでるが、本当にいるぞ。 もっと言うと、俺はその鬼を探して殺すつもりでいる」

「は!? お前が!?」

「おう。 鬼には恨みがあってな。 絶対に殺してやるんだ」

そう言うと、白髪の男は突然俺と肩を組んできた。

「そこでだ。 さっき俺はお前を助けたよな? その報酬として、俺の鬼探しを手伝え」

「え!?」

鬼探しを手伝えだと!?
絶対に嫌だが!?
さっき学園長に気をつけろって言われたばかりだし、もし出会っちゃったら100%負けるし!?

「嫌だが?」

「はっはっは。 面白い冗談だな。
て、つ、だ、え」

白髪の男は笑いながら言ってきた。
だが笑顔とは裏腹に肩を組む力は強まり、絶対に逃さないという意思を感じた。

「わ、分かった…」

俺が言うと、白髪の男は俺から手を離した。

「んじゃよろしくな。 俺の名前はハクトだ」

「…ヨウタ。 ヒカワ・ヨウタだ」

「随分変わった名前だな?」

「まぁ色々あってな。 ちなみにヨウタが名前だ」

「なるほどな。 んじゃヨウタ、これからよろしくな」

白髪の男…ハクトは俺に拳を向けてきた。
俺も拳を突き出し、ハクトと拳を合わせた。

あぁ…勝手な事してアリアに怒られるんだろうなぁ…
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