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プロローグ
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「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
「ジルデ……?公爵はもう五十近いお年ではありませんかっ!」
おまけにハゲデブだ。
確かにずっと前に奥方を亡くされているが__「だが、王族だ」
「!」
「お前の髪と瞳は王家の色だ、大勢の子を産めば一人や二人王家の色を持つ子が生まれるだろうよ」
婚約者であったはずの王太子はその口元を酷薄に歪めた。
「そんな__あんまりです!」
ロザリンダは美しい青銀の髪を振り乱し、同じく青銀の瞳に涙を滲ませた。
だが同じ色を持つ王太子は何ら心を動かされることなく、ロザリンダより薄い青銀の瞳を眇めた。
嫌な光り方だった。
「心配するな。ジルデ叔父上の所には傍系の王族の男たちも集めておいた。老いぼれから若い男までな。皆お前の到着を待ち侘びているぞ。さぞかし可愛がってもらえるだろう、王家への貢献のため、雌の獣のようにぽんぽん子供を産むがいい」
そう言って金髪の子爵令嬢の肩を抱いて去ろうとする婚約者の背中が目に入った途端、ロザリンダの中で何かがぷつりと切れた。
ロザリンダはそこで気を失った__永遠に。
「ジルデ……?公爵はもう五十近いお年ではありませんかっ!」
おまけにハゲデブだ。
確かにずっと前に奥方を亡くされているが__「だが、王族だ」
「!」
「お前の髪と瞳は王家の色だ、大勢の子を産めば一人や二人王家の色を持つ子が生まれるだろうよ」
婚約者であったはずの王太子はその口元を酷薄に歪めた。
「そんな__あんまりです!」
ロザリンダは美しい青銀の髪を振り乱し、同じく青銀の瞳に涙を滲ませた。
だが同じ色を持つ王太子は何ら心を動かされることなく、ロザリンダより薄い青銀の瞳を眇めた。
嫌な光り方だった。
「心配するな。ジルデ叔父上の所には傍系の王族の男たちも集めておいた。老いぼれから若い男までな。皆お前の到着を待ち侘びているぞ。さぞかし可愛がってもらえるだろう、王家への貢献のため、雌の獣のようにぽんぽん子供を産むがいい」
そう言って金髪の子爵令嬢の肩を抱いて去ろうとする婚約者の背中が目に入った途端、ロザリンダの中で何かがぷつりと切れた。
ロザリンダはそこで気を失った__永遠に。
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