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「けど、君の言う聖女さまって確かに亡くなってたんだよね?」
「ああ、俺がしたのは遺体だけでもせめて、と思って送り返す魔法陣の展開を行なっただけだ。あの魔法に人ひとりを生き返らせるような力はない」
「けど、彼女は生きてる。間違いなく」
「生きていたのは喜ばしいことだが……」
あの時、腹の中にいた子が関係あるのだろうか?だが、そんなことを彼女に聞けるはずがない。
あの時の行為は合意でなく、俺の一方的な暴走だ。蒸し返したりできるものか。
「まあ、それについてはひとつだけ仮説を立てることができる。例のカリンて子いたろ?あの娘の話によると、こちらに帰された際、こちらで時間は一切経っておらず、元いた場所に気付いたら立っていたと供述している。もし君が帰した聖女の遺体も同じ条件が当てはまるんだとしたら、」
「ツキナも死ぬ前の状態に戻ったーーということか?」
「おそらくは。ていうかその説以外じゃ説明しようがない。さっきは聞けなかったけど、彼女も帰ってきた時は同じだったんじゃないかな?」
そんな都合の良いことが、本当にあるんだろうか。だが、
「だとしたら、神は聖女を生かしたのだろうな……まあ彼女は無神論者だそうだが」
そう苦笑するクレイルは自分が今どんな顔をしているか自覚がなかった。
その顔を見て、ウィリアムがどんな顔をしているかも。
「重症だね……こりゃ、よっぽど慎重にいかないと……」
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
防衛省の秘密部署に異能集団?
魔物?
協力?
「っ、冗談じゃないっ!」
私は戻った自分の部屋でクッションに八つ当たりしながら思わず声が出た。
「サイコメトリ……」
ドラマや都市伝説でしか知らないが、触れただけで相手のことがわかる能力。
人間だけが対象のこともあれば生き物全般、中には無機物に触れるだけで色々見えてしまう能力者までいるという。
カンナちゃんとのことまで調べ上げているなんてーー、しかもクレイルが気付いていなかったのに、たまたまあの男が見たクレイルの記憶だけで私を探り当てた?
「有り得ない……」
現世日本にそんな安倍晴明みたいな能力者がいるなんて。しかも、「勝手に辞めたり雲隠れしたりしないこと」と釘まで刺された。
「あの男……何なの?」
*・゜゚・*:.。..。.:**:.。. .。.:*・゜゚・*
すみません、本当に書く時間が取れません……(ノ_<)💦
「ああ、俺がしたのは遺体だけでもせめて、と思って送り返す魔法陣の展開を行なっただけだ。あの魔法に人ひとりを生き返らせるような力はない」
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「生きていたのは喜ばしいことだが……」
あの時、腹の中にいた子が関係あるのだろうか?だが、そんなことを彼女に聞けるはずがない。
あの時の行為は合意でなく、俺の一方的な暴走だ。蒸し返したりできるものか。
「まあ、それについてはひとつだけ仮説を立てることができる。例のカリンて子いたろ?あの娘の話によると、こちらに帰された際、こちらで時間は一切経っておらず、元いた場所に気付いたら立っていたと供述している。もし君が帰した聖女の遺体も同じ条件が当てはまるんだとしたら、」
「ツキナも死ぬ前の状態に戻ったーーということか?」
「おそらくは。ていうかその説以外じゃ説明しようがない。さっきは聞けなかったけど、彼女も帰ってきた時は同じだったんじゃないかな?」
そんな都合の良いことが、本当にあるんだろうか。だが、
「だとしたら、神は聖女を生かしたのだろうな……まあ彼女は無神論者だそうだが」
そう苦笑するクレイルは自分が今どんな顔をしているか自覚がなかった。
その顔を見て、ウィリアムがどんな顔をしているかも。
「重症だね……こりゃ、よっぽど慎重にいかないと……」
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
防衛省の秘密部署に異能集団?
魔物?
協力?
「っ、冗談じゃないっ!」
私は戻った自分の部屋でクッションに八つ当たりしながら思わず声が出た。
「サイコメトリ……」
ドラマや都市伝説でしか知らないが、触れただけで相手のことがわかる能力。
人間だけが対象のこともあれば生き物全般、中には無機物に触れるだけで色々見えてしまう能力者までいるという。
カンナちゃんとのことまで調べ上げているなんてーー、しかもクレイルが気付いていなかったのに、たまたまあの男が見たクレイルの記憶だけで私を探り当てた?
「有り得ない……」
現世日本にそんな安倍晴明みたいな能力者がいるなんて。しかも、「勝手に辞めたり雲隠れしたりしないこと」と釘まで刺された。
「あの男……何なの?」
*・゜゚・*:.。..。.:**:.。. .。.:*・゜゚・*
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