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第1話 酔っ払い嫌いな刑事
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「はいはい、2人とも!暴れない!お店の人が迷惑してるんだぞ!」
風見は酔っ払い2人の喧嘩を抑えるのに必死だ。事情を聞く為に2人を店の外に出した。
「お前…俺を突き飛ばしただろ!」
「あんたがいきなり俺にもたれかかってくるからだろ。そりゃ押し返すわな!」
「2人ともIDを確認をしたいのだが…」
これだけ酔っ払って喧嘩していると、身分証の提示もしてもらえない。風見はF-スキャナーを1人ずつ当てた。
まずもたれかかってきた金髪でチャラチャラしてる方は近藤正人。
(酔っ払いでよくお客さんと絡んで通報される迷惑客か。)
次に突き飛ばした赤のパーカーの40代の男、
(コイツはよく知ってる、坂田和昭。以前居酒屋でお客さんと喧嘩して、傷害罪で俺にパクられた奴だ。)
「坂田さん、よく会いますね…!何度俺にパクられたいんですか?」
風見は半分呆れたように話しかけた。
「イヤイヤ!もう懲り懲りですよ!刑事さん!」
「その言葉何度目だよ…。」
刑事になりたての頃から坂田の対応している為、そろそろ風見も会うのがウンザリしているのだ。
風見は2人にを見て伝えた。
「2人とも迷惑をかけた罰として罰金2万円。3日以内に店長に謝罪すること。俺の言ったこと理解出来た?」
「えーっ!俺も払うの?」
近藤は文句を言ってきた。
「そうだよ。迷惑防止条例違反。口座自動引き落としだから、あんたが家で一杯ひっかけてる間に処理されるよ。」
近藤はまた文句を言ったがしどろもどろで聞き取れなかった。
「坂田さん、俺が手首につけたGPS、外そうとしてますよね?反応がときどき途切れてますよ?今度は罰金だけじゃ済まなくなる。」
「そんな!前科が増えるのはイヤですよ!」
坂田は手を振って即否定した。十分怪しかったが、証拠もない為、今回は見逃すことにした。
「今夜はもう真っ直ぐ帰った方がいい。」
これ以上トラブルを起こされても困るので、風見は坂田に帰宅を促した。坂田はまた風見に会ってしまったのが後ろめたいようで、すぐにその場を後にした。
「ちょっと、坂田さん!そっちは家とは逆方向でしょう?帰るように言ったでしょう?」
「つまみ買って帰るだけですよ。」
坂田は夜の街へ消えていった。
(またトラブルを起こさなければいいが…。)
風見はパトロールカーに戻った。
「はぁ…俺の担当じゃねぇだろ…」
「酔っ払いの喧嘩を収め、街の治安を守るのも立派なお仕事ですよ。風見刑事。」
警察のパトロールカーや無線に装備されている高性能AI検索ナビゲーションシステム「KeiRa」が答えた。
「お褒めの言葉をどうも。KeiRa。」
風見は酔っ払いの対応が1番嫌いなのだ。
警察署に戻ると、
「おっ!酔っ払い担当の風見刑事がお帰りだぞ!」
同僚の佐竹がニヤニヤしながらからかった。
「特別手当下さいよ。アイツらダル過ぎですよ。」
「若手のお前には良い練習相手になってるだろ。」
佐竹はまたニヤニヤしながら煽ってきた。風見がいるおかげで佐竹は面倒な酔っ払いの対応をしなくてよくなったのである。
「もう数えきれないですよ。もう卒業でいいでしょう?」
若手と言っても刑事になって5年目。殺人、傷害など、ニュースで報道される事件を任されるようにはなったが、チンピラの喧嘩や酔っ払いのトラブルは若いからという理由で風見にまわってくるのだ。
佐竹とグダグダやりとりをしていると、事件の一報が入った。
風見は酔っ払い2人の喧嘩を抑えるのに必死だ。事情を聞く為に2人を店の外に出した。
「お前…俺を突き飛ばしただろ!」
「あんたがいきなり俺にもたれかかってくるからだろ。そりゃ押し返すわな!」
「2人ともIDを確認をしたいのだが…」
これだけ酔っ払って喧嘩していると、身分証の提示もしてもらえない。風見はF-スキャナーを1人ずつ当てた。
まずもたれかかってきた金髪でチャラチャラしてる方は近藤正人。
(酔っ払いでよくお客さんと絡んで通報される迷惑客か。)
次に突き飛ばした赤のパーカーの40代の男、
(コイツはよく知ってる、坂田和昭。以前居酒屋でお客さんと喧嘩して、傷害罪で俺にパクられた奴だ。)
「坂田さん、よく会いますね…!何度俺にパクられたいんですか?」
風見は半分呆れたように話しかけた。
「イヤイヤ!もう懲り懲りですよ!刑事さん!」
「その言葉何度目だよ…。」
刑事になりたての頃から坂田の対応している為、そろそろ風見も会うのがウンザリしているのだ。
風見は2人にを見て伝えた。
「2人とも迷惑をかけた罰として罰金2万円。3日以内に店長に謝罪すること。俺の言ったこと理解出来た?」
「えーっ!俺も払うの?」
近藤は文句を言ってきた。
「そうだよ。迷惑防止条例違反。口座自動引き落としだから、あんたが家で一杯ひっかけてる間に処理されるよ。」
近藤はまた文句を言ったがしどろもどろで聞き取れなかった。
「坂田さん、俺が手首につけたGPS、外そうとしてますよね?反応がときどき途切れてますよ?今度は罰金だけじゃ済まなくなる。」
「そんな!前科が増えるのはイヤですよ!」
坂田は手を振って即否定した。十分怪しかったが、証拠もない為、今回は見逃すことにした。
「今夜はもう真っ直ぐ帰った方がいい。」
これ以上トラブルを起こされても困るので、風見は坂田に帰宅を促した。坂田はまた風見に会ってしまったのが後ろめたいようで、すぐにその場を後にした。
「ちょっと、坂田さん!そっちは家とは逆方向でしょう?帰るように言ったでしょう?」
「つまみ買って帰るだけですよ。」
坂田は夜の街へ消えていった。
(またトラブルを起こさなければいいが…。)
風見はパトロールカーに戻った。
「はぁ…俺の担当じゃねぇだろ…」
「酔っ払いの喧嘩を収め、街の治安を守るのも立派なお仕事ですよ。風見刑事。」
警察のパトロールカーや無線に装備されている高性能AI検索ナビゲーションシステム「KeiRa」が答えた。
「お褒めの言葉をどうも。KeiRa。」
風見は酔っ払いの対応が1番嫌いなのだ。
警察署に戻ると、
「おっ!酔っ払い担当の風見刑事がお帰りだぞ!」
同僚の佐竹がニヤニヤしながらからかった。
「特別手当下さいよ。アイツらダル過ぎですよ。」
「若手のお前には良い練習相手になってるだろ。」
佐竹はまたニヤニヤしながら煽ってきた。風見がいるおかげで佐竹は面倒な酔っ払いの対応をしなくてよくなったのである。
「もう数えきれないですよ。もう卒業でいいでしょう?」
若手と言っても刑事になって5年目。殺人、傷害など、ニュースで報道される事件を任されるようにはなったが、チンピラの喧嘩や酔っ払いのトラブルは若いからという理由で風見にまわってくるのだ。
佐竹とグダグダやりとりをしていると、事件の一報が入った。
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