貴方と雪と僕

しろちゃん

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お昼ご飯!

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「あのなぁ...僕のご飯なんだけど?なぜそんなスルスルと人のご飯取ってくかねぇ...」
「ん~味が薄いなぁ...」
「お前の評価なんざどうでもいいの!おわかりかい?」
「いいじゃん別に。あとさ、お前だとか君ーだとか、菜乃瀬って呼べない?」
「菜乃瀬」
「ふぇ?!」
アホみたいな言葉を出して頬が赤く染っている。
呼べって言ったん浅野じゃん...
「その、急に来るとは予想してなかったとか言いますか...」
いつでもあほ面してる浅野は照れ屋と...なるほど?
「ていうか、なんで僕となんか話してるのさ、浅野はコミュ力高いだろ?他のグループにも混ざれるくらいの会話力があるのに、なんで僕なんだ?」
それは...と、考えた後に浅野は笑顔でこう言った。
「席も近いのに会話しない理由なんてある?」
「どうなんだろうな」
そして、僕は周りを見渡すとみんな黙々と、弁当を食べている。
さらに僕達だけが楽しそうに会話している。
「なるほどな...」
そしてお昼時間も終わり授業が始まった。
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