貴方と雪と僕

しろちゃん

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図書室で?!

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作者から
すみませんでした!
修学旅行2日目と三日目は無かったことにしてください!
もし、コメントで希望があれば頑張って作ります!!
では、本編をお楽しみください!


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修学旅行も終わり、僕は陰キャなので図書室に来て教室で読む本を探しに来ていた。
「ん~と、これにしよ」
そうして、本に手を伸ばすと誰かの手と触れた。
「あっすみません!」
「ごめん」
と、二人とも謝った。
………誰?
「ごめん、率直に言うと………誰?」
「いや、私からも言えますよ、それ」
「そ、そうか」
「じゃあ、私から、私は春 桜(はる さくら)です」
春桜って...もろそのまんまじゃん...
「古川 綉(ふるかわ しゅう)です」
「ふむ、珍しい名前ですね」
「君に言われたくないな」
「君じゃなくて桜って呼んでください、苗字は厳禁で」
「わ、分かったよ、き、じゃなくて桜」
すると彼女、桜は二パーと委員長みたいな笑顔になる。
「で、本はいいの?」
「あ!忘れてた!すいませんでは失礼します!」
そう言って桜は出ていった。
さてと、どの本にするかな...
僕はしばし悩んだあと、借りない事にした。
何故かって?僕に聞くな。
って、誰に話しかけてんだ。僕。


授業も終わりお昼時間僕は浅野と委員長と一緒にご飯を食べていた。
「あのさぁ、浅野はいつも通り取るのやめてくんない?人の昼食を、それにつられて委員長も食べんなよ」
「はっ!私としたことが浅野さんにつられて奪ってしまった...」
「そうそう、そうやって反省して...ってまだ取るんかよぉぉぉ!!」
「まあまあ、綉君そうカッカっしないの、いつもの事でしょ?私こと浅野様に奪われるなら大歓迎でしょ?」
「いや、お前に奪われるくらいなら自殺した方がマシだ」
「えぇ?酷すぎでしょ私みたいな美少女に取られることを喜ばないなんて、なんて男なの...」
「そりゃな、お前みたいなビッチより委員長の方がまだかわい..ヘゴォ!!」
直後に浅野からビンタを食らった。
「こらぁ!委員長に変態行為するな!」
「ッテテ、んだよ、事実だろぉ?」
「事実ちゃうわ、ビッチより清楚でしょ?私」
「急な関西弁に清楚でもなんでもないとか最悪だな」
そう言いながら僕は手をフラフラとふる。
「ってか、なんで俺の昼食を奪うやつ1人増えてんだよ。めんどくさ」
「私は浅野さんが言ってるように薄いですが個人的には食べやすいですねぇ...」
「よし、委員長、お前だけは好きなように食べていいぞ。ただし浅野、お前だけはダメだ」
「酷い!」
委員長はクスクスと笑っていた。
何が面白いんだろうなぁ…と思いながら図書室のあの子を頭の片隅で考えるのだった。
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