貴方と雪と僕

しろちゃん

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貴方を、信じてる

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「ん...んんん」
そんな寝返りをして起き上がる。
ポキポキと、背中がなり気持ちいい。
どうやらまだ深夜の3時だ。
「早く起きすぎたな...」
尿意を覚えたため、トイレに行こうとする。
「ん?」
そこで気づいた。
何かが腰に巻きついていることに。
「なんだ?ん...?手?」
手が巻いてある方に視線を移すと。
「お前かい...」
そこには浅野がぐっすりと眠ってる姿があった。
「これじゃトイレに行けねぇよ」
でも、振りほどこうとすれば起きそうだから辞めておく。
仕方ないためトイレは我慢することにする。
「ったく。気持ち良さそうに寝やがって...」
そうして僕も寝っ転がるとフワッと、女の子のいい匂いがした。
「くっそ、めっちゃいい匂い...理性保てなくなっちまうぞ、これ」
ぶつぶつ届くはずのない小さく文句を言ってると
「---を、---てる」
「ん?何言ってんだ?」
全く聞こえなかったはずの寝言が今度はしっかりと聞こえた。
「貴方を信じてる...」
「貴方を信じてる?...」
それを考えてるうちに僕は深い眠りについた...
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