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第二章 ~学園~
午後になりました
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食堂は1階にあるので移動する。
着いた先は、なんかオシャレなレストランみたいだった。
しかも予約しないと入れないような高級レストラン。金の無駄遣いだな。
騎士団では、自分で好きなものを好きなだけ持っていくバイキング形式だ。
こっちはウェイターに注文するらしい。
ああ、マジで騎士団が恋しい。
とりあえずメニューを見て、脇に控えているウェイターに適当に注文する。
クイードも、さっさと注文を済ませたようだ。
すると、直ぐにテーブルには料理が次々と運ばれてくる。
それでは手を合わせて
「いただきます。」
「いただきます?なんだその挨拶は。」
「あー、俺の故郷の挨拶だ。詳しくは知らん。」
故郷って言っても前世だけどな。嘘は言ってない。
詳しくも言ってないけど。
それに、俺の故郷はもう無いからな、、、。
確かめる術も無いわけだ。
「それより、さっさと食おうぜ。もう限界だ。」
「そうだな、食べるか。」
クイードが頼んだのはパスタのような物だ。見た目はペペロンチーノ。
シンプルだな。味が日本と同じかどうかは分からないけど。
俺の前にあるのは、、、カレーライスか?
見た目はカレーライスにそっくりだ。名前は全然違ったけど。
確か、メニューには『佐藤ライス』って書いてあった。
あれ、もしかして某パッケージのご飯を意識したのか?
なんでわざわざそんな名前にしたのか、俺にはわからん。
後日由来を聞いたところ、昔召喚された佐藤さんという勇者が考案したかららしい。
佐藤さんが作ったから佐藤ライス。
安直過ぎて何も言えねぇ。
ネーミングセンスの無さ、、、。
普通にカレーでいいじゃん。まあ、佐藤さんはカレーって呼んでいたらしいけどな。
なんで、カレーで定着しなかったんだろうな。
悶々としながらも、カレーを口に運ぶ。
ああ、コレだよ。コレが食べたかったんだっ!!
口の中に広がる、香辛料の香りとピリッとした辛さがたまらない。
もちろん米との相性も抜群だ。
俺はどちらかというと中辛派なので、このカレーは辛過ぎず甘過ぎず、ちょうどいい。
あまりの美味しさに、無心で食べ続ける。
気がつくと、5分もかからずに食べ終えてしまった。どんだけだよ。
「ユウト、、、お前そんなに腹が減ってたんだな。」
「そういうクイードはまだ半分しか食べてないな。」
「俺は味わって食べる主義だ。悪いか。」
「悪かないけど。」
ぶっちゃけ、らしくない。
だって王族だぜ?普段からいいモン食べなれてるだろ。
まあ、優雅に見えるがな。
しばらく待つとクイードも食べ終わり、授業に備えて早めに教室へ戻ることにした。
次の授業は『マナー』についてだ。
ダンスをやることもあるし、女子はお茶会などのマナーを学ぶ。
あ、食事のマナーについては出来て当たり前だそうで、やらないらしい。
平民は見て覚えろってことかよ。
とことん平民に優しくない国だよな。
とりあえず、今日の授業は初回なので、簡単なガイダンスがあり、次からダンスに入るそうだ。
マナーねー、、、。
実は、セバスさんの授業で1番厳しかったのって、マナーの授業だったんだよな。
「はぁーーーー。」
「どうしたユウト。いきなり深いため息など吐いて。」
「んー?あー、マナーについて厳しかった先生を思い出したんだ。あれは、本気で死の危険を感じた。」
人間、死ぬ気になれば直ぐに出来るようになるものですよ、とか言って、あり得ないくらいの量を1回の授業に詰め込むんだよ。
「そ、そうか。大変だったんだな、、、。」
「まあ、その分マナーについては完璧だけどな。ダンスも、大抵のものなら踊れるぜ?」
席について雑談を交わしていると、いつの間にか、授業の始まる時間になっていた。
時間がたつのは早いものだな。
ゴーン ゴーン
入ってきた先生は、まあ、いかにもマダムって感じのオバサンだった。
ミス・ミネルド先生って言うらしいな。
おおまかな授業内容に関する説明と、注意事項、次回からの説明を終えると授業が終わった。
うん、話を聞いたところ余裕そうだ。所詮学生に合わせた講座だからな。こんなもんか。
こんなのセバスさんの授業に比べたら、、、ブルッ。あー、鳥肌たってきた。
うん、ひとまず忘れよう。
次の授業は総合、というか役員決めだ。
俺は何になろうかな。
「クイード、もうなんの役員になるか決めた?」
「ん?お前知らないのか?試験で上位のものは、、、」
ゴーン ゴーン
ガラッ
「ハイハーイ、みんな席についてねー?役員決め始めるよー!じゃあ、早速黒板に書き出していくから何になりたいか選んでねー?」
クイードの言葉を遮るかのようにチャイムが鳴り、最後まで聞くことができなかった。
教室内は静かになり、雑談しながら決める雰囲気ではない。
クイードはなんて言おうとしたんだろうな。
まあ、授業が終わった後に聞けばいいか。
すると、ちょうどナキリ先生は黒板に書き終えたようだ。
「フゥ、これで全部かなー?」
黒板には、生徒会、風紀委員会、学級委員会、図書委員会、体育委員会、美化委員会、保険委員会の計7つの委員会が書いてあった。
「あっ、いい忘れていたけどねー、クラスの総合順位が上位の3人にはー、強制的に風紀か生徒会に入ってもらいまーす。」
「ハアッ!?」
「やはり知らなかったか。先程の私への質問でそうではないかと思ったんだが。」
いや、そんな決まり事みたいに言われても。
知らないもんは知らないです。
ナニソノ暗黙の了解。強制とかツラい。
「結構大事なことだからー、3人にはー、放課後に第一会議室へ行ってくださーい。」
その言葉を聞いて、俺はガックリとうなだれたのであった。
着いた先は、なんかオシャレなレストランみたいだった。
しかも予約しないと入れないような高級レストラン。金の無駄遣いだな。
騎士団では、自分で好きなものを好きなだけ持っていくバイキング形式だ。
こっちはウェイターに注文するらしい。
ああ、マジで騎士団が恋しい。
とりあえずメニューを見て、脇に控えているウェイターに適当に注文する。
クイードも、さっさと注文を済ませたようだ。
すると、直ぐにテーブルには料理が次々と運ばれてくる。
それでは手を合わせて
「いただきます。」
「いただきます?なんだその挨拶は。」
「あー、俺の故郷の挨拶だ。詳しくは知らん。」
故郷って言っても前世だけどな。嘘は言ってない。
詳しくも言ってないけど。
それに、俺の故郷はもう無いからな、、、。
確かめる術も無いわけだ。
「それより、さっさと食おうぜ。もう限界だ。」
「そうだな、食べるか。」
クイードが頼んだのはパスタのような物だ。見た目はペペロンチーノ。
シンプルだな。味が日本と同じかどうかは分からないけど。
俺の前にあるのは、、、カレーライスか?
見た目はカレーライスにそっくりだ。名前は全然違ったけど。
確か、メニューには『佐藤ライス』って書いてあった。
あれ、もしかして某パッケージのご飯を意識したのか?
なんでわざわざそんな名前にしたのか、俺にはわからん。
後日由来を聞いたところ、昔召喚された佐藤さんという勇者が考案したかららしい。
佐藤さんが作ったから佐藤ライス。
安直過ぎて何も言えねぇ。
ネーミングセンスの無さ、、、。
普通にカレーでいいじゃん。まあ、佐藤さんはカレーって呼んでいたらしいけどな。
なんで、カレーで定着しなかったんだろうな。
悶々としながらも、カレーを口に運ぶ。
ああ、コレだよ。コレが食べたかったんだっ!!
口の中に広がる、香辛料の香りとピリッとした辛さがたまらない。
もちろん米との相性も抜群だ。
俺はどちらかというと中辛派なので、このカレーは辛過ぎず甘過ぎず、ちょうどいい。
あまりの美味しさに、無心で食べ続ける。
気がつくと、5分もかからずに食べ終えてしまった。どんだけだよ。
「ユウト、、、お前そんなに腹が減ってたんだな。」
「そういうクイードはまだ半分しか食べてないな。」
「俺は味わって食べる主義だ。悪いか。」
「悪かないけど。」
ぶっちゃけ、らしくない。
だって王族だぜ?普段からいいモン食べなれてるだろ。
まあ、優雅に見えるがな。
しばらく待つとクイードも食べ終わり、授業に備えて早めに教室へ戻ることにした。
次の授業は『マナー』についてだ。
ダンスをやることもあるし、女子はお茶会などのマナーを学ぶ。
あ、食事のマナーについては出来て当たり前だそうで、やらないらしい。
平民は見て覚えろってことかよ。
とことん平民に優しくない国だよな。
とりあえず、今日の授業は初回なので、簡単なガイダンスがあり、次からダンスに入るそうだ。
マナーねー、、、。
実は、セバスさんの授業で1番厳しかったのって、マナーの授業だったんだよな。
「はぁーーーー。」
「どうしたユウト。いきなり深いため息など吐いて。」
「んー?あー、マナーについて厳しかった先生を思い出したんだ。あれは、本気で死の危険を感じた。」
人間、死ぬ気になれば直ぐに出来るようになるものですよ、とか言って、あり得ないくらいの量を1回の授業に詰め込むんだよ。
「そ、そうか。大変だったんだな、、、。」
「まあ、その分マナーについては完璧だけどな。ダンスも、大抵のものなら踊れるぜ?」
席について雑談を交わしていると、いつの間にか、授業の始まる時間になっていた。
時間がたつのは早いものだな。
ゴーン ゴーン
入ってきた先生は、まあ、いかにもマダムって感じのオバサンだった。
ミス・ミネルド先生って言うらしいな。
おおまかな授業内容に関する説明と、注意事項、次回からの説明を終えると授業が終わった。
うん、話を聞いたところ余裕そうだ。所詮学生に合わせた講座だからな。こんなもんか。
こんなのセバスさんの授業に比べたら、、、ブルッ。あー、鳥肌たってきた。
うん、ひとまず忘れよう。
次の授業は総合、というか役員決めだ。
俺は何になろうかな。
「クイード、もうなんの役員になるか決めた?」
「ん?お前知らないのか?試験で上位のものは、、、」
ゴーン ゴーン
ガラッ
「ハイハーイ、みんな席についてねー?役員決め始めるよー!じゃあ、早速黒板に書き出していくから何になりたいか選んでねー?」
クイードの言葉を遮るかのようにチャイムが鳴り、最後まで聞くことができなかった。
教室内は静かになり、雑談しながら決める雰囲気ではない。
クイードはなんて言おうとしたんだろうな。
まあ、授業が終わった後に聞けばいいか。
すると、ちょうどナキリ先生は黒板に書き終えたようだ。
「フゥ、これで全部かなー?」
黒板には、生徒会、風紀委員会、学級委員会、図書委員会、体育委員会、美化委員会、保険委員会の計7つの委員会が書いてあった。
「あっ、いい忘れていたけどねー、クラスの総合順位が上位の3人にはー、強制的に風紀か生徒会に入ってもらいまーす。」
「ハアッ!?」
「やはり知らなかったか。先程の私への質問でそうではないかと思ったんだが。」
いや、そんな決まり事みたいに言われても。
知らないもんは知らないです。
ナニソノ暗黙の了解。強制とかツラい。
「結構大事なことだからー、3人にはー、放課後に第一会議室へ行ってくださーい。」
その言葉を聞いて、俺はガックリとうなだれたのであった。
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