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(天使の爪痕編)
愛欲のはじまり(性的表現あり)
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※※ 過去編その2 ※※
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幾日か二人で過ごした後の日の事。卯月はこの日、酒を飲んで酔払っていた。それ自体は珍しい事ではないのだが――。
「うーん、酔っぱらってしまった……」
「そんなの、見れば分かります」
「……えーと、美紀さん。少しは頭の整理ができてきたかな?」
「はい、卯月さんのおかげで前よりはだいぶ落ち着いてきました。ありがとうございます」
「それは良かった」
「何も返せるものがなくてすいません……こういう場合、卯月さんが男だったら体で返せるんですけどね」
美紀は時折、卯月の心を見透かしている様な、揶揄う様な事を言う。それが日毎に顕著になり、卯月の理性もそれに比例して水位が増し、既に限界に達していた。
「美紀」
「はい」
「キスしてもいい?」
「何でそんな事聞くんですか?」
酒の力を利用して、軽い気持ちで済まそうとしているが、これは決して遊び半分や悪戯で要求しているのではない。
度重なる誘惑の言葉に情が流されてしまったのか。憧れを抱く、似ている誰かへの欲求を代わりに満たそうとしているだけなのか。美紀に対する感情がどういうものなのか、卯月本人にも分からなかった。
「それは……美紀はまだ高校生だし、それに二人とも女だし、立場を利用して美紀の嫌がる事を無理矢理するのも嫌だし……だから、美紀が嫌なr」
言い訳ばかり喋る卯月の唇を、美紀が唐突にキスをして塞いだ。卯月は呆気にとられ、目を開けたまま、間近にある美紀の顔を見つめていた。
程なくして、美紀は貼り付いた物を剥がす様な感覚でゆっくりと顔を離した。
「あたしが出来るのはここまでです……ここから先は、自分で何とかして下さい……」
「うん……」
美紀は顔を下に向けたが、視線はずっと卯月の方を向いていた。
ほんのひとときの間に、二人は盛りがついた様に息を乱してしまい、その状況が更に二人を欲情させた。
「……緊張してる?」
「……うん、結構。何しろ、初めてなもので……」
「大丈夫だよ。私も結構緊張してるから」
卯月は美紀の背中を優しく撫でた。
「不束者ですが、宜しくお願いします」
「あはは、何それ」
「笑わないでよ」
「ごめん。こちらこそ、宜しくお願いします」
二人の間に、思わず笑みが零れた。
卯月は美紀にキスをして、両腕で支えながら優しくベッドの上に誘導して寝かせた。
卯月の唇はそのまま喉元から敏感な胸の隆起へと、美紀の体を辿る。美紀は卯月の肩に掴まり、自然に反応してしまう体を抑え。声が出てしまいそうになるのを、必死で堪えていた。
探る様に、卯月の唇が更に下の方へと辿った。頬が燃える様な恥ずかしさよりも、押し寄せる快感の方が遥かに強く、塞いでいた声が、次第に口から溢れ出す様になった。
波の様に繰り返される、目が眩むほどの快楽の中で、二人は頻りに、狂おしく、ひとつになりたいと願った。
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幾日か二人で過ごした後の日の事。卯月はこの日、酒を飲んで酔払っていた。それ自体は珍しい事ではないのだが――。
「うーん、酔っぱらってしまった……」
「そんなの、見れば分かります」
「……えーと、美紀さん。少しは頭の整理ができてきたかな?」
「はい、卯月さんのおかげで前よりはだいぶ落ち着いてきました。ありがとうございます」
「それは良かった」
「何も返せるものがなくてすいません……こういう場合、卯月さんが男だったら体で返せるんですけどね」
美紀は時折、卯月の心を見透かしている様な、揶揄う様な事を言う。それが日毎に顕著になり、卯月の理性もそれに比例して水位が増し、既に限界に達していた。
「美紀」
「はい」
「キスしてもいい?」
「何でそんな事聞くんですか?」
酒の力を利用して、軽い気持ちで済まそうとしているが、これは決して遊び半分や悪戯で要求しているのではない。
度重なる誘惑の言葉に情が流されてしまったのか。憧れを抱く、似ている誰かへの欲求を代わりに満たそうとしているだけなのか。美紀に対する感情がどういうものなのか、卯月本人にも分からなかった。
「それは……美紀はまだ高校生だし、それに二人とも女だし、立場を利用して美紀の嫌がる事を無理矢理するのも嫌だし……だから、美紀が嫌なr」
言い訳ばかり喋る卯月の唇を、美紀が唐突にキスをして塞いだ。卯月は呆気にとられ、目を開けたまま、間近にある美紀の顔を見つめていた。
程なくして、美紀は貼り付いた物を剥がす様な感覚でゆっくりと顔を離した。
「あたしが出来るのはここまでです……ここから先は、自分で何とかして下さい……」
「うん……」
美紀は顔を下に向けたが、視線はずっと卯月の方を向いていた。
ほんのひとときの間に、二人は盛りがついた様に息を乱してしまい、その状況が更に二人を欲情させた。
「……緊張してる?」
「……うん、結構。何しろ、初めてなもので……」
「大丈夫だよ。私も結構緊張してるから」
卯月は美紀の背中を優しく撫でた。
「不束者ですが、宜しくお願いします」
「あはは、何それ」
「笑わないでよ」
「ごめん。こちらこそ、宜しくお願いします」
二人の間に、思わず笑みが零れた。
卯月は美紀にキスをして、両腕で支えながら優しくベッドの上に誘導して寝かせた。
卯月の唇はそのまま喉元から敏感な胸の隆起へと、美紀の体を辿る。美紀は卯月の肩に掴まり、自然に反応してしまう体を抑え。声が出てしまいそうになるのを、必死で堪えていた。
探る様に、卯月の唇が更に下の方へと辿った。頬が燃える様な恥ずかしさよりも、押し寄せる快感の方が遥かに強く、塞いでいた声が、次第に口から溢れ出す様になった。
波の様に繰り返される、目が眩むほどの快楽の中で、二人は頻りに、狂おしく、ひとつになりたいと願った。
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