ひとりえっちが好きな♀と結婚して子供がいる♀の百合話(仮)

木村 卯月

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少女の行為はもう終わったのか

私、木村卯月について

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 私の身に起きた話を書こうと思いましたが、一向に話が纏まらないので取り敢えず自分の事など書いてみようかと思います……

 名前は、木村卯月。二十七歳。女。同性愛者。身長172センチ。髪は短め。たまに男と間違われる。
 そして、現在付き合っている女性がいる。
 彼女との関係は、良好だった。体の相性も良く、過去に二人の女性と付き合ったが心身共に今迄で一番満たされていると思えた。
 そんな時だからこそ、顕在化する問題があった。

 その問題とは、彼女が既婚者でしかも中学生の子供がいるという事だった(冒頭から情報量が多くてすいません)
 どうしてそんな人と付き合う事になったのかというと、彼女があまりにも強引だったからだ。
 
 それまで私は、自分が浮気をする事なんて絶対にないと考えていた。倫理的な問題である以前に揉め事に巻き込まれたくないと思っていたからだ。妻子持ちに手を出すなんてもってのほかだった……それ以前に、彼女は異性が好きだから普通に結婚できたんじゃないの?


 彼女とは職場で知り合った。
 私は大宮にあるシティホテルの料飲課に所属していて、主に最上階のバーで働いている。そして彼女はエントランス横のホールにて結婚の披露宴等パーティーを担当している宴会場の非常勤、所謂いわゆる派遣で来ていた人材だった。
 バーテンダーと言えども料飲課の人間なので、婚礼が多い六月や忘新年会の繁忙期は宴会場でも仕事をする。そこで何度か顔を合わせていたのが切っ掛けとなった。

 或る日、私は彼女から二人でのランチを誘われた。休憩中によく食堂で家族の話をしていたので、既に彼女が既婚者イコール異性愛者であると認識していた。
 私はオーケーと返事をした。特に断る理由も見当たらなかった事もあるが、実は彼女が美人だったので少し浮かれており、後で思えばこの下心がいけなかったのかとも思う……

 行き先は焼肉屋だった。さらっとした長い黒髪に切れ長の瞳をしており、一見物静かな和風美人の彼女だったが全く気取っておらず。私も少しずつ開放的な気分になっていった。

 そこで彼女が「この後、私の家に行きたい」と言い出した。この辺りで私も「おやっ?」っと思い始めるのだが、その場のノリで軽くオッケーしてしまった。

「お酒ありますか?」

 私の家に着いてくつろぐと、彼女がそう言った。
 彼女は普段からバスで出勤しており車を使用しておらず、この日も私が送迎していたのでそこは問題なかったと言えようか。だが案の定、私も飲む様に催促された。それでも、タクシーを呼べば問題はなかった。
 問題だったのは彼女の強引さ、と言うより全く聞く耳を持っていない事だった。
 お酒を飲みたいと言った時も私にも飲むように勧めた時も、私は「今日は止めておこう」と断ったのだ。しかし彼女は「飲みたい」の一点張りで全く意見を曲げない。すべてが彼女のペースで事が運んでいる事に気付いた時には、もう手遅れだった。

「……木村さんって、女の人を好きになった事ありますか?」

「……坂本さん(彼女の苗字)はどうなんですか?」
 そう言い返したが、本心は「何で同性愛者だってばれたんだ?」と思った。
「私は今、木村さんの事好きですよ」
 予想を遥かに上回るド真ん中直球ストレートだった。私は混乱した頭で、異性愛者だったらこういう場合はどんな反応をするのか考えていたが、彼女は私に返事をさせなかった。
「キスしてみませんか?」
 一気に畳み掛ける様な火の玉剛速球ストレートだ……だが、私にも最後にひとつ逆転を狙える選択肢が残っていた。
「……坂本さんって、旦那さんとお子さんいましたよね……」
「……好きになっちゃいけませんか……」
 ……いや、好きになるのは構わないが、それ以上の事をするのが大変まずいのであって……

 とか考えている傍から、彼女がぐっと顔を近付けてきた。彼女は次々と、こちらが何か言い返す前に次の手を打ってくる。これは恐らく、食事の誘いを断らなかった時点で既に回避する事が困難になっていたのだと悟り。

 私は観念して、彼女を抱き寄せて唇を重ねた。


―――――――――――――――――――――


 世の中は不倫が悪だと思っている人が殆どだと思いますが、自分がフリーの時に、既に相手がいる素敵な人から強引に迫られても拒絶できる人なんて半分もいないと思います……(当事者の一人は語るTT)

 前に出て語るなら、せめて「自分なら断る」ではなく「自分は断った」と言える人であるべきだと思います(問題発言)
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