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女の子には、センチメンタルなんて感情はない
押入れを開けると、そこにピストンマシンがあった
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これは、母の葬儀を終えて、叔母の家での居候生活から久し振りに自分の部屋に帰ってきた時の話である。
荷物の整理をしようと押入れを開けると、そこには全く見覚えのないピストンマシンがあった(精一杯の文学的表現)
何事もなかったように一度押入れのドアを閉め、もう一度開けてみる。やはりそこにピストンマシンは存在していた。
「……何だよこれ……」
頭を抱え、思わずそう呟いてしまう……ってそんなバカな話があるか!?ある日家に帰って押し入れを開けたらピストンマシンがありましたなんて、そんな話聞いた事あるか!?
私の留守中にこんな事をするのは合い鍵を持っている坂本さんしかおらず……取り敢えず連絡をした。久し振りに帰ってきて、最初のやりとりの内容がコレだ……
「使ってみてもいいよ💛」
いや、別に許可を求めてるわけじゃないんですけど……と思いつつも、好奇心に負けてしまう私は何てアホなのだろうか……
だが、私としてはもう見た目でそれを受け入れる事ができなかった。機械的な構造の先端に付いていたハリガタが、完全にチ〇ポの形状をしていたのだ。坂本さんは完全な同性愛者ではないだろうから良いかもしれないが、私はチ〇ポには全く興味がない。これはどう見ても邪神だ。頑張って「これはヒロミさんのチ〇ポだ」と思い込んでみるが、イメージプレイすらできない私にそんな自己暗示など効くわけもなく……ただ何となく、稼働しているところを見てみたいという子供心というかロマンみたいなものを感じていたのだ。
コンセントをさして実際に稼働させようとすると、それはまるで製品のテストをするエンジニアのような気分だった。動きは思っていたほど激しくはない。しかし問題は音だ。電マの時も少し気になったが、まるでその比ではない……アパートの一室からこんなウィンウィンという機械音が聞こえてきたら、壁ドンでは済まされずに管理会社まで話が行く事だろう。本当に壊れているのか、一応強弱のコントロールができる仕組みになっているのだが、最大にしても動きはあまり早くならずに音だけがとにかく煩いのだ。
これはダメだ。私の身に万が一の事があった時、遺品としてこんな物を発見されたら成仏できずに現世を彷徨い続けるだろう。パソコンのフォルダやブックマークや履歴とは比べ物にならない危険物だ。
私はもう一度坂本さんに連絡して、こいつを処分する方向で話を進めた。
「置いとけばいいでしょ」
いや、ここは私の家なんですけど……
「私が買ったんですけど」
結局、今でも押入れの奥で眠っております。
そして、仲が悪くなったとは思っていないが、坂本さんと恋人関係ではなくなった要員の一つになっているのではないかと少し思っております……
荷物の整理をしようと押入れを開けると、そこには全く見覚えのないピストンマシンがあった(精一杯の文学的表現)
何事もなかったように一度押入れのドアを閉め、もう一度開けてみる。やはりそこにピストンマシンは存在していた。
「……何だよこれ……」
頭を抱え、思わずそう呟いてしまう……ってそんなバカな話があるか!?ある日家に帰って押し入れを開けたらピストンマシンがありましたなんて、そんな話聞いた事あるか!?
私の留守中にこんな事をするのは合い鍵を持っている坂本さんしかおらず……取り敢えず連絡をした。久し振りに帰ってきて、最初のやりとりの内容がコレだ……
「使ってみてもいいよ💛」
いや、別に許可を求めてるわけじゃないんですけど……と思いつつも、好奇心に負けてしまう私は何てアホなのだろうか……
だが、私としてはもう見た目でそれを受け入れる事ができなかった。機械的な構造の先端に付いていたハリガタが、完全にチ〇ポの形状をしていたのだ。坂本さんは完全な同性愛者ではないだろうから良いかもしれないが、私はチ〇ポには全く興味がない。これはどう見ても邪神だ。頑張って「これはヒロミさんのチ〇ポだ」と思い込んでみるが、イメージプレイすらできない私にそんな自己暗示など効くわけもなく……ただ何となく、稼働しているところを見てみたいという子供心というかロマンみたいなものを感じていたのだ。
コンセントをさして実際に稼働させようとすると、それはまるで製品のテストをするエンジニアのような気分だった。動きは思っていたほど激しくはない。しかし問題は音だ。電マの時も少し気になったが、まるでその比ではない……アパートの一室からこんなウィンウィンという機械音が聞こえてきたら、壁ドンでは済まされずに管理会社まで話が行く事だろう。本当に壊れているのか、一応強弱のコントロールができる仕組みになっているのだが、最大にしても動きはあまり早くならずに音だけがとにかく煩いのだ。
これはダメだ。私の身に万が一の事があった時、遺品としてこんな物を発見されたら成仏できずに現世を彷徨い続けるだろう。パソコンのフォルダやブックマークや履歴とは比べ物にならない危険物だ。
私はもう一度坂本さんに連絡して、こいつを処分する方向で話を進めた。
「置いとけばいいでしょ」
いや、ここは私の家なんですけど……
「私が買ったんですけど」
結局、今でも押入れの奥で眠っております。
そして、仲が悪くなったとは思っていないが、坂本さんと恋人関係ではなくなった要員の一つになっているのではないかと少し思っております……
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