11 / 60
3:line
3-3
しおりを挟む
「・・・」
何?
え??
水族館行ってくれるの???
わかりにくっ・・・可愛い・・・!!
わかりにくい!!
可愛い!!
しかもなに??
今のぷいってなに??
めちゃくちゃ可愛いんですけど。
ぷいって効果音出てたよね!!
俺は一人悶絶しながら先ほど綺麗にした浴室へウキウキと舞い戻った。
蓮見さんの言葉がたとえ遠回しに「あんた掃除した家の中のどこより汚いのよ」と言っているのだとしても。
自分で持ってきていないのをいいことに、蓮見さんのシャンプーやボディソープを使い、さすがにこれで喜ぶのは変態的と思いながらも緩む顔をそのままにシャワーを済ませて、リビングでメイクをしている蓮見さんに「同じ香りですね」と笑顔で言えば、「マジで気持ち悪い」とドン引きされたが、それすらも嬉しくて頬が緩むのだから俺はやはり変態的かもしれない。
・・・新たな扉が開きそうな気配。
「ちょっと、ここに座って。」
出かける直前に蓮見さんは俺をラグの上に正座させた。
正確には「座って」と言われただけだが、なんとなく緊張感があり、正座の形を自然ととってしまった。
「・・・あの・・・なんでしょう・・・」
目の前のソファーに座り足を組む姿に、「女王様」とつい言ってしまいそうになるのを飲み込んだ。
「・・・ここにいるつもり、もしくは、寮に住んでここに出入りするつもりなら、明確に線引きをしたいの」
「・・・え?」
思いがけない提案だった。
それは裏を返せば、蓮見さんの示す線引きを守れば側にいることとこの部屋への出入りを許可されるということだ。
俺が断る理由はなかった。
「はい、それはもちろんです。蓮見さんが不愉快、不快に感じない条件を俺は守ります。」
「・・・最初に言っておくけど、私はあなたを信用したわけではないから。」
「はい。」
蓮見さんは少し考えてから言葉を続けた。
条件①自分には一切触れないこと
条件②触れなくても、突然近い距離に寄らないこと
条件③寝室には入らないこと
条件④部屋にいるのなら、洗濯物はそれぞれが自分のを自分で洗うこと
条件⑤部屋を汚さない、散らかさないこと
条件⑥会社にはこの関係がバレないようにすること
条件⑦俺に誰か恋愛関係の相手ができたら早々にこの関係を解消すること(蓮見さん自身に恋愛関係の相手が出来るということはないことが前提)
条件⑧合い鍵は渡さないので来る時は事前連絡
蓮見さんからの条件は、現状この8か条だった。
「わかりました。蓮見さんからの条件、俺は守ります。」
「・・・守れなかったら即この関係は解消だから。」
任せてください!!と胸を張り、さぁ出かけましょうと立ち上がってすぐに、何の気なしに腰を抱いて促しそうになり、割と本気のグーパンが飛んできた。
「あんたね・・・(怒)」
「すいません!ほんとすいません!!いやいや・・・自分にこんな癖があるとは知らなくて・・・手って勝手に動くんですねっあははhahahaha・・・」
思っていた以上に俺って相当なクズでは、と自分の人間性に疑問を覚えた瞬間だった。
二度目はないから、となんとか蓮見さんの許しを得て、俺は誰かといることに人生で一番緊張感を持ち、蓮見さんと初めての水族館デートへと出かけたのだった。
(言葉にせず勝手に思うくらい許してほしい)
何?
え??
水族館行ってくれるの???
わかりにくっ・・・可愛い・・・!!
わかりにくい!!
可愛い!!
しかもなに??
今のぷいってなに??
めちゃくちゃ可愛いんですけど。
ぷいって効果音出てたよね!!
俺は一人悶絶しながら先ほど綺麗にした浴室へウキウキと舞い戻った。
蓮見さんの言葉がたとえ遠回しに「あんた掃除した家の中のどこより汚いのよ」と言っているのだとしても。
自分で持ってきていないのをいいことに、蓮見さんのシャンプーやボディソープを使い、さすがにこれで喜ぶのは変態的と思いながらも緩む顔をそのままにシャワーを済ませて、リビングでメイクをしている蓮見さんに「同じ香りですね」と笑顔で言えば、「マジで気持ち悪い」とドン引きされたが、それすらも嬉しくて頬が緩むのだから俺はやはり変態的かもしれない。
・・・新たな扉が開きそうな気配。
「ちょっと、ここに座って。」
出かける直前に蓮見さんは俺をラグの上に正座させた。
正確には「座って」と言われただけだが、なんとなく緊張感があり、正座の形を自然ととってしまった。
「・・・あの・・・なんでしょう・・・」
目の前のソファーに座り足を組む姿に、「女王様」とつい言ってしまいそうになるのを飲み込んだ。
「・・・ここにいるつもり、もしくは、寮に住んでここに出入りするつもりなら、明確に線引きをしたいの」
「・・・え?」
思いがけない提案だった。
それは裏を返せば、蓮見さんの示す線引きを守れば側にいることとこの部屋への出入りを許可されるということだ。
俺が断る理由はなかった。
「はい、それはもちろんです。蓮見さんが不愉快、不快に感じない条件を俺は守ります。」
「・・・最初に言っておくけど、私はあなたを信用したわけではないから。」
「はい。」
蓮見さんは少し考えてから言葉を続けた。
条件①自分には一切触れないこと
条件②触れなくても、突然近い距離に寄らないこと
条件③寝室には入らないこと
条件④部屋にいるのなら、洗濯物はそれぞれが自分のを自分で洗うこと
条件⑤部屋を汚さない、散らかさないこと
条件⑥会社にはこの関係がバレないようにすること
条件⑦俺に誰か恋愛関係の相手ができたら早々にこの関係を解消すること(蓮見さん自身に恋愛関係の相手が出来るということはないことが前提)
条件⑧合い鍵は渡さないので来る時は事前連絡
蓮見さんからの条件は、現状この8か条だった。
「わかりました。蓮見さんからの条件、俺は守ります。」
「・・・守れなかったら即この関係は解消だから。」
任せてください!!と胸を張り、さぁ出かけましょうと立ち上がってすぐに、何の気なしに腰を抱いて促しそうになり、割と本気のグーパンが飛んできた。
「あんたね・・・(怒)」
「すいません!ほんとすいません!!いやいや・・・自分にこんな癖があるとは知らなくて・・・手って勝手に動くんですねっあははhahahaha・・・」
思っていた以上に俺って相当なクズでは、と自分の人間性に疑問を覚えた瞬間だった。
二度目はないから、となんとか蓮見さんの許しを得て、俺は誰かといることに人生で一番緊張感を持ち、蓮見さんと初めての水族館デートへと出かけたのだった。
(言葉にせず勝手に思うくらい許してほしい)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる