徒然なる恋の話

一夜【 淡き光 】

1-14

「んぅぅっ！あっ、やッ・・・はぁ、はぁっ・・・」

ナカを抉えぐり取られるような、繰り返し訪れる快感の波に、頭がチカチカする。

体がバラバラになりそうな快感に、飲まれてゆく。

桜太が私の両脚を自分の太ももに乗せる。

「ココ、突いてあげるね」

「あっ・・・！そ、こっ、だめっ・・・！」

桜太が体勢を変えて自身を当てたのは、私のお腹側、指で弄ばれ、はしたなく桜太の体を汚すほど感じてしまった場所。

ぐりっ、ぐりっと、指とは違う、広い範囲を自身の先端で突き抉る。

「んやぁッ、おぅ、たッ・・・やだ、ぁ、イっちゃ、ぅ・・・ッ！」

「んっ・・・いいよ、イって、椎梛。」

グチュグチュとはしたなく濡れた音を響かせ、ペースを早めて桜太はソコに熱を刻む。

「っあっ・・・ンッ、おぅ、たっ！・・・やァァッ・・・！！」

「っ・・・」

指先に感じるに皮膚を破った感触。

感じる事に精いっぱいの頭ではまともに思考は働かなかったけど、きっと、桜太の背中には、紅く滲んだ爪痕が付いているんだろうな、とぼんやりと思った。

「っ・・・はぁ・・・あぶな、俺もイくとこだった・・・。」

「ァ・・・ぁ、ん・・・はぁ・・・んっ、う・・・ぁ・・・」

私が達しても尚、深く沈んだ桜太のソレは、硬さを保ったままどころか、ドクドクと自身を主張し、解き放たれる時を待っていた。

「あーあ、こんな可愛い椎梛、他の男が見てたのかと思うとムカつく・・・」

「んっ」

再び首に噛みつかれる。

「・・・おぅたっ、・・・な、い」

「ん？なに？」

首や胸を噛んだり、跡が付くほど吸ったり舐めたりしていた桜太が顔を上げず、そのまま聞き返す。

私は少し躊躇したが、言葉にした。

その間も、私のナカで蠢く桜太の存在に身体は反応してしまう。