徒然なる恋の話

焔 はる

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一夜【 淡き光 】

1-16

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「あっ・・・んっ、んッ、ふ、ぅん・・・」

「しぃ、なっ・・・っくっ・・・」

「んんっ!あっ、アッ、やんっ・・・あッ、また、イっちゃっ・・・」

「っは・・・、イケよ、何度でもっ・・・」 

「あぁっンンっ・・・!」

「っく・・・!」

私が2度目の絶頂を迎えたと同時に、桜太も私の中で精を放っていた。

ドクン、ドクンと鼓動を刻むように脈打ち、桜太は余韻を味わうようにゆっくりと腰を打ち付ける。

「はぁ・・・はぁ・・・、んんっ・・・」

桜太はお尻を撫でながら、時折優しく揉みしだく。

腰を揺らす動きに合わせて、熱く放たれた精を一滴も残らず絞り出す様に、お尻をムニムニと開いたり、閉じたりを繰り返す。

ゆっくりとした終わらない抽挿に、達したばかりの私の内部は快感から解放されないままだった。

「もぅ、やめて・・・」

私は下半身を中心に力が入らず、桜太の胸に体を預けていた。

2度も初めての感覚を体に刻まれ、私の体はクタクタだった。

いまだに桜太と繋がったまま、敏感になっているその周辺を刺激されたくなかったのだ。

ちゅ。

桜太が頭に口づけたのがわかった。

顎を持ち上げて上向かせられ、唇が重なる。

軽く触れるだけのキスから、唇を割り、舌が入ってくる。

「んっ、お、ぅた、んぅ・・・」

桜太の胸を押し返し、必死に抵抗をする。

「やっ、なん、でっ・・・、またおっき、くっ・・・」

桜太のソレは、私の中で再び硬さを取り戻し始める。

「だって・・・やっと椎梛のこと俺のものにできたのに。もっと俺のカタチ覚えさせなきゃ、椎梛のココに。」

そう言って、私の下腹部に手を当てる。

・・・なんでそういう恥ずかしいことをサラッと・・・!

「それに、そんなエロい椎梛見てたら我慢できない。」

言われて体を見ると、至る所に咲いた紅い花。

「~~っ!桜太がっ・・・!」

「いたっ!ちょっ、しーちゃん!」

桜太の腕の中で胸を叩いて抵抗をする。

だがそれも、すぐに抱きしめられて拘束されてしまう。

「ね、お願い・・・もう1回しちゃダメ・・・?」

桜太は、耳元で甘えた声でねだる。

少し掠れた低くて甘い声音。
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