徒然なる恋の話

焔 はる

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四夜【藍の深淵】

4-40

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抱きしめ合ったままで、言葉を交わすわけでもない。

互いの体温と重み、呼吸に合わせて上下する触れた胸と胸から伝わるのは、少し速さは違うけど強い鼓動。

椎娜は首に回した腕を解いて俺の胸に手を置き、瞳を合わせた。


「・・・足りた?」


椎娜の腰の辺りで手を組んで身体を支えながら聞く。


「・・・・・・たりない・・・。」


色香を放つ、熱を帯びた声音。


一瞬の沈黙とひと呼吸。


ぶつけ合うように唇を重ねて、呼吸を忘れて舌を絡める。

そのまま椎娜をソファーに沈め、スウェットを脱がせてTシャツを捲り、キスをしたまま身体の曲線に手を這わす。 

「椎娜、身体・・・熱いね」

「ん、ン・・・だ、って・・・」


さわられたかった・・・ 


キスの合間に紡がれる甘い声音。


胸を弄っていた手を、下腹部から下着の中に一気に滑らせる。


「っや、ァッ・・・」


・・・めちゃくちゃ濡れてる・・・


ソコはすでに蜜が溢れて、何の抵抗もなく縦筋は指を受け入れる。


「・・・ねぇ、ずっとこんなだったの?」


中指で縦筋を撫でると、チュプチュプといやらしい水音が響き、蜜を溢れさせる泉に指を合わせて力を入れると、熱く柔らかな圧迫感に包まれながら再奥まで指は飲み込まれた。

「んンッ・・・!ぁ・・・ぁ・・・」

「・・・っ・・・もう・・・っ・・・そんな、気持ちいいの・・・?」

右足を俺の肩に掛けて身体を割り開かれ、中心に指1本を咥えこみ、堪えられないように甘い喘ぎを上げる。

淫らすぎるその表情、吐息、喘ぎに合わせて震えるように上下する胸、指を受け入れてヒクヒク痙攣するナカ・・・昂りすぎて優しく出来る気がしないと、苦笑するしかなかった。

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