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五夜【甘い戯れと赦し】
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「・・・・・・?なに?」
「・・・椎娜が俺のベッドにいる・・・のを、噛み締めてる・・・」
真顔で私を見ていたかと思うと、ふにゃっと嬉しそうに笑った。
届かない距離。
手を伸ばした桜太が私を求める。
「・・・椎娜」
応えるように身体を移動して、触れた指先を悪戯に弄んで指を絡めて、
「夜中・・・たまに目が覚めて、あ~椎娜がいる・・・安心しきって寝てるな~って、思えたのがめちゃくちゃ幸せだった」
しかも・・・と続いた言葉に私は枕を桜太にブン投げることになる。
「・・・めちゃくちゃいい眺め・・・俺に愛されました、って丸わかり・・・」
ハッとして自分の身体を見ると、消えかけの紅い痕は上書きされ、真新しい痕跡が至る所に散らばっているし、全てが丸見え。
「またついてる・・・!」
「ごめん・・・つい・・・抑えられなくて・・・椎娜気持ちよさそうに首反らせるし・・・もっと、って言われてるみたいでつい・・・」
「・・・全然反省してない・・・」
ジト・・・っと睨んでみても、全く反省した様子のない桜太は、欠伸をして身体を伸ばしながら起き上がる。
「!ちょ・・・っわ・・・ッ」
手を引かれ、桜太の胸に飛び込むようにダイブして、仰向けにされたかと思うと首の後ろを支えられて、仰け反ってガラ空きになった耳下、首筋、肩口、鎖骨・・・と、桜太が唇を寄せた。
「ぁ・・・ン・・・」
ゾクゾクかゾワゾワか。
触れたところから鳥肌が立つくらいの気持ちよさが全身に広がり、反射的に声が漏れてしまった。
それに慌てて手で口を覆っても、私を覗き込み見下ろす桜太は勝ち誇ったように嬉しげ。
「・・・椎娜が俺のベッドにいる・・・のを、噛み締めてる・・・」
真顔で私を見ていたかと思うと、ふにゃっと嬉しそうに笑った。
届かない距離。
手を伸ばした桜太が私を求める。
「・・・椎娜」
応えるように身体を移動して、触れた指先を悪戯に弄んで指を絡めて、
「夜中・・・たまに目が覚めて、あ~椎娜がいる・・・安心しきって寝てるな~って、思えたのがめちゃくちゃ幸せだった」
しかも・・・と続いた言葉に私は枕を桜太にブン投げることになる。
「・・・めちゃくちゃいい眺め・・・俺に愛されました、って丸わかり・・・」
ハッとして自分の身体を見ると、消えかけの紅い痕は上書きされ、真新しい痕跡が至る所に散らばっているし、全てが丸見え。
「またついてる・・・!」
「ごめん・・・つい・・・抑えられなくて・・・椎娜気持ちよさそうに首反らせるし・・・もっと、って言われてるみたいでつい・・・」
「・・・全然反省してない・・・」
ジト・・・っと睨んでみても、全く反省した様子のない桜太は、欠伸をして身体を伸ばしながら起き上がる。
「!ちょ・・・っわ・・・ッ」
手を引かれ、桜太の胸に飛び込むようにダイブして、仰向けにされたかと思うと首の後ろを支えられて、仰け反ってガラ空きになった耳下、首筋、肩口、鎖骨・・・と、桜太が唇を寄せた。
「ぁ・・・ン・・・」
ゾクゾクかゾワゾワか。
触れたところから鳥肌が立つくらいの気持ちよさが全身に広がり、反射的に声が漏れてしまった。
それに慌てて手で口を覆っても、私を覗き込み見下ろす桜太は勝ち誇ったように嬉しげ。
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