徒然なる恋の話

焔 はる

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五夜【甘い戯れと赦し】

5-7

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「!」

ゆっくり頭を撫でていた手が、さっきまでの戯れの再開を告げるように下へ下へと滑り降りる。

~~~!!

だめだ・・・!!

ここで飲まれてしまったら、またグズグズにされて気持ちよくなって動けなくなる・・・!

「シャッ・・・シャワー!浴びなきゃ!」

「・・・え~・・・こんなに濡れてるのに・・・?」

「ん、やぁっ」

「・・・ほら、すぐ声出ちゃう」

や~らし、と嬉しそうに耳元で囁き、身体を合わせながらお尻を揉みしだいて、蜜が溢れてくるのが分かる程濡れているソコを左右に拡げたり、揉みながら持ち上げるように手を動かす。

指で触れられてもいないのに、お尻を動かされ、胸はTシャツ越しの引き締まった素肌に擦れ、感度が上がりつつある先端に痺れるような熱が集まる。

「・・・おしりやわらか・・・パクパクさせると、濡れてるからいやらしい音がするね・・・」

ほんともう・・・そんな実況しないでほしい・・・

「や、だ・・・お、ぅた・・・へん、たいくさい・・・こと、いう・・・」

「そ?やらしいことしてる時なんて、カッコつけたってしてることはエロいことなんだから、気持ちよくなったほうがいいでしょ・・・?」

「そ、じゃな・・・ッやぁ・・・ンンッ・・・」

そういうことじゃない・・・!

そうじゃなくて・・・!!!

そんな抵抗も虚しく、文字通り口を塞がれ、呼吸する手段を奪われて、抱えあげられて開かれた蕩けた中心は、私の意志など関係なく、熱の塊を受け入れてしまう。

揺さぶられて突き上げられて、振り落とされないようにしがみつくのが精一杯で、けれどそれは、桜太にとってやりやすい・・・・・ように協力しただけ。

あられもない声を上げてしまうのをせめて抑えようと、桜太の肩口に噛み付けば、「声、抑えんな」と、いつもより低く、違う口調で淫らに感じることを望まれて、我慢なんて、耐えるなんてできない。

桜太が容赦なく欲を穿つ最奥。

荒く激しく突き上げられて、ドロリと熱いモノが溢れる。

いつの間にか桜太は避妊具を着けているし、ソレは桜太が放ったものじゃない・・・。

何より、こんな、まだ硬さを保つ桜太のソレなわけがない・・・。

最奥から溢れ、抉り貫いて、掻き出すように押し込むように律動を刻み、快楽を覚えさせる桜太との交わり。

感じれば感じるほど、溢れたものは床を汚し、桜太が腰を打ち付け、肌と肌がぶつかる度に弾けるような淫らな音が響く。

気持ちよくて、ただただ頭がおかしくなりそうなくらい快感を叩きつけられて、何度イッても許してはもらえずに、勝手に涙が零れ、身体がバラバラになりそうなほど刻みつけられる桜太のカタチに揺さぶられ続けた。

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