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五夜【甘い戯れと赦し】
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車を走らせるのは、景色のいい海岸線。
サングラスがあって丁度良かったと思うほど、秋の空に残る夏の気配。
椎娜はライダースジャケットを脱いで、Tシャツになっているし、室内だからまぁ・・・いいけど、首元から覗く紅い印が・・・
・・・言ったら怒るから今はやめとこ。
カフェでコーヒーとカフェオレ、焼きたてパンを数種類テイクアウトをして、食べながらのドライブ。
サンドイッチ、カツサンドなど割とガッツリチョイスは椎娜によるもの。
「・・・ん?なに?」
チラチラ見る俺の視線に気づいて、正に今、口に頬張ろうとした瞬間。
「いや・・・美味しそうに食べるからさ」
「美味しそう、じゃなくて美味しいの。」
嬉しそうにご機嫌に、食べる??とカツサンドを俺の口元に差し出す。
それを、
「あっ」
椎娜が食べていた残り、小さくなったサイズのせいにして、椎娜の指ごと噛みついた。
「ん・・・美味い」
口の端についた辛子マヨを指で拭い、舌で舐める。
うん、辛子マヨがいい仕事をしてる。
ポカーンとしてるのは椎娜。
「・・・食べた・・・全部、食べた・・・信じられない・・・食べる・・・?全部・・・ひと口で・・・」
「美味かった」
「も~~~!」
「ごめん、て(笑)」
こんなやり取りも楽しくて。
拗ねてしまった椎娜が、紙袋から次に取り出したのは<ちくわパン>
ちくわ好き、ツナ好きな椎娜の1番好きなパン。
なぜなら「神と神が降臨したパン」だかららしい。
この世界線になると、敢えて何も突っ込まず、「そうなんだな」と受け入れる。
そして、『神に手を出してはならない』。
理由はただ1つ。
神を我が物にした、小悪魔の怒りを買うからだ。
サングラスがあって丁度良かったと思うほど、秋の空に残る夏の気配。
椎娜はライダースジャケットを脱いで、Tシャツになっているし、室内だからまぁ・・・いいけど、首元から覗く紅い印が・・・
・・・言ったら怒るから今はやめとこ。
カフェでコーヒーとカフェオレ、焼きたてパンを数種類テイクアウトをして、食べながらのドライブ。
サンドイッチ、カツサンドなど割とガッツリチョイスは椎娜によるもの。
「・・・ん?なに?」
チラチラ見る俺の視線に気づいて、正に今、口に頬張ろうとした瞬間。
「いや・・・美味しそうに食べるからさ」
「美味しそう、じゃなくて美味しいの。」
嬉しそうにご機嫌に、食べる??とカツサンドを俺の口元に差し出す。
それを、
「あっ」
椎娜が食べていた残り、小さくなったサイズのせいにして、椎娜の指ごと噛みついた。
「ん・・・美味い」
口の端についた辛子マヨを指で拭い、舌で舐める。
うん、辛子マヨがいい仕事をしてる。
ポカーンとしてるのは椎娜。
「・・・食べた・・・全部、食べた・・・信じられない・・・食べる・・・?全部・・・ひと口で・・・」
「美味かった」
「も~~~!」
「ごめん、て(笑)」
こんなやり取りも楽しくて。
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なぜなら「神と神が降臨したパン」だかららしい。
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