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七夜【大切なもの、守りたいもの】
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「・・・も、っ・・・と、さわ、って・・・」
「・・・・・・もっと・・・?」
「ん・・・」
「手は・・・?」
「っ・・・ずるい・・・桜太、が・・・こんなふ、ぅにし、た・・・っ」
煽って火を点けたのは桜太なのに、このままでなんて終われないのに・・・
「っちょ、椎娜まだ・・・んっ・・・」
よじ登るように桜太の膝に跨り、首に腕を回して唇を塞いだ。
いつも桜太がするみたいに、唇を割り開いて舌を差し込み、口内を舐め上げて見つけた舌を絡ませ合う。
ザラつく上顎を撫でて、追いかけてくる舌をかわし、唾液を啜る。
「・・・ん・・・・・・し、ぃな・・・」
ドライヤーを置いた桜太の手が背中に回り、素肌に羽織っただけのシャツの裾から腰に触れ、背中を這い上がる。
熱い吐息が混じり合い、離れた唇をペロリと舐め、瞳を合わす。
「・・・もう・・・どこで覚えたの?そんなキス・・・」
「さぁ・・・?どこのイケナイ彼氏に教えられたんだろう・・・」
「・・・すっかりやらしい子になっちゃったな・・・」
「・・・・・・やだ・・・?」
逸らさない瞳。
「・・・やなわけねぇだろ・・・俺がそうしたんだから・・・全部俺好みだよ。」
・・・普段は優しい口調の桜太の言葉が、こういう時に堪らず少し荒くなるのが・・・少し好き・・・。
それでも私に触れる手は気遣ってくれて優しくて、背中と頭を支えられ、ゆっくりベッドに押し倒される。
邪魔にならないように右手はベッドに放り出し、見下ろす熱を孕んだブルーの瞳に捕らえられた。
「・・・・・・もっと・・・?」
「ん・・・」
「手は・・・?」
「っ・・・ずるい・・・桜太、が・・・こんなふ、ぅにし、た・・・っ」
煽って火を点けたのは桜太なのに、このままでなんて終われないのに・・・
「っちょ、椎娜まだ・・・んっ・・・」
よじ登るように桜太の膝に跨り、首に腕を回して唇を塞いだ。
いつも桜太がするみたいに、唇を割り開いて舌を差し込み、口内を舐め上げて見つけた舌を絡ませ合う。
ザラつく上顎を撫でて、追いかけてくる舌をかわし、唾液を啜る。
「・・・ん・・・・・・し、ぃな・・・」
ドライヤーを置いた桜太の手が背中に回り、素肌に羽織っただけのシャツの裾から腰に触れ、背中を這い上がる。
熱い吐息が混じり合い、離れた唇をペロリと舐め、瞳を合わす。
「・・・もう・・・どこで覚えたの?そんなキス・・・」
「さぁ・・・?どこのイケナイ彼氏に教えられたんだろう・・・」
「・・・すっかりやらしい子になっちゃったな・・・」
「・・・・・・やだ・・・?」
逸らさない瞳。
「・・・やなわけねぇだろ・・・俺がそうしたんだから・・・全部俺好みだよ。」
・・・普段は優しい口調の桜太の言葉が、こういう時に堪らず少し荒くなるのが・・・少し好き・・・。
それでも私に触れる手は気遣ってくれて優しくて、背中と頭を支えられ、ゆっくりベッドに押し倒される。
邪魔にならないように右手はベッドに放り出し、見下ろす熱を孕んだブルーの瞳に捕らえられた。
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