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八夜【決別は未来への決意】
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「・・・そういう・・・」
「・・・・・・うん・・・」
「隠し持ってる名言・・・ぐす・・・」
・・・めい、げん・・・めいげん・・・?
・・・・・・
あぁ・・・だめだ・・・なんかなぁ・・・
椎娜の言葉のチョイスがツボに入るんだよ・・・
「え・・・名言・・・?てかなんで泣くんだよ~もぉ~(笑)」
「笑わないで・・・っ聞いてよ・・・」
「ごめん、可愛くて」
・・・我慢できなくて、ほら怒られた・・・
だって、可愛いんだよ・・・っ
胸に押し付けるように抱いていたのを両腕で抱きしめて、鼻を啜る椎娜の背を撫で、頭を何度もぽんぽんと叩いて、こうして俺といる時の泣いたり笑ったりは本当に可愛くて、ニヤけた顔は戻らない。
それを誤魔化すように、「泣き虫だよね~」と笑ってみせた。
・・・勿論椎娜にニヤけ顔は見せずに声と態度だけ。
「・・・私が招いた事だから、桜太だけが知ってる何かが残るのは嫌なの・・・。自分が知らないところで、桜太が抱えてるのも嫌。私は・・・過去にそうだったからって、それを心の枷みたいにして桜太と生きていきたくない・・・桜太にもそれを私に隠したまま引きずって一緒にいて欲しくない・・・。そう思えたのは、桜太の言葉があったからだよ・・・図々しく堂々と彼女ですって、していきたいから、今回の事は今、今日、決着をつけて、決別しなきゃいけないの・・・。黒木とは・・・決別の代償は大きかったけど・・・」
椎娜はもぞもぞと身体を動かして、包帯が巻かれた腕を見ている。
「・・・私・・・っ」
少し震えて、音量を間違えたみたいに大きな声。
「っ、うん・・・?」
どうしたどうした。
「・・・桜太の、彼女なので・・・!桜太が、好きでいてくれるなら、図々しく彼女です!ってしても、いいですか・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・頭と心、どちらでもエラー音が鳴り響いている気がした。
・・・・・・たまらんよ・・・・・・
・・・こんな決意表明ある・・・・・・????
俺涙出そう・・・・・・
「・・・・・・うん・・・」
「隠し持ってる名言・・・ぐす・・・」
・・・めい、げん・・・めいげん・・・?
・・・・・・
あぁ・・・だめだ・・・なんかなぁ・・・
椎娜の言葉のチョイスがツボに入るんだよ・・・
「え・・・名言・・・?てかなんで泣くんだよ~もぉ~(笑)」
「笑わないで・・・っ聞いてよ・・・」
「ごめん、可愛くて」
・・・我慢できなくて、ほら怒られた・・・
だって、可愛いんだよ・・・っ
胸に押し付けるように抱いていたのを両腕で抱きしめて、鼻を啜る椎娜の背を撫で、頭を何度もぽんぽんと叩いて、こうして俺といる時の泣いたり笑ったりは本当に可愛くて、ニヤけた顔は戻らない。
それを誤魔化すように、「泣き虫だよね~」と笑ってみせた。
・・・勿論椎娜にニヤけ顔は見せずに声と態度だけ。
「・・・私が招いた事だから、桜太だけが知ってる何かが残るのは嫌なの・・・。自分が知らないところで、桜太が抱えてるのも嫌。私は・・・過去にそうだったからって、それを心の枷みたいにして桜太と生きていきたくない・・・桜太にもそれを私に隠したまま引きずって一緒にいて欲しくない・・・。そう思えたのは、桜太の言葉があったからだよ・・・図々しく堂々と彼女ですって、していきたいから、今回の事は今、今日、決着をつけて、決別しなきゃいけないの・・・。黒木とは・・・決別の代償は大きかったけど・・・」
椎娜はもぞもぞと身体を動かして、包帯が巻かれた腕を見ている。
「・・・私・・・っ」
少し震えて、音量を間違えたみたいに大きな声。
「っ、うん・・・?」
どうしたどうした。
「・・・桜太の、彼女なので・・・!桜太が、好きでいてくれるなら、図々しく彼女です!ってしても、いいですか・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・頭と心、どちらでもエラー音が鳴り響いている気がした。
・・・・・・たまらんよ・・・・・・
・・・こんな決意表明ある・・・・・・????
俺涙出そう・・・・・・
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