徒然なる恋の話

焔 はる

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十四夜【幸福のカタチ】

14-14

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俺とセックスをするようになってから必ず潮を吹くようになった椎娜は、それまでのセックスで感じた事がないと言っていた。

もしかしたら、とは思うが・・・俺とするようになって、本当はこうなるのが普通だとか、当たり前のように思っているのかもしれない。

・・・実際、女の子によっては、セックスの時に感じる事を恥ずかしがる子もいるし、あれこれされたくない、冒険はしたくない、舐めるのはいいけど、舐められたくない、イキそうになると絶対に「もうやめて」と頑なな子、指でシていて俺は「あ、潮吹きそう」って思っても直前で「やだ、おしっ〇出そう」と止められたり・・・体位もバックは嫌、という子もいて、セックスは奥が深すぎる上に、やはり心身の相性はとても大事と学んだ・・・。

けれど、やはりそれは人それぞれ個人差もあるし、好き嫌い、感覚の相違、嫌がる理由もあるだろうからこれまでは無理強いはしてこなかったけど、「やだ、もうシないで」というのに、椎娜に限っては、「感じすぎるのが怖い」とか「キモチよくなりすぎるのが怖い」と言うから、こんなに身体の相性もいいのだから、多少無理強いかもしれないけど・・・たくさん感じてもらって、可愛く淫らになってほしいなと思ってる俺は、やっぱり歪んでいるのかもしれない。

でも・・・ずっと一緒にいるのなら、せっかくなら楽しみたいじゃないか・・・。

「ぁ・・・ぁ・・・ッ・・・っぅ・・・ン・・・ぁ、ん・・・」

「・・・椎娜・・・?大丈夫・・・?」

「ん・・・ん・・・き、もち・・・ぃ・・・ソ、コ・・・好き・・・」

「ふふ・・・ココ、ね・・・椎娜がいっぱい感じちゃうとこ・・・」

ぐッ、ぐッ・・・と持ち上げるように刺激をする。

そうすると、じわっ・・・と溢れる体液がナカを満たしながら溢れて、椎娜を貫くソレを伝い、内腿へと流れて行く。

「かわいい・・・感じてグズグズになっちゃう椎娜・・・大好き・・・」

「・・・好き・・・?」

「ん・・・大好きだよ・・・」

「・・・・・・私も・・・好き・・・ん・・・」

妖しさを纏い、ふにゃっと顔を緩める椎娜に、どうしようもなく滾る衝動。

噛みつくようなキスをして、深く差し入れた舌で椎娜の口内を侵していく。

小さな薄い舌を捕まえて側面、裏側、上顎をざりざりと舐め、溜まっていく唾液が零れる前にすすりあげて飲み干してしまう。
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