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十五夜【壊れていく音】
15-13
しおりを挟む「・・・しぃちゃん・・・?」
「私は、私がしたいからするの。桜太は、大人しくヤラれて。」
「ヤッ・・・え・・・?」
「ソフトに言い換えれば・・・・・・黙って抱かれて、かな?」
正直、マヌケな姿でソファーに転がされたままの桜太を放置して、私はあまり出番のない避妊具を寝室へと取りに行く。
子供ができてもいいと思っていたけど、先月から治療の為に服用を始めたピルの作用で妊娠する可能性はほぼなくなった。
今コンドームを取りに来たのは、
「え・・・着けるの?」
「うん、シャワー浴びたからナカに残るの嫌。」
「・・・俺、しぃちゃんのそういうハッキリした所きらいじゃないよ」
「そ?」
下着の中でクッキリとカタチを表したソレ撫でてあげているうちに、布越しにヌルヌルとした体液が滲み始める。
直接よりも、布越しに触られ、擦られる刺激は結構なもののようで、桜太は私の手に押し当てて腰を揺らそうとする。
「・・・・・・ねぇ、そんなの許してない。」
「ッ・・・ぅ、ん・・・っ・・・しぃなっ・・・」
切なそうに呼んでもだめ。
私は手を引いて、桜太の下着の中からガチガチに勃ち上がったソレを解放する。
「・・・・・・ほんと、元気だね。おぅちゃん、わかってる?今、桜太は私の好きなようにされてるの。それなのに興奮してるの?」
「・・・だ、って・・・」
「・・・・・・私、触ってもいないのにビクビクして・・・あ、また垂れた・・・」
「たれ、た・・・とか・・・っ言わないで・・・」
見られているだけで、張り詰めた先端から先走りが零れ、血管が浮く赤黒い肉杭を伝う。
「・・・っ・・・」
「・・・・・・無味。」
「ちょ・・・っ・・・ぁ、ァ・・・もぉ・・・」
指先で掬い取ってペロっと舐めても、それは無味無臭。
でも、ほんの僅かに甘い気がして、私の子宮はきゅんと疼いた。
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