徒然なる恋の話

焔 はる

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十七夜【タイトル未定】

17-6

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「私、素直になれなく、って・・・自分だって、いろんな女の子とシてたくせにって思った・・・それなのに私だけが責められるの?って納得できなくて、・・・ッ・・・男なんて結局みんな、私を思い通りにしたいだけなんだって思ったッ・・・」

桜太は黒木や他の男と違う、関係が変わってもそれは更に近い関係になって、失ったり煩わしく感じたり、勝手な期待や裏切り、そんなものに振り回される事はないって思っていた事自体が、とんでもない思い上がりだと思い知った。

桜太が私を好きだと言う事に自惚れたまま、安心しきっていつの間にか桜太をきちんと見なくなっていた事に他の誰でもない私自身がとんでもなく絶望して、私という人間のクズさに気づいた。


「ごめん・・・桜太・・・」


「・・・・・・別にいいんじゃない?」


「・・・・・・・・・は?」


思いがけない言葉に、啜り切れない鼻水が糸を引いて桜太のお腹にぽたりと落ちた。

「ちょ、鼻水(笑)」

身体を捻ってティッシュに手を伸ばし、私の鼻を拭いて自分のお腹を拭った。

「好きの表現が違うだけ、椎娜は・・・物凄く下手くそだし、でも、出て行かないって事は俺の事を好きでいてくれたからでしょ?それに・・・」


「んやんッ・・・あ、ぁんっ・・・」


「ちょっと突いただけでそうやって喘いで俺の事締め付けてるの、気づいてない?」


「・・・知らな、ッ・・・」


「ふぅん?俺はそれだけで十分、愛されてると思ってたけどね。」


にんまりと笑う桜太は、片腕が使えないハンデなどないかのように、私の腰を掴んで容赦なく突き上げ、弾かれるボールのように桜太の上で踊る私は、深く深く熱杭で貫かれて攻めたてられる。


「んんんんっあ、ぁ、ぁっ、ぁっッ・・・ンゃうッ・・・ッく、ぅ、んッ・・・」


「しぃちゃん、俺のコトキモチよくしてくれるんじゃないの?ほら、ねぇ」


「やぁッ・・・やぁぁッ・・・」


「やぁとか、そんな啼いてないでキモチよくしてよ・・・し~ちゃん・・・?」


グチュンッ・・・


「ッ・・・ーー~!んんっやぁあぁッ・・・」


子宮を突き上げてゴツゴツと穿ち、周囲の臓器やもっと深い場所にある臓物まで掻き混ぜるように肉体を打ち上げる凶器が、脳に響く音を立てて子宮を抉った瞬間、脳内が真っ白な世界にスパークして、光が弾けた。



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