徒然なる恋の話

焔 はる

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十七夜【タイトル未定】

17-9

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「もぉ~・・わがまま・・・(笑)」



「・・・嫌い?」



「・・・・・・ちょ~好き。」



「ふふ・・・あッんッ・・・あッ・・・す、ごぃ・・・っ・・・んんっ・・・あ、ぁ、ァ、ッ・・・っは、あっぅ・・・ぁんっ・・・」



ココに欲しいと足を広げ、下から貫く熱塊が身体を逸らしている事でお腹側をごっそりと削り取るように撫でては押し上げて子宮口を押し潰す。


トントンしていたノックは、潤んで愛液を溢れさせるナカから潮を呼び、結合部も互いの太腿もビショビショにしながらドチュドチュと突き上げて私を3回目の絶頂へと導いていく。



「・・・ぁ・・・っ・・・は・・・、し、ぃ・・・っな・・・」


「ん、ん、んあぁっ・・・っきも、ちぃっ・・・お、っ、た・・・おぅ、たぁっ・・・」


胎内で弾けて溢れたソレは股を伝い、きっとベッドをぐっしょりと濡らしてる。


桜太のお腹まで飛び散った飛沫を、桜太の熱い瞳が見つめ、形のいい唇の左側の口角が上がっている。


・・・嬉しそう・・・それだけで私の身体の火はすぐにまた次なる火を呼び起こして桜太を求める。


「・・・ほし、ぃ・・・桜太・・・ナ、カっ・・・」


「ん・・・椎娜っ・・・」


「あ、あぁ・・・あ・・・」


グっと子宮を押し上げる先端が張り詰めて震え、全ての熱を私のナカに解き放つ。

胎内で弾ける奔流は私のナカに光となって熱を与え、ココにいる意味すら与えてくれる。

・・・桜太がいるから、私はこの身体を持ってココに存在する意味がある。

桜太と繋がり感じ合う為の肉体は、桜太の傍にいる事でしか意味を成さない。

吐精の波に合わせて腰を揺らし、子宮を突き上げて全てを注ぎ込もうとする桜太に合わせて私もナカを締め付けて搾り取り、奥に飲み込んで精を奪おうと押し付けては引き、咥え込んでは離す・・・その動きを繰り返した。



「椎娜・・・結婚して・・・」


「いいよ」


「ちょっと、そんな簡単に返事しないでよ」


「え、桜太が言ったのに(笑)」


「そうだけど、そうじゃなくて・・・こんな、セックスしながらなんて」


「桜太が言ったんじゃない(笑)」


「そうだけど!もぉ~・・・・・・好き、椎娜・・・」


「・・・足りない」


「え、欲張り。」


「そうだよ?全部欲しいの、ほら・・・」


ぐりん、と腰を回して桜太のソレを締め付けた。


「あ、ん・・・も、ぉ・・・椎娜っ」


「・・・桜太の喘ぎ声可愛い。」


「男の喘ぎなんて可愛くないよ」


「男のじゃないもん、桜太のだから。たくさん啼かせたい」


「・・・やだもう・・・」


「じゃあ結婚しないの?」


「する!!」



そんなカッコもつかないけれど私たちらしい『結婚の意思確認』は、喧嘩の後の仲直りえっち、その流れで行われたのだった。
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