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第一章 夢見の城
奇妙な噂⑥
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「伝染夢、それは言葉通り話を聞くとうつる夢です。
ずっと昔、六堂市のどこかにある洋館に資産家の両親を持つ体の弱い少女が住んでいました。学校に通えず、少女は一日中ベッドの上で本を読んだり、歌ったりして過ごしていたそうです。
せめて友達が欲しい。少女は毎晩そう願いました。
両親はそんな少女の為に、同じ年頃のお手伝いさんを住みこみで雇ったんです。
初めて会った時から二人は意気投合し、すぐに友達になりました。
だけど、少女は裏切られました。
お手伝いの子は、煌びやかな少女の持ち物に目が眩み、盗みを働くようになったんです。
眠りから覚めると自分の宝物のアクセサリーや時計、硝子細工などがなくなっていることに気付いた少女は、ある日、眠ったふりをして犯人を待ちました。
そして、少女はお手伝いの子が自分の大切なものを盗んでいるのを見てしまったのです。
そのまま喧嘩になり、その子はクビになりました。
夢の中の世界の方が、現実よりずっと優しくて温かい。
その晩少女はベッドに入って眠ったきり、二度と目覚めることはなかったそうです。
葬儀を終えた両親は市外へ引っ越し、洋館は空き家となりました。
その洋館で、寂しい人生を終えた少女の霊が目撃されるようになったそうです」
ありがちなホラーだ。
これが眠り病と関係があるのだとしたら、あまりに陳腐すぎる。
真剣に語ってくれる伊東には悪いが、光季は途中で話に飽きてしまった。
この話が伝染夢だとしたら、とんだ三流怪談で危険視する要素は一つも無い。
要と優は笑みを浮かべてうんうんと相槌を打ちながら話を聞いているが、その他の隊員はうんざりとした顔になっていた。陽平に至ってはこくりこくりと船を漕いでいる。長話に耐えられなくなったようだ。
「少女の霊の噂を聞きつけて、肝試しに訪れたカップルが洋館の二階の少女の部屋だった場所で、美少女の幽霊を見たんです。
幽霊は『このベッドで眠って。そうしたら、素敵な夢が見れるわ』と二人に言いました。
二人はそのまま眠ってしまい、気付けば朝になってました。
二人は日中何事もなく過ごしたけど、その晩、幽霊が枕元に現れました。
幽霊に『おやすみなさい、永久によい夢を』と告げられた二人は、眠ったきり死んでしまったそうです。
この話を聞くと、三日以内に少女が枕元に現れて、夢の世界に引きずり込まれる。これが私達の学校で流行っている伝染夢です。
私は友達からこの話を聞いた二日後の夜、本当に少女の霊の夢を見ました」
「つまり簡潔に言うと、伝染夢とは洋館に出る少女の幽霊の話を聞くと、少女の幽霊が枕元に立ち、夢から醒めなくなるという怪談というわけだな?」
ぶっきらぼうに響が確認すると、伊東はぎこちなく頷いた。
不機嫌を露わにする響に光季は苦笑する。わざわざ話にきてくれた伊東が気の毒だ。
「伊東さん、君のところにも少女の霊が現れたそうだけど、どんな夢をみたんだい?」
響とはうってかわって優しい声で要が尋ねると、ほっとしたように伊東が答えた。
「私は、すごく幸せな夢でした。明るい音楽が流れる遊園地で、嫌な人間関係や勉強のことなんて忘れて、仲がいい友達と楽しく遊んでる夢です」
伊東の回答を聞いて、今度は優が身を乗り出して質問をする。
「ふうん。いい夢だねー。キミ以外の子も同じ夢をみたの? 楽しい夢?」
「違います。屋敷に行って美少女の霊と会うところまではみんな一緒なんですけど、その先は人によって違うんです。
一緒に話を聞いた友達の中に、夢の中でベッドで寝るのを拒否した子がいました。
その子は、三日間魘されたあとちゃんと目が覚めたんですけど、楽しい夢じゃなくて、すごく怖い夢を見たって言ってました」
「へえ、そうなんだ。話してくれてありがとう。解決の糸口にさせてもらうよ」
「はい。あの、私の友達も起きない子がたくさんいるんです。助けてあげて下さい」
ぺこりと頭を下げた伊東に対して、優は首を縦に振らず、ただ「最善を尽くすよ」と答えただけだった。
任務遂行に関していつも自信満々な優が言葉を濁すのは珍しい。
それだけこの事件は厄介なのだろう。
確かに、夢の中では手の出しようがない。どうやって解決するつもりなのだろう。
光季は他人事のようにぼんやり思った。
伊東が帰ると、そのまま作戦会議が始まった。
「まずは妖怪の仕業、精神的なもの、霊的現象のどれにあたるか見極める必要があるな」
「そりゃそうだろうけどな、どうやって見極めるかが問題なんじゃないのか?響、オマエ、なんかいい案があるのか?」
口火を切った響に虎徹が気だるげな視線を向けて尋ねた。
腕を頭の後ろで組んでのけぞっただらしない格好と挑発的な言葉に触発され、響は苛立った顔で虎徹を睨む。
はやくも険悪なムードだ。
この二人を組ませたのは人選ミスじゃないだろうか。
この人選の意図が見えない。
頭を使う系の任務なので、虎徹や陽平よりも武志や陽平の隊長で頭のいい慧士の方が適任に思える。
虎徹も陽平も戦闘における知恵は回るが、調査についてはやる気をみせず、頭もボンクラだ。
光季自身、頭の回転が速く洞察力もあるものの、ありとあらゆる事柄を論理立てて細かく考察して様々な仮説を立てるのは苦手だ。
現場を見てあれこれ考えるような事件なら役に立てるかもしれないが、夢という抽象的で見えないものが相手となると、何をどうしていいか見当がつかない。
「今からここでオレ達のなかの誰かが寝たらいいじゃないすか? 同じ夢を見て、少女の霊に会ったら直接、人を眠らせる目的や正体について聞くとか」
へらりと笑いながら迷案を出した陽平を、光季は眉間に皺を寄せて睨んだ。
「陽平、おまえやっぱバカだな。幽霊に聞くとか、どんだけ直接的な手段に及ぼうとしてんだよ。聞いて解決するような単純な事件ならこんな大事になんてなってねーよ」
「そうか?そんなん、やってみなきゃわかんねぇじゃん?」
「わかるっつーの」
「うーん、悪くない案かもしんないけど、眠っちゃった子と同じ夢を見るのは最終手段かな。夢を見て起きられなくなっちゃったら。元も子もないでしょ」
「そうだな、優の言う通りだ。俺も夢を見るのは避けるべきだと思う」
要の意見に光季は首を捻った。
「ねえ朝比奈さん、夢を見ないなんてことできんの? 伝染夢を聞いたら、かならず夢を見ちゃうから被害者が増えてんでしょ?」
光季の質問に要が答えるより先に、狭霧が口を挟んだ。
「いや、必ず幽霊の夢を見るわけではないそうだ。
依頼をもってきた星崎学園の学園長に話を聞いたんだが、伝染夢の話を聞いても、その夢を見なかった生徒もいるようだ。
学園長は初めの内は眠ったまま起きないのはストレスや精神疾患のせいではないかと考え、生徒の心理状態を探ろうとアンケートとYG性格検査をとりおこなった。
その結果、夢を見なかった生徒は、悩まない、もしくは強い自我を持ったタイプの性格だったこと、現状に満足している生徒であることがわかっている」
「もしかして、おれたち六人はそのタイプの人間だから集められたんですか?」
光季の質問に狭霧が満面の笑みを浮かべた。
「さすがは水瀬君だ、察しがいいな。その通りだ。俺と貴船さんは君達を夢に捕まらない強い精神の持ち主だと判断した。そこで、今回の任務に選出させてもらった」
狭霧に悪気がないとわかっているものの、能天気、もしくは頑固な人と言われている気がして光季は素直に喜べなかった。
特に、陽平や虎徹と同じ系統の人間と分類されているのが納得いかない。
「えー、ヤなこといわないでよ、狭霧長官。虎徹サンと同類なんて冗談じゃないよ」
「ちょっと待て、松風。どういう意味だ?俺と同じは嫌とか酷くないか?」
優の言葉に、さっきまでだんまりを決め込んでいた虎徹が身を起こした。
「ところで、長官。眠っちゃった生徒の容体とかわかりますか?」
詰め寄る虎徹をさらりと無視して、優は仕事モードになった。
スルーされても虎徹は気にした様子はなく、いつもの不敵な笑みを浮かべている。
やっぱり彼は図太いようだ。現実逃避をして夢の世界に逃げるなんて無縁だろう。
改めて、貴船社長と狭霧長官には人を見る目があると光季は実感した。
「今のところ、眠ってしまった
ほとんどの生徒は栄養点滴だけ打って自宅療養をしているが、数名、かなり衰弱して入院しているようだ」
「なるほど。まずは入院している生徒に会ってみようか。
普通の人には見えないけど、もしかすると丙種の妖怪がくっついて霊力を奪ってるのかもしれないしね。
オレ、要、光季、響サンは先に病院に行って眠っている子の様子を見てくるから、虎徹サンと陽平は星崎学園に行って、伝染夢についてもっと詳しく調べてきてくんない?」
「了解した。それじゃあ早速行こうぜ、日向」
「りょーかいっす、如月さん。そんじゃ光季、また後でな」
難航するかと思っていた会議は割とあっさり終わった。
光季は足並みを揃えず気ままに歩いていった陽平と虎徹を見送ると、優と要と一緒に響の車に乗せてもらって、星崎学園の生徒が多く入院している星ヶ丘病院へ向かった。
ずっと昔、六堂市のどこかにある洋館に資産家の両親を持つ体の弱い少女が住んでいました。学校に通えず、少女は一日中ベッドの上で本を読んだり、歌ったりして過ごしていたそうです。
せめて友達が欲しい。少女は毎晩そう願いました。
両親はそんな少女の為に、同じ年頃のお手伝いさんを住みこみで雇ったんです。
初めて会った時から二人は意気投合し、すぐに友達になりました。
だけど、少女は裏切られました。
お手伝いの子は、煌びやかな少女の持ち物に目が眩み、盗みを働くようになったんです。
眠りから覚めると自分の宝物のアクセサリーや時計、硝子細工などがなくなっていることに気付いた少女は、ある日、眠ったふりをして犯人を待ちました。
そして、少女はお手伝いの子が自分の大切なものを盗んでいるのを見てしまったのです。
そのまま喧嘩になり、その子はクビになりました。
夢の中の世界の方が、現実よりずっと優しくて温かい。
その晩少女はベッドに入って眠ったきり、二度と目覚めることはなかったそうです。
葬儀を終えた両親は市外へ引っ越し、洋館は空き家となりました。
その洋館で、寂しい人生を終えた少女の霊が目撃されるようになったそうです」
ありがちなホラーだ。
これが眠り病と関係があるのだとしたら、あまりに陳腐すぎる。
真剣に語ってくれる伊東には悪いが、光季は途中で話に飽きてしまった。
この話が伝染夢だとしたら、とんだ三流怪談で危険視する要素は一つも無い。
要と優は笑みを浮かべてうんうんと相槌を打ちながら話を聞いているが、その他の隊員はうんざりとした顔になっていた。陽平に至ってはこくりこくりと船を漕いでいる。長話に耐えられなくなったようだ。
「少女の霊の噂を聞きつけて、肝試しに訪れたカップルが洋館の二階の少女の部屋だった場所で、美少女の幽霊を見たんです。
幽霊は『このベッドで眠って。そうしたら、素敵な夢が見れるわ』と二人に言いました。
二人はそのまま眠ってしまい、気付けば朝になってました。
二人は日中何事もなく過ごしたけど、その晩、幽霊が枕元に現れました。
幽霊に『おやすみなさい、永久によい夢を』と告げられた二人は、眠ったきり死んでしまったそうです。
この話を聞くと、三日以内に少女が枕元に現れて、夢の世界に引きずり込まれる。これが私達の学校で流行っている伝染夢です。
私は友達からこの話を聞いた二日後の夜、本当に少女の霊の夢を見ました」
「つまり簡潔に言うと、伝染夢とは洋館に出る少女の幽霊の話を聞くと、少女の幽霊が枕元に立ち、夢から醒めなくなるという怪談というわけだな?」
ぶっきらぼうに響が確認すると、伊東はぎこちなく頷いた。
不機嫌を露わにする響に光季は苦笑する。わざわざ話にきてくれた伊東が気の毒だ。
「伊東さん、君のところにも少女の霊が現れたそうだけど、どんな夢をみたんだい?」
響とはうってかわって優しい声で要が尋ねると、ほっとしたように伊東が答えた。
「私は、すごく幸せな夢でした。明るい音楽が流れる遊園地で、嫌な人間関係や勉強のことなんて忘れて、仲がいい友達と楽しく遊んでる夢です」
伊東の回答を聞いて、今度は優が身を乗り出して質問をする。
「ふうん。いい夢だねー。キミ以外の子も同じ夢をみたの? 楽しい夢?」
「違います。屋敷に行って美少女の霊と会うところまではみんな一緒なんですけど、その先は人によって違うんです。
一緒に話を聞いた友達の中に、夢の中でベッドで寝るのを拒否した子がいました。
その子は、三日間魘されたあとちゃんと目が覚めたんですけど、楽しい夢じゃなくて、すごく怖い夢を見たって言ってました」
「へえ、そうなんだ。話してくれてありがとう。解決の糸口にさせてもらうよ」
「はい。あの、私の友達も起きない子がたくさんいるんです。助けてあげて下さい」
ぺこりと頭を下げた伊東に対して、優は首を縦に振らず、ただ「最善を尽くすよ」と答えただけだった。
任務遂行に関していつも自信満々な優が言葉を濁すのは珍しい。
それだけこの事件は厄介なのだろう。
確かに、夢の中では手の出しようがない。どうやって解決するつもりなのだろう。
光季は他人事のようにぼんやり思った。
伊東が帰ると、そのまま作戦会議が始まった。
「まずは妖怪の仕業、精神的なもの、霊的現象のどれにあたるか見極める必要があるな」
「そりゃそうだろうけどな、どうやって見極めるかが問題なんじゃないのか?響、オマエ、なんかいい案があるのか?」
口火を切った響に虎徹が気だるげな視線を向けて尋ねた。
腕を頭の後ろで組んでのけぞっただらしない格好と挑発的な言葉に触発され、響は苛立った顔で虎徹を睨む。
はやくも険悪なムードだ。
この二人を組ませたのは人選ミスじゃないだろうか。
この人選の意図が見えない。
頭を使う系の任務なので、虎徹や陽平よりも武志や陽平の隊長で頭のいい慧士の方が適任に思える。
虎徹も陽平も戦闘における知恵は回るが、調査についてはやる気をみせず、頭もボンクラだ。
光季自身、頭の回転が速く洞察力もあるものの、ありとあらゆる事柄を論理立てて細かく考察して様々な仮説を立てるのは苦手だ。
現場を見てあれこれ考えるような事件なら役に立てるかもしれないが、夢という抽象的で見えないものが相手となると、何をどうしていいか見当がつかない。
「今からここでオレ達のなかの誰かが寝たらいいじゃないすか? 同じ夢を見て、少女の霊に会ったら直接、人を眠らせる目的や正体について聞くとか」
へらりと笑いながら迷案を出した陽平を、光季は眉間に皺を寄せて睨んだ。
「陽平、おまえやっぱバカだな。幽霊に聞くとか、どんだけ直接的な手段に及ぼうとしてんだよ。聞いて解決するような単純な事件ならこんな大事になんてなってねーよ」
「そうか?そんなん、やってみなきゃわかんねぇじゃん?」
「わかるっつーの」
「うーん、悪くない案かもしんないけど、眠っちゃった子と同じ夢を見るのは最終手段かな。夢を見て起きられなくなっちゃったら。元も子もないでしょ」
「そうだな、優の言う通りだ。俺も夢を見るのは避けるべきだと思う」
要の意見に光季は首を捻った。
「ねえ朝比奈さん、夢を見ないなんてことできんの? 伝染夢を聞いたら、かならず夢を見ちゃうから被害者が増えてんでしょ?」
光季の質問に要が答えるより先に、狭霧が口を挟んだ。
「いや、必ず幽霊の夢を見るわけではないそうだ。
依頼をもってきた星崎学園の学園長に話を聞いたんだが、伝染夢の話を聞いても、その夢を見なかった生徒もいるようだ。
学園長は初めの内は眠ったまま起きないのはストレスや精神疾患のせいではないかと考え、生徒の心理状態を探ろうとアンケートとYG性格検査をとりおこなった。
その結果、夢を見なかった生徒は、悩まない、もしくは強い自我を持ったタイプの性格だったこと、現状に満足している生徒であることがわかっている」
「もしかして、おれたち六人はそのタイプの人間だから集められたんですか?」
光季の質問に狭霧が満面の笑みを浮かべた。
「さすがは水瀬君だ、察しがいいな。その通りだ。俺と貴船さんは君達を夢に捕まらない強い精神の持ち主だと判断した。そこで、今回の任務に選出させてもらった」
狭霧に悪気がないとわかっているものの、能天気、もしくは頑固な人と言われている気がして光季は素直に喜べなかった。
特に、陽平や虎徹と同じ系統の人間と分類されているのが納得いかない。
「えー、ヤなこといわないでよ、狭霧長官。虎徹サンと同類なんて冗談じゃないよ」
「ちょっと待て、松風。どういう意味だ?俺と同じは嫌とか酷くないか?」
優の言葉に、さっきまでだんまりを決め込んでいた虎徹が身を起こした。
「ところで、長官。眠っちゃった生徒の容体とかわかりますか?」
詰め寄る虎徹をさらりと無視して、優は仕事モードになった。
スルーされても虎徹は気にした様子はなく、いつもの不敵な笑みを浮かべている。
やっぱり彼は図太いようだ。現実逃避をして夢の世界に逃げるなんて無縁だろう。
改めて、貴船社長と狭霧長官には人を見る目があると光季は実感した。
「今のところ、眠ってしまった
ほとんどの生徒は栄養点滴だけ打って自宅療養をしているが、数名、かなり衰弱して入院しているようだ」
「なるほど。まずは入院している生徒に会ってみようか。
普通の人には見えないけど、もしかすると丙種の妖怪がくっついて霊力を奪ってるのかもしれないしね。
オレ、要、光季、響サンは先に病院に行って眠っている子の様子を見てくるから、虎徹サンと陽平は星崎学園に行って、伝染夢についてもっと詳しく調べてきてくんない?」
「了解した。それじゃあ早速行こうぜ、日向」
「りょーかいっす、如月さん。そんじゃ光季、また後でな」
難航するかと思っていた会議は割とあっさり終わった。
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