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【38】
家の中に入ったは良いけど、どこにどうしたら良いのか全くわからない。
初めて他人の部屋に入ったのだ。しかも異性の。
ドキドキしてる。
ゾロゾロと男達も入って来てはいるが、自分は1人だけ女性なのだと実感させられる。
気を落ち着けて室内を見回すが綺麗に整頓されている。シュナイダーの性格なのだろう。
2人がけの椅子に座るとシュナイダーが隣に座った。
他の仲間達は当たり前のように床に座って腕を組むもの、タバコを吸うもの、イヤホンを耳に当て音楽を聴くものなどみんなやってる事はバラバラだがリジーが緊張することはなかった。きっと気をつかってくれているんだろう。そう感じた。
「で、私はどうしたらいいの?」
「しばらくはここからリモートで仕事してくれ。」
「リモートで?やった事ないわ。ここには私のパソコンもないのよ?」
「その点は心配しなくていい。ほら、コレだろ?」
シュナイダーが言いながら鞄から出したのは私のパソコンだった。いつの間に?
「えっ?何であなたが私のパソコンを持ってるの?コレは昨日職場に置いて来たやつなのに。」
「入手方法は秘密だ。だがこれでここですることには問題ないだろ?」「え、ええ、まぁそうだけど…。」「なら決まりだ。みんな配置についてくれ。情報は密に。連絡方法はいつもので頼む。」
「ああ、分かってる。にしてもお前の彼女の護衛なんてな、ビックリだぜ。」「それに可愛いしな。」「だな。」
「お、お前ら~。」
「俺らはここで退散した方がいいみたいだな。」「だな。」「おじゃま虫はたいさーん!」
頭をわしゃわしゃかいてイライラしながらも絶対の信頼を寄せてる仲間達の存在はシュナイダーにとっていい影響を与えている様子で羨ましかった。
リジーにはそういった気のおける友人は少ない。
静かになったシュナイダーの部屋は何だか広く感じた。
「リジー、客室で悪いが寝室はこっちの部屋だ。俺の部屋はすぐ隣だからな。何かあったら叫んでくれ。すぐ飛んでくよ。」
「ありがとう。いろいろしてくれて。わたし、私ね?」
「何だい?」
何を言おうとしていたのかを一瞬忘れてしまってボーッとしたが、何も言わなくてもいい気がしていた。
お互いが目を見つめ合い、そして……。
ハグだけしてシュナイダーは部屋から出て行った。
リジーは名残惜しかった。
もっとそばにいて欲しいと。
そんな夢見たいな話、シュナイダーからしたら笑っちゃうかもしれないと思い、頭を振って気持ちを切り替えた。
明日からはここから仕事の手配等をしなくてはならない。本当にできるのか不安だったが、あれだけの男達が、本物のSPが護衛してくれるのだ。もうなんでもこいという感じ。
パソコンの画面を立ち上げるとすぐに気持ちを切り替え仕事を始めた。
職場の同僚には初め携帯からメールなどして連絡を取り合っていたが、リモートワークをしてみようと持ちかけたらすぐに皆に連絡を取りパソコン上ではあるが皆と繋がれて嬉しかった。
まずは会場での売上げからスタートしてアンケートも書いてもらったことを聞いたリジーはまとめて欲しいと頼むとすぐに返事が来る。
あれこれと打ち合わせしていたら時間の経つのも忘れていることに気づいた。
部屋のドアの前にシュナイダーが立っていたからだ。
ニコニコした顔で。
笑いながら腕時計を指さすとリジーはハッとして時間を見ると3時間も話し込んでいたことにようやく気づいた。同僚も同じで気づいていなかったのでここで切りをつけて今日はお開きとなった。
「いつからそこに?」
「そうだなぁ~、1時間くらい前かな。君が髪をかき上げながら打ち合わせしてる姿をジッと見ていたよ。」
「な、…それならもっと早く言ってくれたらよかったのに…。」
「それじゃあ終わらないかなと思ったんだ。キリがつくまでさせてみようってね。そしたらいつまで経っても終わらないからどうしようかと考えていたところさ。」
「まぁ、ごめんなさい。居候のみなのに食事の支度…してなかったわ。」
「いや、君にそんなことをさせたいわけじゃない。自由でいいよ?」
「甘えちゃうから、次からはね?」
「分かったよ。なら次からだ。」
果たして次があるのかリジーはちょっとだけ不安になった。
初めて他人の部屋に入ったのだ。しかも異性の。
ドキドキしてる。
ゾロゾロと男達も入って来てはいるが、自分は1人だけ女性なのだと実感させられる。
気を落ち着けて室内を見回すが綺麗に整頓されている。シュナイダーの性格なのだろう。
2人がけの椅子に座るとシュナイダーが隣に座った。
他の仲間達は当たり前のように床に座って腕を組むもの、タバコを吸うもの、イヤホンを耳に当て音楽を聴くものなどみんなやってる事はバラバラだがリジーが緊張することはなかった。きっと気をつかってくれているんだろう。そう感じた。
「で、私はどうしたらいいの?」
「しばらくはここからリモートで仕事してくれ。」
「リモートで?やった事ないわ。ここには私のパソコンもないのよ?」
「その点は心配しなくていい。ほら、コレだろ?」
シュナイダーが言いながら鞄から出したのは私のパソコンだった。いつの間に?
「えっ?何であなたが私のパソコンを持ってるの?コレは昨日職場に置いて来たやつなのに。」
「入手方法は秘密だ。だがこれでここですることには問題ないだろ?」「え、ええ、まぁそうだけど…。」「なら決まりだ。みんな配置についてくれ。情報は密に。連絡方法はいつもので頼む。」
「ああ、分かってる。にしてもお前の彼女の護衛なんてな、ビックリだぜ。」「それに可愛いしな。」「だな。」
「お、お前ら~。」
「俺らはここで退散した方がいいみたいだな。」「だな。」「おじゃま虫はたいさーん!」
頭をわしゃわしゃかいてイライラしながらも絶対の信頼を寄せてる仲間達の存在はシュナイダーにとっていい影響を与えている様子で羨ましかった。
リジーにはそういった気のおける友人は少ない。
静かになったシュナイダーの部屋は何だか広く感じた。
「リジー、客室で悪いが寝室はこっちの部屋だ。俺の部屋はすぐ隣だからな。何かあったら叫んでくれ。すぐ飛んでくよ。」
「ありがとう。いろいろしてくれて。わたし、私ね?」
「何だい?」
何を言おうとしていたのかを一瞬忘れてしまってボーッとしたが、何も言わなくてもいい気がしていた。
お互いが目を見つめ合い、そして……。
ハグだけしてシュナイダーは部屋から出て行った。
リジーは名残惜しかった。
もっとそばにいて欲しいと。
そんな夢見たいな話、シュナイダーからしたら笑っちゃうかもしれないと思い、頭を振って気持ちを切り替えた。
明日からはここから仕事の手配等をしなくてはならない。本当にできるのか不安だったが、あれだけの男達が、本物のSPが護衛してくれるのだ。もうなんでもこいという感じ。
パソコンの画面を立ち上げるとすぐに気持ちを切り替え仕事を始めた。
職場の同僚には初め携帯からメールなどして連絡を取り合っていたが、リモートワークをしてみようと持ちかけたらすぐに皆に連絡を取りパソコン上ではあるが皆と繋がれて嬉しかった。
まずは会場での売上げからスタートしてアンケートも書いてもらったことを聞いたリジーはまとめて欲しいと頼むとすぐに返事が来る。
あれこれと打ち合わせしていたら時間の経つのも忘れていることに気づいた。
部屋のドアの前にシュナイダーが立っていたからだ。
ニコニコした顔で。
笑いながら腕時計を指さすとリジーはハッとして時間を見ると3時間も話し込んでいたことにようやく気づいた。同僚も同じで気づいていなかったのでここで切りをつけて今日はお開きとなった。
「いつからそこに?」
「そうだなぁ~、1時間くらい前かな。君が髪をかき上げながら打ち合わせしてる姿をジッと見ていたよ。」
「な、…それならもっと早く言ってくれたらよかったのに…。」
「それじゃあ終わらないかなと思ったんだ。キリがつくまでさせてみようってね。そしたらいつまで経っても終わらないからどうしようかと考えていたところさ。」
「まぁ、ごめんなさい。居候のみなのに食事の支度…してなかったわ。」
「いや、君にそんなことをさせたいわけじゃない。自由でいいよ?」
「甘えちゃうから、次からはね?」
「分かったよ。なら次からだ。」
果たして次があるのかリジーはちょっとだけ不安になった。
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