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2 交尾をしてしまう話

4 でて行こうとする話

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「はぁ♡ はぁ♡ んっ……♡」

気を失ったご主人の下から抜け出す。
挿入されたままのおちんちんを抜くとき、甘い声が漏れてしまう。
おなかの奥がタポタポしているのを動くたびに感じて、それでおなかの奥、子宮がイってしまう。
ご主人にセクハラされてからずっと重かったおなかの奥変な感じって、子宮がうずいていたんだな、って今更ながら自覚して恥ずかしくなってしまった。

本能がご主人と愛し合いたい、ご主人と子をなしたいと訴えている気がする。
ソレを無視して、ボクは旅立つ用意を進める。

ご主人は加護を移した反動で、しばらくは起きてこれないだろう。といってもどれだけだかわからない。さっさと旅立つに限る。
あらかじめ準備はしていたのだ。体を雑にタオルで拭うと、冒険用の服をちゃっちゃと着て、まとめてあった荷物を担ぐ。ご主人とはもう会わないつもりだ。

ご主人にはやっぱりボクみたいな男女ではなくて、かわいくて身分もはっきりした女性がいいだろう。
紋もないから、本当に好きになった相手と結婚も問題ない。
そうするとボクがどうなるのか、とかきっと心配していたのだろうが、ボクは別に一人でも生きていける。
貯金もあるし、ご主人に心配されることはないのだ。

だが口で言ってもきっと乗ってこないだろうから、一人旅立つことにしたのだ。
逃げてしまえば捕まらないだろう、そんなことを考えていたのだが……

「どこに行くのかな? シロ?」

家の扉を開けるとそこにはご主人がいた。

「くだらないことを考えていて、変なことを企んでいたのは気づいていたよ。さて、お仕置きの時間だ」

ご主人に腰を抱き寄せられる。
そのまま強引に口づけされ、ディープキスされる。
口の中を舐め回されて、息もできなくなり、それでも話してもらえずに蹂躙されながら、ボクの初めてを経験したベッドに連れ戻されるのだった。
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