26 / 57
第三章 黒鉄姫の東方大陸動乱 エフラク戦役
5 エフラ沖海戦 本戦
しおりを挟む
相手の攻撃の射程に入るまで、こちらから一方的に矢を放ち続ける。
とはいえ、機械弓の連射能力は低いため、三射もすると相手の攻撃の射程に入ってしまう。
初撃で小型船1隻を脱落させたが、ほかの二射はあまり有効打を与えられていない。
大型船に突き刺さった矢はあまり効果があるようには見えなかった。
そうして先頭を走る黒船は、敵船に囲まれ、一斉に攻撃を受けた。
「これはきれいだねぇ」
「白いお姫様は黒いお姫様よりもじゃじゃ馬だな」
「見た目以上に危ないわけではないからね」
火の魔法と、火矢が船へ降り注ぐ。
12隻から放たれる攻撃は、花火のようにきれいであるが、普通の船ならばこれだけの攻撃を受ければただでは済まないだろう。
しかしこれは黒船なのである。
火の魔法は着弾前に逸れ、海に堕ちる。
黒鉄の抗魔効果により魔法が弾かれているのだ。大量の魔法が一切船には着弾せず、船の周りで水柱を立てるだけだった。
火矢も火は基本的に魔法で燃えているので、魔力が多く含まれている。黒鉄に弾かれて海へと落ちていった。
ただ、その中でも船に届く矢がある。近くに墜ちた一本を拾う。
どうやら矢じりの部分に布を巻いて油が浸み込ませてある様だ。
おそらく着火だけ魔法を使っているのだろう。魔力がほとんどないから船まで届いたようだ。魔力が少ない兵が放ったのだろうか。
ただ、黒船は表面が黒鉄でおおわれているので、火がつかない。
結局届いた矢もたいしたダメージにはならなかった。
攻撃が収まり、水柱が消える。
消えた水柱の奥から現れた無傷の黒船に、敵は恐慌状態に陥ったようだ。
あれだけの攻撃を受ければ、普通は大型船でもただでは済まない。
にもかかわらず無傷であるのを見て、相手は動揺をしているようだ。
距離を取ろうとする船。
逆に詰め寄って接舷しようとする船。
その場でさらに攻撃しようとする船。
それぞれがバラバラに動いたものだから、お互いがお互いを邪魔して艦隊行動が完全に止まった。
その瞬間、回り込んでいたこちらの船が一斉に攻撃を始める。
火の魔法が飛び、火矢が敵船に突き刺さる。
大型船三隻も帆を焼かれ、船体にも火がついて大騒ぎになっている。
勝負は決まった。
旗艦らしき船が白旗を上げたのだ。
これはボクたちが上陸するための障害がなくなったことを意味する。
救援と拿捕するために小型船の半分と大型船3隻を残すと、ボクたちはエフラの町に乗り込むのであった。
とはいえ、機械弓の連射能力は低いため、三射もすると相手の攻撃の射程に入ってしまう。
初撃で小型船1隻を脱落させたが、ほかの二射はあまり有効打を与えられていない。
大型船に突き刺さった矢はあまり効果があるようには見えなかった。
そうして先頭を走る黒船は、敵船に囲まれ、一斉に攻撃を受けた。
「これはきれいだねぇ」
「白いお姫様は黒いお姫様よりもじゃじゃ馬だな」
「見た目以上に危ないわけではないからね」
火の魔法と、火矢が船へ降り注ぐ。
12隻から放たれる攻撃は、花火のようにきれいであるが、普通の船ならばこれだけの攻撃を受ければただでは済まないだろう。
しかしこれは黒船なのである。
火の魔法は着弾前に逸れ、海に堕ちる。
黒鉄の抗魔効果により魔法が弾かれているのだ。大量の魔法が一切船には着弾せず、船の周りで水柱を立てるだけだった。
火矢も火は基本的に魔法で燃えているので、魔力が多く含まれている。黒鉄に弾かれて海へと落ちていった。
ただ、その中でも船に届く矢がある。近くに墜ちた一本を拾う。
どうやら矢じりの部分に布を巻いて油が浸み込ませてある様だ。
おそらく着火だけ魔法を使っているのだろう。魔力がほとんどないから船まで届いたようだ。魔力が少ない兵が放ったのだろうか。
ただ、黒船は表面が黒鉄でおおわれているので、火がつかない。
結局届いた矢もたいしたダメージにはならなかった。
攻撃が収まり、水柱が消える。
消えた水柱の奥から現れた無傷の黒船に、敵は恐慌状態に陥ったようだ。
あれだけの攻撃を受ければ、普通は大型船でもただでは済まない。
にもかかわらず無傷であるのを見て、相手は動揺をしているようだ。
距離を取ろうとする船。
逆に詰め寄って接舷しようとする船。
その場でさらに攻撃しようとする船。
それぞれがバラバラに動いたものだから、お互いがお互いを邪魔して艦隊行動が完全に止まった。
その瞬間、回り込んでいたこちらの船が一斉に攻撃を始める。
火の魔法が飛び、火矢が敵船に突き刺さる。
大型船三隻も帆を焼かれ、船体にも火がついて大騒ぎになっている。
勝負は決まった。
旗艦らしき船が白旗を上げたのだ。
これはボクたちが上陸するための障害がなくなったことを意味する。
救援と拿捕するために小型船の半分と大型船3隻を残すと、ボクたちはエフラの町に乗り込むのであった。
0
あなたにおすすめの小説
最強剣士が転生した世界は魔法しかない異世界でした! ~基礎魔法しか使えませんが魔法剣で成り上がります~
渡琉兎
ファンタジー
政権争いに巻き込まれた騎士団長で天才剣士のアルベルト・マリノワーナ。
彼はどこにも属していなかったが、敵に回ると厄介だという理由だけで毒を盛られて殺されてしまった。
剣の道を極める──志半ばで死んでしまったアルベルトを不憫に思った女神は、アルベルトの望む能力をそのままに転生する権利を与えた。
アルベルトが望んだ能力はもちろん、剣術の能力。
転生した先で剣の道を極めることを心に誓ったアルベルトだったが──転生先は魔法が発展した、魔法師だらけの異世界だった!
剣術が廃れた世界で、剣術で最強を目指すアルベルト──改め、アル・ノワールの成り上がり物語。
※アルファポリス、カクヨム、小説家になろうにて同時掲載しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる