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【第1章】 捨てられ令嬢と氷の公爵
第10話 王都からの急報と、愚かな夜会
ジークハルト様から「氷の薔薇」を頂いてから数日後。
北の公爵邸は、相変わらず穏やかで温かい空気に包まれていた。
私は執務室で、新調したカーテンの生地見本を眺めていた。
鮮やかな黄色にするか、落ち着いたクリーム色にするか。そんな平和な悩みに没頭できるのも、ここが安全な場所だからだ。
「奥様。王都の調査員より、第一報が届きました」
執事のハンスが、いつものように銀の盆を持って入ってきた。
けれど今日、その表情はどこか晴れやかで、口元には隠しきれないニヤリとした笑みが浮かんでいる。
「……ハンスさん? 何か良いことでもありましたか?」
「ええ、とても。奥様の実家である男爵家の方々が、王都で非常に『興味深い』劇を演じられたようです」
「劇、ですか?」
ハンスから渡された報告書。
そこに記されていたのは、先日王宮で開かれた夜会での、信じられないような騒動の顛末(てんまつ)だった。
◇
――数日前、王都の王宮夜会にて。
きらびやかなシャンデリアの下、着飾った貴族たちが談笑する会場に、場違いな一行が現れた。
私の父、継母、ミリア、そして元婚約者のカイルだ。
彼らの服装は、一見すると豪華だったが、見る目のある貴族たちが眉をひそめるような代物だった。
流行遅れのデザイン、サイズの合っていない宝石、そして何より、彼らの顔に張り付いた必死の形相が、その場の空気を濁らせていた。
「おい、見ろ。あれは借金まみれの男爵じゃないか?」
「なぜ夜会に? 招待状なんて届く身分じゃないだろう」
周囲の冷ややかな視線をよそに、父は胸を張って衛兵に詰め寄った。
「通せ! 私はジークハルト公爵の義理の父だぞ!」
「はあ……? ジークハルト公爵閣下の、ですか?」
衛兵が怪訝な顔をする。
無理もない。ジークハルト様はこの夜会には欠席しているし、そもそも男爵家との縁なんて公言していないのだから。
「そうだ! 私の娘エリスが、公爵家に嫁いだのだ! つまり我々は公爵家の親族、VIPだ! 最上席を用意しろ!」
「そ、そうよ! お姉様が公爵夫人なら、妹の私も公爵令嬢みたいなものでしょ!? 早く王子様に紹介しなさいよ!」
ミリアもキャンキャンと喚く。
彼らの狙いは単純だった。
公爵の名を笠に着て会場に入り込み、高位貴族に取り入って借金を肩代わりさせようとしていたのだ。
しかし。
「――お引き取りください」
奥から現れた式部官(夜会の責任者)が、冷たく言い放った。
「ジークハルト公爵家からは、『当家とは無関係の自称・親族が名を騙(かた)るかもしれないが、一切関わりはないので追い返してくれ』との連絡を受けております」
「な、なにぃ!?」
父が裏返った声を上げる。
「嘘だ! エリスは俺の娘だぞ! そんなこと言うはずがない!」
「公爵閣下からの書状も届いております。『妻エリスを不当に扱い、家から追放した者たちとは絶縁状態である』と。……これ以上騒ぐなら、公爵家の名を騙った詐欺罪で衛兵を呼びますが?」
「ヒッ……!」
カイルが短く悲鳴を上げた。
詐欺罪となれば、ただでさえ傾いている家の信用は地に落ちる。いや、下手をすれば投獄だ。
「ち、違うんです! ちょっとした親子の喧嘩で……」
「そうよ! お姉様ったら、公爵様に嘘を吹き込んだのね! 性格が悪いんだから!」
ミリアが捨て台詞を吐いた瞬間、周囲の貴族たちから一斉に嘲笑が起きた。
「見苦しいな」
「娘を売っておいて、よくもまあ抜け抜けと」
「ジークハルト様の奥様は、聡明で美しい方だという噂だが……こんな下品な家族がいたとは、お気の毒に」
クスクスという笑い声と、冷ややかな視線。
いたたまれなくなった四人は、顔を真っ赤にして、逃げるように会場を後にしたという。
だが、悲劇はそこで終わらなかった。
彼らが無理して着てきたドレスや宝石は、全て「公爵家の親族」という名目で、商人からツケ(後払い)で借りたものだったのだ。
「夜会で追い返された」という事実は瞬く間に広まり、会場の外で待ち構えていた商人たちに囲まれ、その場で身ぐるみを剥がされそうになったとか……。
◇
「……ぷっ」
報告書を読み終えた私は、思わず噴き出してしまった。
なんて、滑稽な。
私が実家にいた頃は、父の怒鳴り声ひとつで震え上がっていたというのに。こうして文字で読むと、彼らはただの哀れな道化にしか見えない。
「ジークハルト様が、事前に手を回してくださっていたのですね」
「はい。旦那様は『害虫が沸く前に対策をするのは当然だ』と仰っていました」
ハンスが満足そうにうなずく。
そこへ、当のジークハルト様が執務室に入ってきた。
「……読んだか」
「はい。ありがとうございます、ジークハルト様。あの方たちが、そんな目に遭うなんて」
「礼には及ばん。自業自得だ」
彼は私のデスクに手をつき、悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
「だが、これはまだ『前座』だ。彼らの借金は膨れ上がり、信用はゼロになった。次は、彼らが隠していた過去の不正――領地の横領や脱税の証拠を突きつける番だ」
「……まだ、やるのですか?」
「当然だ。私の妻を泣かせた代償は、高くつく」
彼の瞳の奥に、青い炎が見えた気がした。
容赦がない。徹底的だ。
けれど、その冷酷さが、今の私には何よりも心強い「愛」だと分かる。
「楽しみにしているといい。……じきに、彼らから泣き言の手紙が届くだろうが、全てこの私が灰にしてやるからな」
そう言って、彼は私の頭をクシャクシャと撫でた。
遠い王都の空の下、父たちが今頃どんな顔をしているのか。
想像すると少しだけ胸が空く思いがしたけれど、それ以上に、目の前の旦那様の不器用な優しさが嬉しくて。
私は、父たちのことなどすぐに忘れて、彼に笑顔を向けたのだった。
北の公爵邸は、相変わらず穏やかで温かい空気に包まれていた。
私は執務室で、新調したカーテンの生地見本を眺めていた。
鮮やかな黄色にするか、落ち着いたクリーム色にするか。そんな平和な悩みに没頭できるのも、ここが安全な場所だからだ。
「奥様。王都の調査員より、第一報が届きました」
執事のハンスが、いつものように銀の盆を持って入ってきた。
けれど今日、その表情はどこか晴れやかで、口元には隠しきれないニヤリとした笑みが浮かんでいる。
「……ハンスさん? 何か良いことでもありましたか?」
「ええ、とても。奥様の実家である男爵家の方々が、王都で非常に『興味深い』劇を演じられたようです」
「劇、ですか?」
ハンスから渡された報告書。
そこに記されていたのは、先日王宮で開かれた夜会での、信じられないような騒動の顛末(てんまつ)だった。
◇
――数日前、王都の王宮夜会にて。
きらびやかなシャンデリアの下、着飾った貴族たちが談笑する会場に、場違いな一行が現れた。
私の父、継母、ミリア、そして元婚約者のカイルだ。
彼らの服装は、一見すると豪華だったが、見る目のある貴族たちが眉をひそめるような代物だった。
流行遅れのデザイン、サイズの合っていない宝石、そして何より、彼らの顔に張り付いた必死の形相が、その場の空気を濁らせていた。
「おい、見ろ。あれは借金まみれの男爵じゃないか?」
「なぜ夜会に? 招待状なんて届く身分じゃないだろう」
周囲の冷ややかな視線をよそに、父は胸を張って衛兵に詰め寄った。
「通せ! 私はジークハルト公爵の義理の父だぞ!」
「はあ……? ジークハルト公爵閣下の、ですか?」
衛兵が怪訝な顔をする。
無理もない。ジークハルト様はこの夜会には欠席しているし、そもそも男爵家との縁なんて公言していないのだから。
「そうだ! 私の娘エリスが、公爵家に嫁いだのだ! つまり我々は公爵家の親族、VIPだ! 最上席を用意しろ!」
「そ、そうよ! お姉様が公爵夫人なら、妹の私も公爵令嬢みたいなものでしょ!? 早く王子様に紹介しなさいよ!」
ミリアもキャンキャンと喚く。
彼らの狙いは単純だった。
公爵の名を笠に着て会場に入り込み、高位貴族に取り入って借金を肩代わりさせようとしていたのだ。
しかし。
「――お引き取りください」
奥から現れた式部官(夜会の責任者)が、冷たく言い放った。
「ジークハルト公爵家からは、『当家とは無関係の自称・親族が名を騙(かた)るかもしれないが、一切関わりはないので追い返してくれ』との連絡を受けております」
「な、なにぃ!?」
父が裏返った声を上げる。
「嘘だ! エリスは俺の娘だぞ! そんなこと言うはずがない!」
「公爵閣下からの書状も届いております。『妻エリスを不当に扱い、家から追放した者たちとは絶縁状態である』と。……これ以上騒ぐなら、公爵家の名を騙った詐欺罪で衛兵を呼びますが?」
「ヒッ……!」
カイルが短く悲鳴を上げた。
詐欺罪となれば、ただでさえ傾いている家の信用は地に落ちる。いや、下手をすれば投獄だ。
「ち、違うんです! ちょっとした親子の喧嘩で……」
「そうよ! お姉様ったら、公爵様に嘘を吹き込んだのね! 性格が悪いんだから!」
ミリアが捨て台詞を吐いた瞬間、周囲の貴族たちから一斉に嘲笑が起きた。
「見苦しいな」
「娘を売っておいて、よくもまあ抜け抜けと」
「ジークハルト様の奥様は、聡明で美しい方だという噂だが……こんな下品な家族がいたとは、お気の毒に」
クスクスという笑い声と、冷ややかな視線。
いたたまれなくなった四人は、顔を真っ赤にして、逃げるように会場を後にしたという。
だが、悲劇はそこで終わらなかった。
彼らが無理して着てきたドレスや宝石は、全て「公爵家の親族」という名目で、商人からツケ(後払い)で借りたものだったのだ。
「夜会で追い返された」という事実は瞬く間に広まり、会場の外で待ち構えていた商人たちに囲まれ、その場で身ぐるみを剥がされそうになったとか……。
◇
「……ぷっ」
報告書を読み終えた私は、思わず噴き出してしまった。
なんて、滑稽な。
私が実家にいた頃は、父の怒鳴り声ひとつで震え上がっていたというのに。こうして文字で読むと、彼らはただの哀れな道化にしか見えない。
「ジークハルト様が、事前に手を回してくださっていたのですね」
「はい。旦那様は『害虫が沸く前に対策をするのは当然だ』と仰っていました」
ハンスが満足そうにうなずく。
そこへ、当のジークハルト様が執務室に入ってきた。
「……読んだか」
「はい。ありがとうございます、ジークハルト様。あの方たちが、そんな目に遭うなんて」
「礼には及ばん。自業自得だ」
彼は私のデスクに手をつき、悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
「だが、これはまだ『前座』だ。彼らの借金は膨れ上がり、信用はゼロになった。次は、彼らが隠していた過去の不正――領地の横領や脱税の証拠を突きつける番だ」
「……まだ、やるのですか?」
「当然だ。私の妻を泣かせた代償は、高くつく」
彼の瞳の奥に、青い炎が見えた気がした。
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けれど、その冷酷さが、今の私には何よりも心強い「愛」だと分かる。
「楽しみにしているといい。……じきに、彼らから泣き言の手紙が届くだろうが、全てこの私が灰にしてやるからな」
そう言って、彼は私の頭をクシャクシャと撫でた。
遠い王都の空の下、父たちが今頃どんな顔をしているのか。
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