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愛の女神はこの世界を創造した神である。
純愛をつかさどり、愛をこよなく至上と考える彼女の世界は、種族、性別を超えた様々なカップルがおり、まさに愛にふさわしい世界になっている。
もっとも彼女が愛の女神になったのはそう古いことではない。
そもそも彼女はもともと創造神学園といわれる創造神を育てる教育機関の出であり、首席で卒業したエリートであった。
恋愛には一切興味なく、学業と修練に励む彼女の当時の姿を、今の彼女と結びつけるのは難しいだろう。
何柱もの神を蹴落とし、時にはストーカーになった神を力の差を見せてねじ伏せ。
史上最短で卒業した彼女が、さっそく作った世界が今の世界なのである。
作った当初、彼女は競争こそ至上と考えていた。
そのため世界には対立と争いが絶えない、そんな修羅の世界であったという。
魔王と勇者という属性、魔族と人族という種別を作ったのもそんな発想に基づく。
様々な紛争、様々な戦争。そんな争いの中発達していく軍事技術。
どれだけの生き物が死のうと、彼女は全く何も感じなかった。
そうして彼女が目指したのは神殺しである。
彼女を殺す者が現れることを望んだのだ。
数いる創造神の中でも彼女はトップクラスの武力を持つ自負があった。現に彼女と同格の神はいたかが、彼女より強い、といえるような神はいなかった。
その神の限界を武力だけでも超える存在を作る。それが彼女の夢だったのだ。
「下らないですね。化け物を生み出して何の意味があるのだか」
異世界から来たマザードラゴンはそう述べ、人々に加護を与え、つかの間の平和を作る努力をしていた。
そのうえで女神に暇を見つけては説教をしてくるのだ。
しかし彼女の言葉にはまったく何も感じなかった。
「こんな素晴らしい世界を作ったのになぜ修羅に堕とすのですか。後悔する時が来ますよ」
幸い彼女は自分がすることを邪魔することはなかった。
彼女がすることは鬱陶しいといえば鬱陶しいが、問題があったわけでもないのに放置していた。
そうして争い、戦い、殺し合い。
血と涙と死体を積み上げ。
億にも達せんばかりの死体の果てに生まれたのが、彼、フェンリルだった。
彼が毛深い真っ白な狼の姿をしているのは、単純に女神の趣味である。
毛深いもふもふの生き物の外見が比較的女神が好きだった、という程度の生き物である。
争いの果てに生まれた終末の獣を育てたのはあのマザードラゴンだった。
すべてを殺すことしかできないだろうそれを、美と生を愛する彼女が育てるというのは正直滑稽のように思えたが……
フェンリルはマザードラゴンに感化されながら成長していった。
多くの敵を殺させ、多くの守るべき者を時には守れず涙しながら、しかしフェンリルは立派に成長したのだ。
そうして彼は一人、天界へと攻めてきた。
心が震えた。彼の力は明らかに自分の力を凌駕していた。
絶対殺戮の力などどうして持ちえたのだろう。おそらく自分も、ほかの神も到達しえない壁の向こうに、彼は到達していた。
戦いは短いものであった。どのような攻撃もすべて殺され、少しずつ自分を守る結界が、防具が殺されていく。
すぐに彼女はフェンリルに追い込まれたのだった。
「素晴らしいわ。あはは、わたくしを殺しなさい。そしてあなたが新しい神になるのよ」
血塗られた顔のまま、彼女は高笑いをした。
うれしい、うれしい、とてつもなくうれしい。自分は神を超える存在を作ったのだ。
その力、素晴らしい。狂喜に包まれ、彼女は彼に促す。自分を殺し、上回れ、と。
そうして彼が手を上げようとした瞬間……
「ぐふっ!?」
彼女は不意打ちを受けた。
昔落ちこぼれた神々が千載一遇のチャンスと彼女を攻撃したのだ。
学園のころ辱め、追い落とし、結局神になれなかった出来損ないの連中。
そんな連中が彼女の隙をついたのだ。普段なら毛一つ傷をつけることはできなかっただろう。しかし弱り切った彼女には気づくことも、防ぐこともできなかったのだ。
「屑に殺されるなんて無様ね……」
そんな屑どもを彼女は一瞬にして消し去る。神もどきと神の間にはそれくらいの差があるのだ。
とはいえ、致命傷は致命傷だった。
彼に殺される夢は結局かなわないが、神殺しが生まれたという結果は結果だ。そうして彼女は目を閉じ永遠の闇に沈む……
事はなく目を覚ました。
「?」
なぜだ。自分の傷は確実に致命傷だった。
自分ですら助けられないはずの傷だったのになぜ生きているのか。
あたりを見回すとそこには、マザードラゴンとフェンリルしかいない。
「あんたが助けたのか?」
「いえ、所詮神ではない私ではの傷は治せないですよ。フェンリルが助けたんです」
「は? どうやって?」
「見ればわかるでしょう?」
投げやりにフェンリルの方を顎で指すマザードラゴン。
そのフェンリルを見ると……
彼はほとんどの力を失っていた。殺戮の力はもとより、人になる力もなく、ただ知力と知識しか残っていないだろう。人の言葉すら話す力を失っていた。
「な、なんで……?」
「この子はあなたに、世界が美しいと知ってほしいと。止まってほしいと祈っていたのですよ。すべての力をもってあなたを助けたようです」
フェンリルは近づいていくと、女神の頬を舐めた。
生まれてどれだけ立ったかわからないが、初めて感じる生き物のぬくもりだった。
「この子が作った画集と写真集、あと日記です。この子の望みですからあなたに預けますよ。これを読んでまた同じことをするなら、それはもうしょうがないでしょう」
そういってマザードラゴンは去っていった。
フェンリルにまとわりつかれながら、一つ一つ、彼が見せたかったらしいものを確認していく。
自然の風景。
絵画や彫刻。
様々な工芸品。
特に多かったのが人々の営みだった。
一人一人が懸命に生きていく姿。
愛をはぐくみ生きるその姿。
それを見て彼女は気づいてしまった。
それが美しいことが。
彼が自分に寄り添ってくれることがなんと温かいことか。
「あ、あああああ」
泣き崩れる女神にフェンリルはずっと寄り添い、慰めるように頬を舐め続けた。
100年間泣き続け
その次の100年間はぼーっとし続けた女神を現実に戻したのもやはり彼であった。
200年経った時、彼は女神に口づけをした。
女神は言う。
大事なものも、美しいものもすべて身勝手壊してきた自分は愛される資格はないだろうと。
知性と知力は残っていても、言葉を発する能力すら失ったフェンリルは、ただ身体で答えるしかない。
優しく口づけを繰り返す。
女神は言い続ける。愛される資格はない、自分は不要な存在だと。
それに彼は答え続ける。愛の口づけを返し、自分がいると。
孤独に震える彼女を包みこみ、彼は口づけを繰り返した。
その期間はまた100年に及ぶ。
そうして彼女は言った。自分が許せないと。
だから彼は罰を与えることにした。
フェンリルは今はただの獣である。神に並ぶ知性と知力を持っているが、ほかには寿命が永いだけのただの巨大な狼でしかない。
そんな彼は、彼女を辱めることにしたのだ。
びりびりと、牙で乱暴に服を破いていく。
そうして彼女を乱暴に全裸にすると、地にうつぶせに押し倒したのだ。
土に汚れ、倒れ伏す彼女にのしかかると、前戯も一切せずに彼はその巨大な狼チンポを彼女の中にぶち込んだのだ。
「おごっ!?」
ぶちぶちと裂ける音が響く。大きすぎるそれに彼女の膣が耐えられなかったのだろう。
全く配慮も何もない獣によるレイプ。
女神として性的な知識はあったとしても、獣に初めてを奪われて辱められるなど知識の中にすらない最低の交尾だった。
彼は乱暴に腰を振る。激しい痛みを膣から感じるがそれがまた罰のように思え気持ちよくなってしまう。
そうしてそのまま中に注ぎ込まれた。
どぶっ♡ どぶっ♡ と胎内に精が注がれていく。
そうしていくつも受精し、子を孕むのを感じる。死した億にも届かん皆を産みなおす作業が始まった。
彼と彼女の交尾は100年に及んだ。
彼は常に胎に精を注ぎ続ける。そうして腹が十二分に大きくなれば、肉棒の挿入先をを尻穴に変える。
そうして生まれればまた、胎に精を注ぐ。
そうして100年で100万もの命を産み落とし
そうして100年経った時、訪ねてきたマザードラゴンに怒られてその生活は終わったのだった。
その時の姿は、精と泥に汚れきり、しかし雌の獣として獣欲に染まり切ったただの苗床であったという。
「あなたの言ったことは正しかったわ」
「何がですか?」
「後悔するといったじゃない。今も死にたくてしょうがないぐらい後悔してる」
「じゃあ死にますか? 抵抗しなければあなたを殺すこともできますよ」
「死なないわ。彼が私を求めてくれるんだから」
「はいはい、おのろけですね」
今でも当時のことを思い出し、眠れない夜もある。
そのたびに彼が手ひどく犯してくれて、疲れ切ってやっと眠る、なんてことばかりだ。
しかし、逃げることはしない。
愛の女神として世界を今度こそ愛し、育てていくのだから。
すでに魔王も勇者も形骸化している。魔族と人族の和解も進んでいる。
女神は様々なカップルを作るように仕向けていた。
有能な女神は相性の良いカップルを見出すのも得意で、世界に徐々に愛が満ち溢れていっている。
きっと償うことなんてできないのだろう。しかし彼が愛してくれる限り、そして世界がある限り、彼女は愛を世界にばらまいていくのだろう。
純愛をつかさどり、愛をこよなく至上と考える彼女の世界は、種族、性別を超えた様々なカップルがおり、まさに愛にふさわしい世界になっている。
もっとも彼女が愛の女神になったのはそう古いことではない。
そもそも彼女はもともと創造神学園といわれる創造神を育てる教育機関の出であり、首席で卒業したエリートであった。
恋愛には一切興味なく、学業と修練に励む彼女の当時の姿を、今の彼女と結びつけるのは難しいだろう。
何柱もの神を蹴落とし、時にはストーカーになった神を力の差を見せてねじ伏せ。
史上最短で卒業した彼女が、さっそく作った世界が今の世界なのである。
作った当初、彼女は競争こそ至上と考えていた。
そのため世界には対立と争いが絶えない、そんな修羅の世界であったという。
魔王と勇者という属性、魔族と人族という種別を作ったのもそんな発想に基づく。
様々な紛争、様々な戦争。そんな争いの中発達していく軍事技術。
どれだけの生き物が死のうと、彼女は全く何も感じなかった。
そうして彼女が目指したのは神殺しである。
彼女を殺す者が現れることを望んだのだ。
数いる創造神の中でも彼女はトップクラスの武力を持つ自負があった。現に彼女と同格の神はいたかが、彼女より強い、といえるような神はいなかった。
その神の限界を武力だけでも超える存在を作る。それが彼女の夢だったのだ。
「下らないですね。化け物を生み出して何の意味があるのだか」
異世界から来たマザードラゴンはそう述べ、人々に加護を与え、つかの間の平和を作る努力をしていた。
そのうえで女神に暇を見つけては説教をしてくるのだ。
しかし彼女の言葉にはまったく何も感じなかった。
「こんな素晴らしい世界を作ったのになぜ修羅に堕とすのですか。後悔する時が来ますよ」
幸い彼女は自分がすることを邪魔することはなかった。
彼女がすることは鬱陶しいといえば鬱陶しいが、問題があったわけでもないのに放置していた。
そうして争い、戦い、殺し合い。
血と涙と死体を積み上げ。
億にも達せんばかりの死体の果てに生まれたのが、彼、フェンリルだった。
彼が毛深い真っ白な狼の姿をしているのは、単純に女神の趣味である。
毛深いもふもふの生き物の外見が比較的女神が好きだった、という程度の生き物である。
争いの果てに生まれた終末の獣を育てたのはあのマザードラゴンだった。
すべてを殺すことしかできないだろうそれを、美と生を愛する彼女が育てるというのは正直滑稽のように思えたが……
フェンリルはマザードラゴンに感化されながら成長していった。
多くの敵を殺させ、多くの守るべき者を時には守れず涙しながら、しかしフェンリルは立派に成長したのだ。
そうして彼は一人、天界へと攻めてきた。
心が震えた。彼の力は明らかに自分の力を凌駕していた。
絶対殺戮の力などどうして持ちえたのだろう。おそらく自分も、ほかの神も到達しえない壁の向こうに、彼は到達していた。
戦いは短いものであった。どのような攻撃もすべて殺され、少しずつ自分を守る結界が、防具が殺されていく。
すぐに彼女はフェンリルに追い込まれたのだった。
「素晴らしいわ。あはは、わたくしを殺しなさい。そしてあなたが新しい神になるのよ」
血塗られた顔のまま、彼女は高笑いをした。
うれしい、うれしい、とてつもなくうれしい。自分は神を超える存在を作ったのだ。
その力、素晴らしい。狂喜に包まれ、彼女は彼に促す。自分を殺し、上回れ、と。
そうして彼が手を上げようとした瞬間……
「ぐふっ!?」
彼女は不意打ちを受けた。
昔落ちこぼれた神々が千載一遇のチャンスと彼女を攻撃したのだ。
学園のころ辱め、追い落とし、結局神になれなかった出来損ないの連中。
そんな連中が彼女の隙をついたのだ。普段なら毛一つ傷をつけることはできなかっただろう。しかし弱り切った彼女には気づくことも、防ぐこともできなかったのだ。
「屑に殺されるなんて無様ね……」
そんな屑どもを彼女は一瞬にして消し去る。神もどきと神の間にはそれくらいの差があるのだ。
とはいえ、致命傷は致命傷だった。
彼に殺される夢は結局かなわないが、神殺しが生まれたという結果は結果だ。そうして彼女は目を閉じ永遠の闇に沈む……
事はなく目を覚ました。
「?」
なぜだ。自分の傷は確実に致命傷だった。
自分ですら助けられないはずの傷だったのになぜ生きているのか。
あたりを見回すとそこには、マザードラゴンとフェンリルしかいない。
「あんたが助けたのか?」
「いえ、所詮神ではない私ではの傷は治せないですよ。フェンリルが助けたんです」
「は? どうやって?」
「見ればわかるでしょう?」
投げやりにフェンリルの方を顎で指すマザードラゴン。
そのフェンリルを見ると……
彼はほとんどの力を失っていた。殺戮の力はもとより、人になる力もなく、ただ知力と知識しか残っていないだろう。人の言葉すら話す力を失っていた。
「な、なんで……?」
「この子はあなたに、世界が美しいと知ってほしいと。止まってほしいと祈っていたのですよ。すべての力をもってあなたを助けたようです」
フェンリルは近づいていくと、女神の頬を舐めた。
生まれてどれだけ立ったかわからないが、初めて感じる生き物のぬくもりだった。
「この子が作った画集と写真集、あと日記です。この子の望みですからあなたに預けますよ。これを読んでまた同じことをするなら、それはもうしょうがないでしょう」
そういってマザードラゴンは去っていった。
フェンリルにまとわりつかれながら、一つ一つ、彼が見せたかったらしいものを確認していく。
自然の風景。
絵画や彫刻。
様々な工芸品。
特に多かったのが人々の営みだった。
一人一人が懸命に生きていく姿。
愛をはぐくみ生きるその姿。
それを見て彼女は気づいてしまった。
それが美しいことが。
彼が自分に寄り添ってくれることがなんと温かいことか。
「あ、あああああ」
泣き崩れる女神にフェンリルはずっと寄り添い、慰めるように頬を舐め続けた。
100年間泣き続け
その次の100年間はぼーっとし続けた女神を現実に戻したのもやはり彼であった。
200年経った時、彼は女神に口づけをした。
女神は言う。
大事なものも、美しいものもすべて身勝手壊してきた自分は愛される資格はないだろうと。
知性と知力は残っていても、言葉を発する能力すら失ったフェンリルは、ただ身体で答えるしかない。
優しく口づけを繰り返す。
女神は言い続ける。愛される資格はない、自分は不要な存在だと。
それに彼は答え続ける。愛の口づけを返し、自分がいると。
孤独に震える彼女を包みこみ、彼は口づけを繰り返した。
その期間はまた100年に及ぶ。
そうして彼女は言った。自分が許せないと。
だから彼は罰を与えることにした。
フェンリルは今はただの獣である。神に並ぶ知性と知力を持っているが、ほかには寿命が永いだけのただの巨大な狼でしかない。
そんな彼は、彼女を辱めることにしたのだ。
びりびりと、牙で乱暴に服を破いていく。
そうして彼女を乱暴に全裸にすると、地にうつぶせに押し倒したのだ。
土に汚れ、倒れ伏す彼女にのしかかると、前戯も一切せずに彼はその巨大な狼チンポを彼女の中にぶち込んだのだ。
「おごっ!?」
ぶちぶちと裂ける音が響く。大きすぎるそれに彼女の膣が耐えられなかったのだろう。
全く配慮も何もない獣によるレイプ。
女神として性的な知識はあったとしても、獣に初めてを奪われて辱められるなど知識の中にすらない最低の交尾だった。
彼は乱暴に腰を振る。激しい痛みを膣から感じるがそれがまた罰のように思え気持ちよくなってしまう。
そうしてそのまま中に注ぎ込まれた。
どぶっ♡ どぶっ♡ と胎内に精が注がれていく。
そうしていくつも受精し、子を孕むのを感じる。死した億にも届かん皆を産みなおす作業が始まった。
彼と彼女の交尾は100年に及んだ。
彼は常に胎に精を注ぎ続ける。そうして腹が十二分に大きくなれば、肉棒の挿入先をを尻穴に変える。
そうして生まれればまた、胎に精を注ぐ。
そうして100年で100万もの命を産み落とし
そうして100年経った時、訪ねてきたマザードラゴンに怒られてその生活は終わったのだった。
その時の姿は、精と泥に汚れきり、しかし雌の獣として獣欲に染まり切ったただの苗床であったという。
「あなたの言ったことは正しかったわ」
「何がですか?」
「後悔するといったじゃない。今も死にたくてしょうがないぐらい後悔してる」
「じゃあ死にますか? 抵抗しなければあなたを殺すこともできますよ」
「死なないわ。彼が私を求めてくれるんだから」
「はいはい、おのろけですね」
今でも当時のことを思い出し、眠れない夜もある。
そのたびに彼が手ひどく犯してくれて、疲れ切ってやっと眠る、なんてことばかりだ。
しかし、逃げることはしない。
愛の女神として世界を今度こそ愛し、育てていくのだから。
すでに魔王も勇者も形骸化している。魔族と人族の和解も進んでいる。
女神は様々なカップルを作るように仕向けていた。
有能な女神は相性の良いカップルを見出すのも得意で、世界に徐々に愛が満ち溢れていっている。
きっと償うことなんてできないのだろう。しかし彼が愛してくれる限り、そして世界がある限り、彼女は愛を世界にばらまいていくのだろう。
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