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ジャンマル

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ブリキの男は「ユメノナカ」

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「ブリキの兵団は解散した後に自国とともに消沈した……堪え難い真実だな」
「そんなはずはない……やはりお前たちは私をだましている!!」
 アーノルドは目の前の書物に記載された事実を受け入れきれずにいる。それがきっと必要なことではあるのはみんなわかっている。彼が消沈しなかったのはこう記されている。「ワガシンアイナルスウコウナルキシチョウ、フカキネムリヨリオウトトモニアリ」
 それは消沈する前、彼が命を落としているそう言う意味で記載されたものだと伺える。永遠に王ともに。それは騎士団長として一番嬉しかったのではないか?
 だがいざ目覚めてみればそこにいた王は支えた時とは変わり果てた姿であり王はきっともう死んでいる。それが彼の主張である。

「おい、お前」
「……? 名前教えたじゃない」
「むう……ドロシー」
「はあい」
「め、面倒臭いなお前!」
「でも私はれっきとした王族です。忠誠心はそんな程度だったのかしら?」
 はははと笑う王を横目にやはりカカシは無口である。カカシの無愛想な姿はブリキの彼には気に入られず……
「お前、きざんでやるぞ!!」
「コノカラダ、ドロシーノモノ」 
 なんだかんだで……仲が良かったり……?
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