LEVELZERO

ジャンマル

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LEVELZERO

決戦前夜

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「今お前たちが喧嘩しても意味ねえだろ」
「先生……」
「だからよ、今はその復讐とやらでもいいじゃねえか。レビスト財団倒すのが最大の目的だろ? だからよ、いいじゃねえか。復讐でも何でも。大事なのは『倒したい』って気持ちだろ?」
「そう……ですね……」

 その言葉は、励ましになったのだろうか? その言葉は、励みになったのだろうか? わからない。だが、言えることは、復讐鬼にでもなればいい。そんな彼の言葉が、二人に吹っ切れること。を覚えさせたということだ。親友を倒して勝利を勝ち取る。複雑な気持ちだろう。だが、逆にそれが彼の気持ちを加速させていった。復讐ではない――止めたいという気持ち。彼女を止めてやりたいという気持ち。それが――彼の行動の動機となったのだから。

「先生、おかげで吹っ切れました」
「おう! 戦場では迷いのある兵士から死んでいく。ってな?」
「そうですね……まあ、レベル5にかなうはずないですが」
「はは、そうだな」

 冗談が言える範囲……には、回復したようだ。レベル5――現在観測されている中でも最も高い数値。(レベル8の名越を除いて)そんな彼に敵うとすれば、レベル6、7だろう。だが、そんな高数値のレベルが存在するのなら、その存在は脅威となるだろう。生まれる前に倒したい。それが、彼に力を与えた。それが、彼の行動動機だった。
 彼の存在を否定できるなら終木神だけだろう。彼は――LEVELZEROにしてレベル5に近い存在なのだから。

「終木神!!」
「はい?」
「迷いは吹っ切れた!! 明日に備えるぞ!」
「はいっ!!」

 翌日――彼らはレビスト財団本拠地に向けて旅だった。
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