LEVELZERO

ジャンマル

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リベリオン

始まりの地へ

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「始裂さん!!」
「ん?」

 丁度物、理演算を終わらせた少年が、出てきた。物理演算の勉強を終わらせ――報告を待っていただけだった。

「どうしたんだよ、慌てて」
「そ、それが……」

 相沢は、状況を説明した。今の状況を。今、終木神がどうなってるのかを。

「おい、それは本当か?」
「え、ええ……」
「まずいな……」
「ですよね――」
「何処に言ってた?」
「えっと、ここです」

 指に刺された最後の能力者の場所。そこは――始裂の知っている場所だった。

「ここ――間違いない、知ってる。俺は、この場所を知ってるぞ!」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、知ってる……忘れるはずがない」
「ここはいったい……?」
「能力研究所。そうだ……忘れるわけがない。この場所を」

 能力研究所。それはどこにでもあるのが自然となっていた。無くてはいけない場所。それに近いものになろうとしていた。
 中でも、始裂の数年監禁されていた島崎能力研究所。ここは、彼にとって憎しみしか生まなかった。忘れるはずもない数年間――彼の中で、地獄のクリスマス。それに匹敵する何か。それが、島崎研究所だった。

「行くんですか……?」
「行くしかないだろ!」
「です……よね……」

 彼の始まった場所へ。彼の親友を終わらせたかも知れない場所へ、踏み込もうとしていた。それが、絶望と知っていながらも。

「やるしかないんだ……やるしか……」
「そうかっかしてもよくないですよ?」
「かっかしないでいられるか!」
「まあ、そんな状況ですよね……」

 少年は、始まりの地へ向かおうとしていた。
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