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過去編
レビスト財団
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「柏樹~」
「はい?」
「こっちの仕事任せたぞー」
「あ、はい」
会社では、彼は唯一まともに働ける社員だった。他の社員はすべてロボット。当然、彼の元に回ってくる仕事も少なかった。だが、それでも彼は野心のために頑張り続けた。いつか、機械の力を必要としない人類が生まれると信じて。
「……やってやるぞ。やり方は問わない」
彼の中の野心は間違っているのだろうか。いや、そんなはずはない。彼の行動はどれも正しく、どれもが正解だった。そして、そんな彼の野心に気付くものも少なからずいた――しかし、そいつらは何も言えなかった。彼の掲げる夢が人類のあるべき姿だとわかっていたからだ。
「さてさて、どうする?」
「柏樹さん……」
「ん?」
「もう、行動起こしませんか?」
「駄目だ」
「なんで!」
「目立つな。今、新しく能力研究所というものが出来たらしい」
「え?」
島崎能力研究所。レビスト財団が投資している期待の研究所で、人類の進化を見出すためにつくられたという。
「レビスト財団って……あの、レビスト財団ですか?」
「ああ。そうだ」
レビスト財団。その名を知らぬ者はいないだろう。いま日本で最も強い力を持ち、日本で一番有力とされている株会社のひとつであり、一つの名家である。
そんなレビスト財団が目をつけた島崎研究所は、最近、能力者たる人物を発見したという。そんなものを監視するために、資格を送り、日々研究を繰り返しているという……
「なんか、やばめの話じゃないですか?」
「そうか?」
人類は、さらに違った方向へ進もうとしていた。
「はい?」
「こっちの仕事任せたぞー」
「あ、はい」
会社では、彼は唯一まともに働ける社員だった。他の社員はすべてロボット。当然、彼の元に回ってくる仕事も少なかった。だが、それでも彼は野心のために頑張り続けた。いつか、機械の力を必要としない人類が生まれると信じて。
「……やってやるぞ。やり方は問わない」
彼の中の野心は間違っているのだろうか。いや、そんなはずはない。彼の行動はどれも正しく、どれもが正解だった。そして、そんな彼の野心に気付くものも少なからずいた――しかし、そいつらは何も言えなかった。彼の掲げる夢が人類のあるべき姿だとわかっていたからだ。
「さてさて、どうする?」
「柏樹さん……」
「ん?」
「もう、行動起こしませんか?」
「駄目だ」
「なんで!」
「目立つな。今、新しく能力研究所というものが出来たらしい」
「え?」
島崎能力研究所。レビスト財団が投資している期待の研究所で、人類の進化を見出すためにつくられたという。
「レビスト財団って……あの、レビスト財団ですか?」
「ああ。そうだ」
レビスト財団。その名を知らぬ者はいないだろう。いま日本で最も強い力を持ち、日本で一番有力とされている株会社のひとつであり、一つの名家である。
そんなレビスト財団が目をつけた島崎研究所は、最近、能力者たる人物を発見したという。そんなものを監視するために、資格を送り、日々研究を繰り返しているという……
「なんか、やばめの話じゃないですか?」
「そうか?」
人類は、さらに違った方向へ進もうとしていた。
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