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過去編
能力者の保護
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「レベル制度……?」
「はい。新しく導入された制度です」
「なんだ、それ」
「能力者のレベルに応じて処罰を与える制度ですね」
能力者が数名で始めた時点で、レベル制度が適応されていた。その制度により、能力者の自由は奪われていた。機械に頼ろうとした中で生まれた能力者という人類。
それは、退化した人類を次のステージへ進める駒としては十分すぎるものだった。だが――恐怖を感じた政府は、レベル制度を制定。レベル3以上は処刑対象として発令させていた。
能力者は子供の内が多く。そう言う話を聞いた竜也の気持ちは怒りだった。小さな子供たちを平気で処刑していく日本政府に、不安が固まっていた。
「それじゃあ、意味ねえじゃねえか!」
「え?」
「レベル制度……んなもんある限り人類は衰退していく一方だ!!」
「で、でも――」
「なあ、俺はこの会社を辞める」
「え!?」
「退職金と貯金で何とかできるさ」
「でも――どうするんですか?」
「レベル制度を潰す」
「そ、そんな無茶な!!」
彼の考えが間違いだとすれば、それはおそらく人類が衰退しきっている。人類が負けている。という事だろう。機械仕掛けの今の人類に存在意義は要らず、やがて地球上に存在するのは機械だけになるだろう。そう考えた竜也は――能力者の隠ぺいを考えた。それも、処刑対象のレベル3以上の保護だ。
「無茶ですよ! それに――ばれたりしたら――」
「安心しろよ。何とかして見せる」
「何とかって……」
竜也の目は、輝いていた。
「はい。新しく導入された制度です」
「なんだ、それ」
「能力者のレベルに応じて処罰を与える制度ですね」
能力者が数名で始めた時点で、レベル制度が適応されていた。その制度により、能力者の自由は奪われていた。機械に頼ろうとした中で生まれた能力者という人類。
それは、退化した人類を次のステージへ進める駒としては十分すぎるものだった。だが――恐怖を感じた政府は、レベル制度を制定。レベル3以上は処刑対象として発令させていた。
能力者は子供の内が多く。そう言う話を聞いた竜也の気持ちは怒りだった。小さな子供たちを平気で処刑していく日本政府に、不安が固まっていた。
「それじゃあ、意味ねえじゃねえか!」
「え?」
「レベル制度……んなもんある限り人類は衰退していく一方だ!!」
「で、でも――」
「なあ、俺はこの会社を辞める」
「え!?」
「退職金と貯金で何とかできるさ」
「でも――どうするんですか?」
「レベル制度を潰す」
「そ、そんな無茶な!!」
彼の考えが間違いだとすれば、それはおそらく人類が衰退しきっている。人類が負けている。という事だろう。機械仕掛けの今の人類に存在意義は要らず、やがて地球上に存在するのは機械だけになるだろう。そう考えた竜也は――能力者の隠ぺいを考えた。それも、処刑対象のレベル3以上の保護だ。
「無茶ですよ! それに――ばれたりしたら――」
「安心しろよ。何とかして見せる」
「何とかって……」
竜也の目は、輝いていた。
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