8 / 75
俺と尊とあずみん!(恋目線です。前話と内容は、一緒です。)
しおりを挟む
今日もいつものように愛しの尊にちょっかいをかけに尊の机に遊びに来ていた俺は、机に突っ伏した尊の周りで1人でギャーギャー騒ぐのが、日課だ!!(笑)
でも今日は、少し違った。俺のライバルとも呼べるやつができた日でもあったからな...。
お昼休みになりいつものように尊とお昼ご飯を食べていた。そんな時に、俺は普段から気づいていたが、毎回昼休みになるとクラスの男子が一斉に1人の女子の元に駆け寄っていくんだ...。いつも騒がしいんだけど、尊は、興味ないと言った感じで弁当食べてたから俺もあんまり気にしないようにしていた。...が、今日は、違った。大好きなメロンパンにかぶりつきながらふと尊の方に目をやると、尊は、ある一点をじっと見つめているようだった。
不思議に思い、俺は尊の目線を辿(たど)ったんだ。そしたら、尊は、噂の女子の方を、じっと見つめていた。
なかなか目を逸らさないから、俺は痺れを切らして尊に
「...あの男子が群がっているのってあずみんこと阿澄 璃織(あずみ りお)って言う美少女って有名な女の子らしい...何がいいのか俺には、分からないけどな...(笑)」
って言って尊の弁当のおかずに手を伸ばした。今日のお弁当も最高に美味しいな!!(笑)なんて、言って笑いかけてやろうと思って尊の方見るとあずみんの方見てたから、なんだかモヤモヤしちゃって、俺もあずみんを睨むつもりで見たら明らかに尊の方を見てて俺には、1発でわかったが、あずみんは、尊に好意を寄せてるって...。しかも、きっと普通の人以上に強い感情だと思えるぐらい、あずみんの目は、まるで獲物を狙うライオンのようだったから...。思わず、身震いしてしまった...。
そしてゆっくりと尊の方に目をやると尊も同じように俺を見ていたから二人で無言で頷き合って椅子から立ち上がるとそのまま廊下に出た。
暫くどちらとも口を開かずにいたが、意をけして俺から話し出した。
「...あれさ、なんだか嫌な感じしなかったか??」
俺は、とにかくさっき感じた強い感情を思い出し、尊に聞いてみた。
すると尊は、不安そうな顔になり
「...うん、あの女の子が笑った瞬間なんでか分からないけど寒気が走った...。」
って言ったから、俺もちゃんと忠告しといてやった方がいいと思い
「...絶対...あずみんって尊のこと狙ってると思う...(笑)」
こう言った瞬間、尊がものすごい勢いでさっきまで逸らしていた顔をこっちに向けてきた。しかも2回も(笑)
と思ったら急に声を荒らげて話し始めた。
「...そんな...あるわけないだろ!!...第一、俺は、あの子とまだ1回も話したことないし名前も知らなかったのにか!??ありえないだろ!!?」
こんなに声を荒らげて話す尊は、珍しくて...だからこそ、真面目に話さなければと思いいつも以上に真剣な顔をして俺は
「...いや、案外一目惚れとかさ...あるんじゃないの...??自分が話したことなくても相手は、好意を寄せてたとか良くあるじゃんか...。」
尊は、俺の顔を見るなりますます顔色を変えて真っ青になっていた...。流石に、少し不安を与えすぎたみたいだ。反省反省!(笑)
まぁ、ずっと廊下にいるわけにも行かないから、ひとまず教室に入ろうってことになって教室のドアの前まで来た時に尊が急に止まったんだ。何事かと思ったら、クラスの女の子が教室から出ようとしていたみたいだった。幸いぶつかりはしなかったが、その子が顔を上げた瞬間、俺と尊の顔が一瞬にして強ばった。
だって、尊の目の前に居たのが、あずみんだったから...。
尊は、咄嗟(とっさ)に
「...あっ、悪い...。」
って言って謝っていた。
そんな尊を前にあずみんは、顔をほのかに赤らめて
「...いや...こちらこそ...前をちゃんと見てなくて...ごめんなさい...成瀬くん...だったかな...??」
何が成瀬くんだったかな?だよ!!...馴れ馴れしいにも、程があるし俺の尊にそんな色目使うなよな...。(殺)
俺は、内心こんなことを思いながらでも、これは尊の問題だから下手に口を挟むことも出来ず、必死に耐えていた。
尊も、あずみんの様子に思わず肩に力が入り、緊張しているようだった。
「...俺も...前見てなかったし...悪いけど、俺さ、自分の席に戻りたいから通してくれない...?」
ずっと俯いたまま両手をグーにして尊は、あずみんに対して言った。
尊の明らかに怖がっている態度に俺は、もう限界に達しようとしていた。流石に、これ以上は、可哀想だと思ったそんな時に、尊は、右手を背後にいる俺の方に差し出してきて人差し指と中指を立ててピースをしてきた。これは、俺と尊の暗号で大丈夫だよって意味なんだ。これ決めたの小学校低学年の時だったんだけどな...(笑)尊の奴まだ覚えてくれていたみたいだ...。...めっちゃ嬉しい!!
その指示に従って俺は、尊にすべてを託すことにした。
一方、あずみんの方は
「...あっ、ごめんなさい...えっと、尊くんって呼んでもいいかな??」
って言って首を傾げて、尊を上目遣いで見上げていた。
真面目に腹立つな...こいつ尊が優しいからって何しても許されると思ってんのか...??このぶりっ子め!!!
多分、俺今すごい顔していると思う...。
そんな様子のあずみんに尊は
「うん、いいよ...。」
うんうん、よく言った!尊!!...ん??うん、いいよって言ったのか?...えええ!??なんで!?たける???お前、えっ、何がどうしてそうなった!?
俺の思考は、もう機能していない...。
その後のことは、特に覚えてなくて...気がついたのは、尊と一緒に弁当の残り食べながら話をしている時だった。
尊が、いきなり
「...さっきの阿澄さんが...すれ違いざまに俺にだけ聞こえる声で、たけるくん、これからよろしくね。あなたとなら、仲良くなれそう。って言ってきたんだ...俺もう、その時、真面目に怖いと思ってさ...。」
なんて言ってくるものだから俺もたまらず
「...やっぱり...絶対お前に気があるよ...まぁ、せいぜい気をつけなよな...、何かあったらすぐに言えよな!!俺が、お前を守ってやるから!!(笑)」
尊が、あまりにも深刻そうな顔するから可哀想になって、元気になってほしい一心で、少しからかい混じりに忠告の言葉を言ってやったら尊のやつ
「...うるせーよ...人事だと思って...第一、相手は女なんだから勝てるに決まってるだろ??」
そんな呑気なことを言ってくるから、脅すつもりで俺も負けじと言ってやった。
「...分からないぞ~!もしかしたら、ヤクザとかが裏にいるかもよ???(笑)」
とか言ったら尊は
「...だな。お前みたいなのがうじゃうじゃ裏で待機してそう...(笑)」
俺はそんな尊の言葉に
「...そうだな...俺みたいなのが...って俺は、ヤクザじゃないし!!だいたい、俺みたいなのってなんだよ!!!まるで、俺が悪者みたいじゃないかよ!!!」
俺は、耐えきれなくなって椅子から立ち上がって言い返していた。
それに続けて、尊が
「...え~、だって...プレイボーイだろ??(笑)」
なんてまた、痛い事言ってくる...尊にだけは、冗談でもあんまりプレイボーイって思われたくないな...。だって、俺が好きなのは、今もこれからも尊1人だから!(笑)
俺は、決まってこう返すんだ
「...俺はプレイボーイじゃなくて、人気者だから!!!」
ってね!!
すると尊は、更に続けてくる。
「...そうだね...女の子とよく遊んでるの見るけどね...。」
...ここまで来ると流石に俺も応(こた)える...
「...たける~!俺は、お前一筋だからな!!絶対にほかの女には、浮気しないから!!!(泣)」
嫌われたくなくて、尊に思わず抱きついて大泣きしてしまった。
その後で、さんざん殴られた時に出来たたんこぶは...1週間ほど消えなかったな~...(笑)
まさか、このじゃれあいを微笑みながらあずみんが見てるなんて知らなかったんだんよな...この時は...。
でも今日は、少し違った。俺のライバルとも呼べるやつができた日でもあったからな...。
お昼休みになりいつものように尊とお昼ご飯を食べていた。そんな時に、俺は普段から気づいていたが、毎回昼休みになるとクラスの男子が一斉に1人の女子の元に駆け寄っていくんだ...。いつも騒がしいんだけど、尊は、興味ないと言った感じで弁当食べてたから俺もあんまり気にしないようにしていた。...が、今日は、違った。大好きなメロンパンにかぶりつきながらふと尊の方に目をやると、尊は、ある一点をじっと見つめているようだった。
不思議に思い、俺は尊の目線を辿(たど)ったんだ。そしたら、尊は、噂の女子の方を、じっと見つめていた。
なかなか目を逸らさないから、俺は痺れを切らして尊に
「...あの男子が群がっているのってあずみんこと阿澄 璃織(あずみ りお)って言う美少女って有名な女の子らしい...何がいいのか俺には、分からないけどな...(笑)」
って言って尊の弁当のおかずに手を伸ばした。今日のお弁当も最高に美味しいな!!(笑)なんて、言って笑いかけてやろうと思って尊の方見るとあずみんの方見てたから、なんだかモヤモヤしちゃって、俺もあずみんを睨むつもりで見たら明らかに尊の方を見てて俺には、1発でわかったが、あずみんは、尊に好意を寄せてるって...。しかも、きっと普通の人以上に強い感情だと思えるぐらい、あずみんの目は、まるで獲物を狙うライオンのようだったから...。思わず、身震いしてしまった...。
そしてゆっくりと尊の方に目をやると尊も同じように俺を見ていたから二人で無言で頷き合って椅子から立ち上がるとそのまま廊下に出た。
暫くどちらとも口を開かずにいたが、意をけして俺から話し出した。
「...あれさ、なんだか嫌な感じしなかったか??」
俺は、とにかくさっき感じた強い感情を思い出し、尊に聞いてみた。
すると尊は、不安そうな顔になり
「...うん、あの女の子が笑った瞬間なんでか分からないけど寒気が走った...。」
って言ったから、俺もちゃんと忠告しといてやった方がいいと思い
「...絶対...あずみんって尊のこと狙ってると思う...(笑)」
こう言った瞬間、尊がものすごい勢いでさっきまで逸らしていた顔をこっちに向けてきた。しかも2回も(笑)
と思ったら急に声を荒らげて話し始めた。
「...そんな...あるわけないだろ!!...第一、俺は、あの子とまだ1回も話したことないし名前も知らなかったのにか!??ありえないだろ!!?」
こんなに声を荒らげて話す尊は、珍しくて...だからこそ、真面目に話さなければと思いいつも以上に真剣な顔をして俺は
「...いや、案外一目惚れとかさ...あるんじゃないの...??自分が話したことなくても相手は、好意を寄せてたとか良くあるじゃんか...。」
尊は、俺の顔を見るなりますます顔色を変えて真っ青になっていた...。流石に、少し不安を与えすぎたみたいだ。反省反省!(笑)
まぁ、ずっと廊下にいるわけにも行かないから、ひとまず教室に入ろうってことになって教室のドアの前まで来た時に尊が急に止まったんだ。何事かと思ったら、クラスの女の子が教室から出ようとしていたみたいだった。幸いぶつかりはしなかったが、その子が顔を上げた瞬間、俺と尊の顔が一瞬にして強ばった。
だって、尊の目の前に居たのが、あずみんだったから...。
尊は、咄嗟(とっさ)に
「...あっ、悪い...。」
って言って謝っていた。
そんな尊を前にあずみんは、顔をほのかに赤らめて
「...いや...こちらこそ...前をちゃんと見てなくて...ごめんなさい...成瀬くん...だったかな...??」
何が成瀬くんだったかな?だよ!!...馴れ馴れしいにも、程があるし俺の尊にそんな色目使うなよな...。(殺)
俺は、内心こんなことを思いながらでも、これは尊の問題だから下手に口を挟むことも出来ず、必死に耐えていた。
尊も、あずみんの様子に思わず肩に力が入り、緊張しているようだった。
「...俺も...前見てなかったし...悪いけど、俺さ、自分の席に戻りたいから通してくれない...?」
ずっと俯いたまま両手をグーにして尊は、あずみんに対して言った。
尊の明らかに怖がっている態度に俺は、もう限界に達しようとしていた。流石に、これ以上は、可哀想だと思ったそんな時に、尊は、右手を背後にいる俺の方に差し出してきて人差し指と中指を立ててピースをしてきた。これは、俺と尊の暗号で大丈夫だよって意味なんだ。これ決めたの小学校低学年の時だったんだけどな...(笑)尊の奴まだ覚えてくれていたみたいだ...。...めっちゃ嬉しい!!
その指示に従って俺は、尊にすべてを託すことにした。
一方、あずみんの方は
「...あっ、ごめんなさい...えっと、尊くんって呼んでもいいかな??」
って言って首を傾げて、尊を上目遣いで見上げていた。
真面目に腹立つな...こいつ尊が優しいからって何しても許されると思ってんのか...??このぶりっ子め!!!
多分、俺今すごい顔していると思う...。
そんな様子のあずみんに尊は
「うん、いいよ...。」
うんうん、よく言った!尊!!...ん??うん、いいよって言ったのか?...えええ!??なんで!?たける???お前、えっ、何がどうしてそうなった!?
俺の思考は、もう機能していない...。
その後のことは、特に覚えてなくて...気がついたのは、尊と一緒に弁当の残り食べながら話をしている時だった。
尊が、いきなり
「...さっきの阿澄さんが...すれ違いざまに俺にだけ聞こえる声で、たけるくん、これからよろしくね。あなたとなら、仲良くなれそう。って言ってきたんだ...俺もう、その時、真面目に怖いと思ってさ...。」
なんて言ってくるものだから俺もたまらず
「...やっぱり...絶対お前に気があるよ...まぁ、せいぜい気をつけなよな...、何かあったらすぐに言えよな!!俺が、お前を守ってやるから!!(笑)」
尊が、あまりにも深刻そうな顔するから可哀想になって、元気になってほしい一心で、少しからかい混じりに忠告の言葉を言ってやったら尊のやつ
「...うるせーよ...人事だと思って...第一、相手は女なんだから勝てるに決まってるだろ??」
そんな呑気なことを言ってくるから、脅すつもりで俺も負けじと言ってやった。
「...分からないぞ~!もしかしたら、ヤクザとかが裏にいるかもよ???(笑)」
とか言ったら尊は
「...だな。お前みたいなのがうじゃうじゃ裏で待機してそう...(笑)」
俺はそんな尊の言葉に
「...そうだな...俺みたいなのが...って俺は、ヤクザじゃないし!!だいたい、俺みたいなのってなんだよ!!!まるで、俺が悪者みたいじゃないかよ!!!」
俺は、耐えきれなくなって椅子から立ち上がって言い返していた。
それに続けて、尊が
「...え~、だって...プレイボーイだろ??(笑)」
なんてまた、痛い事言ってくる...尊にだけは、冗談でもあんまりプレイボーイって思われたくないな...。だって、俺が好きなのは、今もこれからも尊1人だから!(笑)
俺は、決まってこう返すんだ
「...俺はプレイボーイじゃなくて、人気者だから!!!」
ってね!!
すると尊は、更に続けてくる。
「...そうだね...女の子とよく遊んでるの見るけどね...。」
...ここまで来ると流石に俺も応(こた)える...
「...たける~!俺は、お前一筋だからな!!絶対にほかの女には、浮気しないから!!!(泣)」
嫌われたくなくて、尊に思わず抱きついて大泣きしてしまった。
その後で、さんざん殴られた時に出来たたんこぶは...1週間ほど消えなかったな~...(笑)
まさか、このじゃれあいを微笑みながらあずみんが見てるなんて知らなかったんだんよな...この時は...。
0
あなたにおすすめの小説
ノリで付き合っただけなのに、別れてくれなくて詰んでる
cheeery
BL
告白23連敗中の高校二年生・浅海凪。失恋のショックと友人たちの悪ノリから、クラス一のモテ男で親友、久遠碧斗に勢いで「付き合うか」と言ってしまう。冗談で済むと思いきや、碧斗は「いいよ」とあっさり承諾し本気で付き合うことになってしまった。
「付き合おうって言ったのは凪だよね」
あの流れで本気だとは思わないだろおおお。
凪はなんとか碧斗に愛想を尽かされようと、嫌われよう大作戦を実行するが……?
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
僕の恋人は、超イケメン!!
刃
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学で逃げ出して後悔したのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」
前世が教師だった少年は辺境で愛される
結衣可
BL
雪深い帝国北端の地で、傷つき行き倒れていた少年ミカを拾ったのは、寡黙な辺境伯ダリウスだった。妻を亡くし、幼い息子リアムと静かに暮らしていた彼は、ミカの知識と優しさに驚きつつも、次第にその穏やかな笑顔に心を癒されていく。
ミカは実は異世界からの転生者。前世の記憶を抱え、この世界でどう生きるべきか迷っていたが、リアムの教育係として過ごすうちに、“誰かに必要とされる”温もりを思い出していく。
雪の館で共に過ごす日々は、やがてお互いにとってかけがえのない時間となり、新しい日々へと続いていく――。
長年の恋に終止符を
mahiro
BL
あの人が大の女好きであることは有名です。
そんな人に恋をしてしまった私は何と哀れなことでしょうか。
男性など眼中になく、女性がいればすぐにでも口説く。
それがあの人のモットーというやつでしょう。
どれだけあの人を思っても、無駄だと分かっていながらなかなか終止符を打てない私についにチャンスがやってきました。
これで終らせることが出来る、そう思っていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる