俺の兄貴、俺の弟...

日向 ずい

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裏切り者...言ったこと取り消せ...(恋目線です。)

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 ...俺は、夢を見ているのか...。
今、俺の目の前では...尊とあずみんが...教室のドアの前で...腕を組み...名前で呼びあい、話をしている...。(汗)
 その様子を見て、俺の中で何かが壊れた...。
 尊が、話を終えて自分の席に向かうのを見て俺は、尊の机に走っていき
「...おい、尊...ちょっと話がある...こい!(怒)」
と言って尊の腕を引っ張り無理やり立たせると、トイレに連れていった...。

 トイレにつくと、壁に尊を押し付けて
「...おい、尊...さっきのは、どういう意味だ...説明しろ...(怒)」
と言って尊を睨みつけた。
 尊は、ビクッと肩を揺らしたが
「...いや...その...やっぱり、俺は女が好きだって気づいたんだ...だから、気があるっていう璃織と付き合うことにしたんだ...(笑)...という事で...これからは、お前とも一緒にいられないから...そのつもりで...今までありがとな...。」
と言って笑いかけてきたから俺は、咄嗟に尊の腹を殴ると
「...うっ!?」
と言って腹を抱えて尊がしゃがみこんだ。
 俺は、尊の髪の毛を掴むと俺の方を向かせ
「...お前...今すぐ...さっき言ったこと取り消せ...。(怒)...今なら、パンチ1発で許してやる...(怒)」
と鋭く睨みつけていた...正気を保てていなかったんだ...。
 でも、何も言おうとしない尊を見て思い切り床に投げ飛ばすと
「...お前...そういうやつだったんだな...見損なったよ...そんなやつが昔から大好きだった俺は...もっとダメなやつだ...俺たち...終わりだな...今までありがとな...。」
と言って呆れ返ってトイレから出ていった...。
 その後、尊は、チャイムがなってからも帰ってこなかった...。

それからの俺たちは、すれ違いの日々だった...。
 朝...尊と一緒にいるのは...あずみん...昼ご飯...尊といるのは...あずみん...帰る時も...あずみんと...。
 俺は、もう限界...寸前だった...。

 俺は、教室に忘れ物をして...取りに来た時...教室の中にいる...尊とあずみんの会話を聞いてしまうことになる。
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