俺の兄貴、俺の弟...

...私の...ものになってください（久我目線です。）

 私は、どうしても諦めがつかなかった...。
 だから、成瀬さんが帰り支度をするタイミングを狙って、声をかけた...。
「...あの...成瀬さん...ちょっとお話が...私...起業しようと思っていて...その相談に乗ってほしいんですけど...。」
と言ったんだけど、当然2人になるための口実...（笑）
 そんな私のことを、じっと見つめると
「...ごめんな...相談に乗ってあげたいのは、山々なんだけど...俺これから用事があるから...。」
と言って帰ろうとしたから私は咄嗟に成瀬さんの耳元に口を寄せると
「...前に...私と...寝ましたよね…その事...会社の人にバラしても大丈夫なんですか？？（笑）」
と言ってニコッと成瀬さんの目を見つめると
「...相談に...乗っていただけるんですよね？？（笑）」
と言った。
 すると成瀬さんは、あきらめた顔をして
「...分かったよ...じゃあ、いつもの居酒屋『あっ...今日は、バーがいいですね...。』......じゃあ、バーにしようか...。(汗)」
と言って私たちは、バーへと向かった。
 居酒屋じゃ、薬を盛れないでしょ？？（笑）

 思惑通り成瀬さんが、トイレに立った隙に、成瀬さんのお酒に睡眠薬を入れたの...。（笑）
 そしたら、なんの疑いもせずに飲んじゃって...眠ったから...私の家に連れていったの...。

 私は、成瀬さんの服を脱がせて...写真を撮ったわ...本当は、続きもしたかったけど...それは...ねぇ...でも、二人で添い寝して写真は、バッチリ撮れたのよ！（笑）
 私が、成瀬さんの服を脱がせて...写真を撮ったのは、単に彼と話をする口実にこれから使おうと思ったからなんだけど、成瀬さんの鞄の中にあった携帯を見ていたら、トークアプリのメッセージに「たける」っていう名前があって「...いつ帰ってくるの？？」というメッセージが届いていたの...。私は...正気を失って...SNSにさっき撮った添い寝写真を載せちゃったの...でも、私は後悔してないわ！（笑）...だって、都和は、私のものってみんなにいうことが出来るでしょ？？（笑）
 結局...成瀬さんは、朝まで起きなかったの...（笑）
 しかも、記憶が無いみたいで...
「...俺って...なんで...久我さんの家に...。」
って言ってきたから、私は言ってやったの。
「...覚えていないの？？（笑）...昨日の...恥ずかしい成瀬さんの...行動...（笑）...まぁ、会社に行けば全てわかるかもね...（笑）」
と言って成瀬さんに笑いかけたの。（笑）
 そしたら、私を睨みつけ...そのまま会社に向かったわ...あー、楽しみ...これから始まる...絶望の予感にゾクゾクする（笑）