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「活動開始!!...サークルの謹慎も解禁だー!」
「...まさかの告白!???」
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「お疲れ様です。...って、あれ???まだ、優さんだけですか??」
「おっ、お疲れ様。...うん、翔真や虎雅さんは5限があるから、まだ来れないんだってさ。」
「へぇ、そうなんですね。じゃあ、ちょうどいいや!優さんに、色々質問したいな~って思っていたんで...。」
「...う...うん、質問???...俺が答えられることなら、出来るかぎりは答えるけど...。」
俺は、3限までしか授業取ってなかった為、みんなよりも早く来てピアノの練習をしていた。
そんな俺の元に、スマホ片手にイヤフォンを耳に差した七緒が、気だるげに部屋へと入ってきたのだった。
俺の姿に気がついた七緒は、イヤフォンを耳から外し、部屋を見渡して俺以外、他のメンバーがいないことを確認すると、少し驚いた顔をして、俺に声を掛けてきた。
俺は、いつも通りに返したつもりだったのだが...何故か七緒は、少し考えるような素振りを見せ、イタズラそうな顔を俺に向けると、使い古されたソファに腰をかけ、俺に幾つか質問したいと言い出した。
俺はその瞬間、逃げた方が良いことは、直感でなんとなく分かったが、七緒の目線から逃れることは出来ず、目が合ってしまった...。
俺の事を、肉食獣のような目で見ていたのだから尚更恐怖を感じた...。
そんな俺の様子に、満足げな顔をした七緒は、俺にこんなことを言い出した。
「...そんな身構えることなんてなにもないですよ???...ただ...付き合って欲しいんです。」
「...ん???...つきあう???付き合うってあれ??...って......付き合うの!????俺と...!????」
「ん???...はい!そうですよ???...俺、何かおかしなこと言ってますか???...確かに、迷惑なこと言ってるかもしれないですけど、優さんだけなんですよ??こういうこと言えるの。」
いや......俺は、どう返すのが正しいんだよ!???
というよりも...待って!!!!
七緒って、男線なの!?????
俺がどうこうじゃなくて...こんなノーマルなノンケな感じの七緒が!???
嘘だ、そんなの!???
いや、七緒はいい子だし仲間としては大好きだよ??
でも...でもね!??
なんで奏也じゃないんだよ!!!(悔)
俺は、見物していたかったんだ。
遠くから...七緒と奏也の仲むつまじい姿を...!!!!
くそ、何故だ。何故なんだ!!
「...あの、優さん???迷惑なら俺...きっぱり諦めるので...その...正直に言って下さい。」
「...胃病(いや)...違う。漢字変換も違う...いや、そういうことじゃないんだ。(何言ってんだ俺...!???胃の病って何だよ...!!胃というより心臓だろ!?)...ただ少しびっくりしたって言うか...その...ほら、他にも沢山メンバーがいるのに、なんで俺なのかな~って...こう...思ってさ??(自然だよな...俺...!!!)」
俺の問いかけに七緒は、少し照れたような様子で、もじもじと小さな声でこう言ってきた。
「...それは...優さんなら、俺の気持ち分かってくれると思って...。だから...。『お邪魔しちゃいました~~~!!!!...邪魔すんなら帰って~~~!!!...はいよぉ~~!!!っとな。.....ん???どうしたの、二人とも。そんな真剣な顔で、見つめ合っちゃって...あっ!!!!そっか~~~!!!!七緒...そうだなぁ~。七緒も、やっと言う気になったんだな。いやー、お兄さん安心したよ~~~。』....いや、お疲れ様です。あの、どっからツッコミ入れたらいいですか???...まず、大手お笑い舞台での定番ネタパクるのは、色々問題有りなのでは!???(汗)...それから、お邪魔しちゃいました~~~!!!!じゃなくて、邪魔するでぇ~!!!...ですよ!!!やるんなら、しっかりやって下さい!!!...そして、勝手に俺と優さんの内緒の話に入ってこないで下さいよ!!!俺の気持ちを...優さんに...って...とにかく、優さん!!!考えといて下さい...!!!また、答え聞くので...。」
「あっ...あぁ、分かった。...考えておくよ。(七緒って、案外お笑い好きなんだな...知らなかった。...じゃないだろ...俺!!!!?)」
俺は...どうするべきなんだ!???
とっさに、考えておくなんて言っちゃったけど...。
考えるも何も、俺は絶対に七緒を彼女にすることは出来ない...!!!
だって、俺の中でのカップリングは奏也と七緒固定なのだから...。
なんて、俺の密かな趣味を言えるはずもなく....だぁーーーーー!!!!
俺は一体、どうするのか正しいんだよ!!!!?
「おっ、お疲れ様。...うん、翔真や虎雅さんは5限があるから、まだ来れないんだってさ。」
「へぇ、そうなんですね。じゃあ、ちょうどいいや!優さんに、色々質問したいな~って思っていたんで...。」
「...う...うん、質問???...俺が答えられることなら、出来るかぎりは答えるけど...。」
俺は、3限までしか授業取ってなかった為、みんなよりも早く来てピアノの練習をしていた。
そんな俺の元に、スマホ片手にイヤフォンを耳に差した七緒が、気だるげに部屋へと入ってきたのだった。
俺の姿に気がついた七緒は、イヤフォンを耳から外し、部屋を見渡して俺以外、他のメンバーがいないことを確認すると、少し驚いた顔をして、俺に声を掛けてきた。
俺は、いつも通りに返したつもりだったのだが...何故か七緒は、少し考えるような素振りを見せ、イタズラそうな顔を俺に向けると、使い古されたソファに腰をかけ、俺に幾つか質問したいと言い出した。
俺はその瞬間、逃げた方が良いことは、直感でなんとなく分かったが、七緒の目線から逃れることは出来ず、目が合ってしまった...。
俺の事を、肉食獣のような目で見ていたのだから尚更恐怖を感じた...。
そんな俺の様子に、満足げな顔をした七緒は、俺にこんなことを言い出した。
「...そんな身構えることなんてなにもないですよ???...ただ...付き合って欲しいんです。」
「...ん???...つきあう???付き合うってあれ??...って......付き合うの!????俺と...!????」
「ん???...はい!そうですよ???...俺、何かおかしなこと言ってますか???...確かに、迷惑なこと言ってるかもしれないですけど、優さんだけなんですよ??こういうこと言えるの。」
いや......俺は、どう返すのが正しいんだよ!???
というよりも...待って!!!!
七緒って、男線なの!?????
俺がどうこうじゃなくて...こんなノーマルなノンケな感じの七緒が!???
嘘だ、そんなの!???
いや、七緒はいい子だし仲間としては大好きだよ??
でも...でもね!??
なんで奏也じゃないんだよ!!!(悔)
俺は、見物していたかったんだ。
遠くから...七緒と奏也の仲むつまじい姿を...!!!!
くそ、何故だ。何故なんだ!!
「...あの、優さん???迷惑なら俺...きっぱり諦めるので...その...正直に言って下さい。」
「...胃病(いや)...違う。漢字変換も違う...いや、そういうことじゃないんだ。(何言ってんだ俺...!???胃の病って何だよ...!!胃というより心臓だろ!?)...ただ少しびっくりしたって言うか...その...ほら、他にも沢山メンバーがいるのに、なんで俺なのかな~って...こう...思ってさ??(自然だよな...俺...!!!)」
俺の問いかけに七緒は、少し照れたような様子で、もじもじと小さな声でこう言ってきた。
「...それは...優さんなら、俺の気持ち分かってくれると思って...。だから...。『お邪魔しちゃいました~~~!!!!...邪魔すんなら帰って~~~!!!...はいよぉ~~!!!っとな。.....ん???どうしたの、二人とも。そんな真剣な顔で、見つめ合っちゃって...あっ!!!!そっか~~~!!!!七緒...そうだなぁ~。七緒も、やっと言う気になったんだな。いやー、お兄さん安心したよ~~~。』....いや、お疲れ様です。あの、どっからツッコミ入れたらいいですか???...まず、大手お笑い舞台での定番ネタパクるのは、色々問題有りなのでは!???(汗)...それから、お邪魔しちゃいました~~~!!!!じゃなくて、邪魔するでぇ~!!!...ですよ!!!やるんなら、しっかりやって下さい!!!...そして、勝手に俺と優さんの内緒の話に入ってこないで下さいよ!!!俺の気持ちを...優さんに...って...とにかく、優さん!!!考えといて下さい...!!!また、答え聞くので...。」
「あっ...あぁ、分かった。...考えておくよ。(七緒って、案外お笑い好きなんだな...知らなかった。...じゃないだろ...俺!!!!?)」
俺は...どうするべきなんだ!???
とっさに、考えておくなんて言っちゃったけど...。
考えるも何も、俺は絶対に七緒を彼女にすることは出来ない...!!!
だって、俺の中でのカップリングは奏也と七緒固定なのだから...。
なんて、俺の密かな趣味を言えるはずもなく....だぁーーーーー!!!!
俺は一体、どうするのか正しいんだよ!!!!?
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