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第2章 「久しぶりの魔界ですね。」
2話 「魔界へようこそ!」
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「...久しぶりに来たわね。いつ見ても、ラグルの屋敷は、大きいわね~!」
「はぁ...褒めても、キャットショコラのお菓子は出ないからな??(笑)」
「あら、そうなの??...残念だわ...。」
「エピーヌ、大丈夫だよ。パーティーが終わったら、みんなで買いに行こう!(笑)」
「ほんとに??...やっぱりニーソンは、優しいわ~!『...おい、聞こえてるぞ??(怒)』...あらっ、ゴメンなさい??ラグル...別に、ラグルがケチだとは、一言も言ってないわ??(笑)『エピーヌ...それ...明らかに、俺のこと貶(けな)してるだろ??(怒)』...あっ、バレたかしら??(笑)『ちょっと、2人とも仲良くね??(汗)』」
なんて会話を繰り広げながら、魔界へと降り立った3人は、いつぞやの大きな屋敷の前に立っていた。
ラグルの声掛けにやや遅れて、欠伸をしながら呑気に門を開けに来た黒猫...。
そんな黒猫にラグルは、これでもかというぐらい大きな声で、激を飛ばした。
「ラボン...!!お前は...全く、何回言えばわかるんだ!!!なんで猫の姿で、出てくるんだよ!!!(怒)」
「...いや~、なんででしょうねぇ~。心地よいからじゃないですかねぇ~。...って、痛い...痛たたたっ!!痛いよ!!!(汗)...ラグルさんも、人使いが荒いですよね...。はぁ、分かりましたよ...。こうすればいいんしょ??こうすれば...!!(怒)」
目の前のラボンと呼ばれた黒猫は、生意気な口を利いたため、主人であるラグルに、彼が持っていたカバンで盛大に叩かれた。
しっかりと、カバンの角のあるところで叩かれたせいか、ものすごい痛みが走ったラボンは、苦痛に顔を歪ませると困った顔をしてラグルを見つめ、ため息をつくと、渋々自らに魔法をかけだした。
すると次の瞬間、ラボンの身体が猫から黒いズボンとパーカーに身を包んだ、美青年へと姿を変えた。
そんなラボンの姿に、少々ガッカリとしたエピーヌは、ラボンにボソリと本音をこぼした。
「...あー、せっかく可愛いふわふわ毛の猫ちゃんだったのに...。」
「そんなこと言われたって...エピーヌちゃんの頼みでも...ラグルさんに逆らうことは出来ないからねぇ...。チラッ。」
エピーヌに残念そうな顔をされたラボンは、困ったといった顔をして、隣に立っていたラグルの顔を、わざとらしくちらっと見た。
その目線に気付いたラグルは、苦しい表情をしていたが、次の瞬間そっぽを向いて小さく声を発した。
「...まぁ、エピーヌが猫の方がいいって言うなら...猫の姿に...『だよね!!!ほい!!!っと!!(笑)はぁー、やっぱり黒猫の姿のが、落ち着くね!(笑)』...って...お前なぁ...。はぁ、いつまでも、門の前にいる訳にも行かねぇからな...。とりあえず中に入るぞ。(汗)」
ラグルの声を最後まで聞かずに、サッと元の黒猫の姿に戻ったラボンにラグルは、半ば呆れた表情をしていたが、いつまでも門の前に立っている訳にも行かないと思い、中に入るように促した。
「...ったく...何も、ゲンコツ落とさなくてもいいじゃん...。はぁー、痛い...。(痛)ねぇー、エピーヌちゃん...僕、猫の姿だから、頭痛くても撫でられない...。だから、エピーヌちゃんの膝の上で、ヨシヨシして欲しいな~なんて!(笑)」
こう言うとラボンは、ソファに腰をかけているエピーヌの膝の上にぴょんと飛び乗って、その上で、エピーヌに向かい合うようにして座ると、エピーヌに声をかけた。
こう言われたエピーヌは、黒猫の可愛さに負けてしまい、なんの躊躇(ためら)いもなく、膝の上に乗ったラボンの頭を撫でていた。
そんなエピーヌの様子を、荷物を部屋に置きに行き、帰ってきたラグルが見つけてしまい...さっきよりも一回りも、二回りも大きな音とともに、ラボンの叫ぶ声が屋敷内に響いたことは...言うまでもない。
「はぁ...褒めても、キャットショコラのお菓子は出ないからな??(笑)」
「あら、そうなの??...残念だわ...。」
「エピーヌ、大丈夫だよ。パーティーが終わったら、みんなで買いに行こう!(笑)」
「ほんとに??...やっぱりニーソンは、優しいわ~!『...おい、聞こえてるぞ??(怒)』...あらっ、ゴメンなさい??ラグル...別に、ラグルがケチだとは、一言も言ってないわ??(笑)『エピーヌ...それ...明らかに、俺のこと貶(けな)してるだろ??(怒)』...あっ、バレたかしら??(笑)『ちょっと、2人とも仲良くね??(汗)』」
なんて会話を繰り広げながら、魔界へと降り立った3人は、いつぞやの大きな屋敷の前に立っていた。
ラグルの声掛けにやや遅れて、欠伸をしながら呑気に門を開けに来た黒猫...。
そんな黒猫にラグルは、これでもかというぐらい大きな声で、激を飛ばした。
「ラボン...!!お前は...全く、何回言えばわかるんだ!!!なんで猫の姿で、出てくるんだよ!!!(怒)」
「...いや~、なんででしょうねぇ~。心地よいからじゃないですかねぇ~。...って、痛い...痛たたたっ!!痛いよ!!!(汗)...ラグルさんも、人使いが荒いですよね...。はぁ、分かりましたよ...。こうすればいいんしょ??こうすれば...!!(怒)」
目の前のラボンと呼ばれた黒猫は、生意気な口を利いたため、主人であるラグルに、彼が持っていたカバンで盛大に叩かれた。
しっかりと、カバンの角のあるところで叩かれたせいか、ものすごい痛みが走ったラボンは、苦痛に顔を歪ませると困った顔をしてラグルを見つめ、ため息をつくと、渋々自らに魔法をかけだした。
すると次の瞬間、ラボンの身体が猫から黒いズボンとパーカーに身を包んだ、美青年へと姿を変えた。
そんなラボンの姿に、少々ガッカリとしたエピーヌは、ラボンにボソリと本音をこぼした。
「...あー、せっかく可愛いふわふわ毛の猫ちゃんだったのに...。」
「そんなこと言われたって...エピーヌちゃんの頼みでも...ラグルさんに逆らうことは出来ないからねぇ...。チラッ。」
エピーヌに残念そうな顔をされたラボンは、困ったといった顔をして、隣に立っていたラグルの顔を、わざとらしくちらっと見た。
その目線に気付いたラグルは、苦しい表情をしていたが、次の瞬間そっぽを向いて小さく声を発した。
「...まぁ、エピーヌが猫の方がいいって言うなら...猫の姿に...『だよね!!!ほい!!!っと!!(笑)はぁー、やっぱり黒猫の姿のが、落ち着くね!(笑)』...って...お前なぁ...。はぁ、いつまでも、門の前にいる訳にも行かねぇからな...。とりあえず中に入るぞ。(汗)」
ラグルの声を最後まで聞かずに、サッと元の黒猫の姿に戻ったラボンにラグルは、半ば呆れた表情をしていたが、いつまでも門の前に立っている訳にも行かないと思い、中に入るように促した。
「...ったく...何も、ゲンコツ落とさなくてもいいじゃん...。はぁー、痛い...。(痛)ねぇー、エピーヌちゃん...僕、猫の姿だから、頭痛くても撫でられない...。だから、エピーヌちゃんの膝の上で、ヨシヨシして欲しいな~なんて!(笑)」
こう言うとラボンは、ソファに腰をかけているエピーヌの膝の上にぴょんと飛び乗って、その上で、エピーヌに向かい合うようにして座ると、エピーヌに声をかけた。
こう言われたエピーヌは、黒猫の可愛さに負けてしまい、なんの躊躇(ためら)いもなく、膝の上に乗ったラボンの頭を撫でていた。
そんなエピーヌの様子を、荷物を部屋に置きに行き、帰ってきたラグルが見つけてしまい...さっきよりも一回りも、二回りも大きな音とともに、ラボンの叫ぶ声が屋敷内に響いたことは...言うまでもない。
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