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第五章 「変化する情勢と共に。」
「それで....なんで俺たちはここに??」
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「なぁ、どうでもいいけどさぁ???俺って、なんでアンタの店に邪魔しているわけ???」
「ん???さぁ何故でしょうか???って言っても、僕も分からないけどさ。まぁ、とりあえずお茶を飲もうよ。君とはいいお友達になれそうだし???」
「アンタのその目つき....全身の毛が逆立ちそうだ。マジでトラウマレベルだよ。頼むから、こっちを見て笑わないでくれる???」
「え~、酷いなぁ。僕の笑顔ってとても眩しくて、癒されるでしょ???」
「....いや、呪い殺されるかと思うぐらいには、不気味だよ。」
こう言って、ナノのお店にぶつくさ言いながら、壁際にもたれ掛かり佇んでいたのは、いつぞやの湖の青年ロファンであった。
ロファンは、ナノのことを軽蔑した目で見つめると、乱暴に近くにあったソファに腰を下ろしたのだった。
「まぁ、とりあえずお茶でもどうぞ。言っておくけど、このお茶はめったに人に出さないものだから、じっくりと味わって飲んでね???」
「...人に出さないのか???(それって大丈夫なのかよ....。もし毒が盛られていたらなんて考えると、恐ろしいな....しかも、コイツなら普通の顔をしてやりかねないだろうし...。)」
ナノの言葉に、ロファンは若干お茶に手を伸ばすことを躊躇ったが、そんなロファンの様子にナノが訝しげな表情をしたため、おとなしくお茶の手を伸ばしたのだった。
お茶を口にしたロファンの様子に満足したのか、お気に入りのクッキーを頬張りながら、ナノはこう話を始めたのだった。
「さぁてと、じゃあこの間のお話の続きを....しようか?リルのように、回りくどい言い方は嫌いでね...だから、単刀直入に言わせてもらうよ???僕の仕立てた洋服のモデルになってくれないだろうか???」
「ブゥッ!!!!!....は!?????いきなり何言ってんの!!!!アンタの服のモデルとか....何かの間違いじゃないのか!???(コイツの洋服のセンスは独特だし、俺がその服を着て似合うとは到底思えない...。)しかも俺は、リル王子に外部新界部隊に入れって、もの凄く面倒なこと言われているし.....無理だね。他を当たってくれないか???」
「そこをなんとかさぁ、頼むよ。仕事代なら、綺麗なおねいさん方(※誰も人間とは言っていない。)を、沢山紹介してやるからさ!!!!」
「.....えっ、それマジ????....なんだよ、それを早く言ってくれよ!!!!しゃーないからやってやるよ。それで...俺は、一体何のモデルをすればいいんだ???」
女の子という言葉に、それまで怠そうにしていたロファンは一変し、嬉しそうな表情をナノに向け、仕事内容を自分から質問した。
するとナノは、ロファンの単純さに可笑しくなり、必死に笑いを堪えつつ、にこにこ上機嫌のロファンの側に寄り、こう耳打ったのだった。
「さすが....リルと違って話が早くて助かるよ。そうだね、強いて言うなら....誰もが生きやすい社会を目指して.....君には、男の娘になってもらう感じかな???」
「....おとこのこ????ってどういう...俺、既に男だぞ????」
「ははっ、ロファンって、案外天然だし可愛い顔しているから、可愛い系でもイケるかもね。(笑)...楽しみだよ。」
「....????全く、訳が分からない....。遂に、リル王子のお守りに疲れ果てて、頭でも狂ったのか???」
ナノから聞き慣れない言葉を耳にしたロファンは、頭上に大きなはてなマークをつけていた。
そんなロファンにナノは、ニヤニヤと笑みを浮かべながら
「それは、お洋服が出来てからのお楽しみって事で。それと、ろーちゃんが出来た服を着ることによって、リルのような子が生きやすい世界が必ず出来上がるからね。大丈夫、僕の考えに間違いは無い!(笑)」
と言って、よく理解出来ていないロファンとの謎の取引を強引に成立させたのだった。
「....ろーちゃん???それは、俺の事か...???」
「ん???うん、そうだよ。可愛いじゃん???」
「可愛い...のか???(汗)....やっぱり、アンタのセンスはよく分からないな。」
「ははっ、いっその事、天然記念物って言ってもらってもいいよ!」
「.....。(いや....なんか言いたくない。それに、どちらかと言えば、天然ではなく...危険という方が、あっている気がする。)」
そう....ナノは、リルのような悩みを持つ人を救いたいと考えて.....というのは建前で。
本当の彼は....一体何を考えているのか....それは、ナノの発言を無視したロファンを含め、誰も理解することは出来ないのである。
「ん???さぁ何故でしょうか???って言っても、僕も分からないけどさ。まぁ、とりあえずお茶を飲もうよ。君とはいいお友達になれそうだし???」
「アンタのその目つき....全身の毛が逆立ちそうだ。マジでトラウマレベルだよ。頼むから、こっちを見て笑わないでくれる???」
「え~、酷いなぁ。僕の笑顔ってとても眩しくて、癒されるでしょ???」
「....いや、呪い殺されるかと思うぐらいには、不気味だよ。」
こう言って、ナノのお店にぶつくさ言いながら、壁際にもたれ掛かり佇んでいたのは、いつぞやの湖の青年ロファンであった。
ロファンは、ナノのことを軽蔑した目で見つめると、乱暴に近くにあったソファに腰を下ろしたのだった。
「まぁ、とりあえずお茶でもどうぞ。言っておくけど、このお茶はめったに人に出さないものだから、じっくりと味わって飲んでね???」
「...人に出さないのか???(それって大丈夫なのかよ....。もし毒が盛られていたらなんて考えると、恐ろしいな....しかも、コイツなら普通の顔をしてやりかねないだろうし...。)」
ナノの言葉に、ロファンは若干お茶に手を伸ばすことを躊躇ったが、そんなロファンの様子にナノが訝しげな表情をしたため、おとなしくお茶の手を伸ばしたのだった。
お茶を口にしたロファンの様子に満足したのか、お気に入りのクッキーを頬張りながら、ナノはこう話を始めたのだった。
「さぁてと、じゃあこの間のお話の続きを....しようか?リルのように、回りくどい言い方は嫌いでね...だから、単刀直入に言わせてもらうよ???僕の仕立てた洋服のモデルになってくれないだろうか???」
「ブゥッ!!!!!....は!?????いきなり何言ってんの!!!!アンタの服のモデルとか....何かの間違いじゃないのか!???(コイツの洋服のセンスは独特だし、俺がその服を着て似合うとは到底思えない...。)しかも俺は、リル王子に外部新界部隊に入れって、もの凄く面倒なこと言われているし.....無理だね。他を当たってくれないか???」
「そこをなんとかさぁ、頼むよ。仕事代なら、綺麗なおねいさん方(※誰も人間とは言っていない。)を、沢山紹介してやるからさ!!!!」
「.....えっ、それマジ????....なんだよ、それを早く言ってくれよ!!!!しゃーないからやってやるよ。それで...俺は、一体何のモデルをすればいいんだ???」
女の子という言葉に、それまで怠そうにしていたロファンは一変し、嬉しそうな表情をナノに向け、仕事内容を自分から質問した。
するとナノは、ロファンの単純さに可笑しくなり、必死に笑いを堪えつつ、にこにこ上機嫌のロファンの側に寄り、こう耳打ったのだった。
「さすが....リルと違って話が早くて助かるよ。そうだね、強いて言うなら....誰もが生きやすい社会を目指して.....君には、男の娘になってもらう感じかな???」
「....おとこのこ????ってどういう...俺、既に男だぞ????」
「ははっ、ロファンって、案外天然だし可愛い顔しているから、可愛い系でもイケるかもね。(笑)...楽しみだよ。」
「....????全く、訳が分からない....。遂に、リル王子のお守りに疲れ果てて、頭でも狂ったのか???」
ナノから聞き慣れない言葉を耳にしたロファンは、頭上に大きなはてなマークをつけていた。
そんなロファンにナノは、ニヤニヤと笑みを浮かべながら
「それは、お洋服が出来てからのお楽しみって事で。それと、ろーちゃんが出来た服を着ることによって、リルのような子が生きやすい世界が必ず出来上がるからね。大丈夫、僕の考えに間違いは無い!(笑)」
と言って、よく理解出来ていないロファンとの謎の取引を強引に成立させたのだった。
「....ろーちゃん???それは、俺の事か...???」
「ん???うん、そうだよ。可愛いじゃん???」
「可愛い...のか???(汗)....やっぱり、アンタのセンスはよく分からないな。」
「ははっ、いっその事、天然記念物って言ってもらってもいいよ!」
「.....。(いや....なんか言いたくない。それに、どちらかと言えば、天然ではなく...危険という方が、あっている気がする。)」
そう....ナノは、リルのような悩みを持つ人を救いたいと考えて.....というのは建前で。
本当の彼は....一体何を考えているのか....それは、ナノの発言を無視したロファンを含め、誰も理解することは出来ないのである。
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