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阿久津ルート(主に秋良目線。)

狩人と神楽。

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 あの夜から俺たちは、晴れて付き合うことに!!
 大学内では、バレないように接しているつもりなんだけど...たまに...龍が...不意打ちにキスとかしてくるから...もう...大変...。まぁ、嬉しいからいいんだけどね...。(笑)
 
そんな俺たちも付き合って半年がたったある日...今日は、午後の講義がない日のため、何となく大学内をのんびりと歩いていた...。
 すると後から急に声をかけられた...。俺は、びっくりして振り返ると、そこには、ロングヘアの茶色に染まった髪の毛の女の子がたっていた。
 俺は、首を傾げて
「...ん...??...えっと、何か用ですか...??(汗)」
と言った。すると女の子は、じっと俺を見つめて
「...その...神代  秋良くん...だよね...??...ちょっと...お話したいことがあって...あっ、私...同じ1年の...中村 こよりと言います...。(照)...あの、この後お時間ありますか...??」
と言って頬を赤らめている中村さんに俺は
「...えっと...うん...時間はあるよ...でも、一体何の話...??」
と言って返すと
「...っ!?...いや、その...ここじゃ少し話しにくいので、グループルームに行きませんか...??」
そう言って俺の返事を待たずに腕を捕まれ...強制的に連れていかれてしまった...。(俺ってこういう時に、しっかり断れないんだよな...しかも、話ってなんだろ...??)

 暫くして、グループルーム(グループで班ごとのレポートをやる時などに使う部屋)に着いた。思ったより今日は、人がおらず空いていた。隅にある空いている椅子に腰掛けると女の子は、俺をじっと見つめて
「...あの...神代くん...良かったら...私と...付き合ってもらえないかな...?...覚えてないかもしれないけど、大学内で講義室がどこにあるのか分からなくて、迷っていた私を、案内してくれた事があって...その時に...こんな優しい人と...付き合いたいと思って...それで...。(照)」
と言って俯いてしまった中村さんに俺は、びっくりしたけど頭の中に龍の顔が浮かんで
「...えっと...中村さん...ありがとう...すごく嬉しいよ...。でもね...俺...君とは付き合えない...今...俺には、真剣に付き合っている人がいるから...だから、君の気持ちに答えることは...出来ない...ほんとにごめ『...それって...3年の...阿久津 龍っていう先輩ですか...??...っ...でっ...でも、阿久津さんは...男の人でしょ...!?...そんなはずないよね...??(汗)』。」
 俺が、丁寧に断ろうとしていた時に、中村さんは、衝撃的なことを、口にした...。俺は、びっくりして咄嗟に
「...えっ...それ...誰から聞いたの...??(汗)」
と言って中村さんを見ると
「...嘘だよね...ねぇ...神代くん...嘘って言って...何で...否定しないの......??」
と言う中村さんは、とても焦った顔をしていた。
 俺は、何故俺と阿久津さんの事が、バレているのか疑問に思っていたから、中村さんに催促するように聞いた。
「...だったら何...??...と言うよりも誰から聞いたのか...答えてくれないかな...??」
 俺がこういうと中村さんは、
「...えっと...みんな噂してるよ......だって、この大学で評判高い...あの阿久津さんだよ...阿久津さんの...狩人(かりうど)の女の子達は...阿久津さんのこと...何でも知ってる...だから、阿久津さんが大学外で神代くんと歩いているのを目撃した狩人の子達が...嫉妬して...多分...言いふらしたのが...原因かも...。」
と言った中村さんは、とても辛そうな顔をしていた...。俺は、中村さんに狩人と呼ばれる女の子のことを聞き、お礼を言って部屋を出ると、その子達に会うために、ある場所へと向かった。

補足
~狩人とは~
 狩人とは、簡単に言うと阿久津 龍など大学内でイケメンと言われている人達(神楽)の追っかけである。
 因みに、狩人に追われる阿久津立場の人たちのことを、神楽(かぐら)と呼ぶ。(神のような存在だから...が名前の由来だそうだ...。)
 狩人を、甘く見てはいけない...彼女達は、神楽の日常を知り尽くしている...つまり、いわゆる...ストーカーみたいな奴らだ...。(神楽の1人が...狩人に...殺されたって話も...噂であるぐらい...危険な存在だ...。)
 ...実は、秋良も狩人から最近目を付けられているようだ...。
 



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