自堕落に過ごす魔法学園

とらぷ

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第一章

【ダンジョン講習】

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「じゃ、言いたいことも言えたし、授業に入るぞー」

そうしてギルベルト先生の生物学の授業が始まった。

「初めての授業っつうことで座学をやっても良いんだが…生憎俺は座学が大っ嫌いなんだよ、身体で経験しねぇとわかんねぇこともある。ってことで、今から[ダンジョン]に移動だ、付いてこいクソガキども。」

そう言ってにやりと口元を歪める、やはりグータスの教師に普通の人はいないんだろうか…いや、ハンス先生は常識人だな、よし。

「レオン!早く行くわよ!!」

[ダンジョン]という響きにわくわくしているのか、ルーシャが催促してくる…こいつ、意外と可愛いところあるじゃねぇか。

「そうだな、俺としては今すぐにでも寮に帰ってベットにダイビングしたいとこだけど…ダンジョンが気にならないと言えば嘘になる。よし、行くか」

***************

[ダンジョン]
地上よりも遥かに強い魔獣が大量に湧く場所の事を指す。現在5つほど確認されていて、うち2つは、エクストラスキル持ちである[転生者]と魔王討伐へと向かった伝説の勇者パーティーによって攻略されている。攻略されたダンジョンは大気に溢れる魔力を制御することで冒険者たちの経験を積む場や、魔石を採掘する場として使われている。そんなダンジョンだが、グータス魔法学園では、勇者パーティーの攻略したダンジョンを保有しており、度々授業で活用されるそうだ。

「全員揃ってるなー?よし、これから今日の実習の説明をする。まずこのダンジョン、[アルカンティラ迷宮]は比較的攻略の簡単なダンジョンと言われてる。全部で8階層ある内の2階層くらいなら、今のお前らでもなんとか攻略出来ると思うぞー。でも、4階層から先は原則だが、生徒だけでの立ち入りは禁止だ。禁止と言っても4階層の入り口に門番がいるわけでもねぇから入るのは自由だが…死んでも学園側は責任は取らないからなー」

おいおいさらっと凄いこと言ったぞ!?それほど4階層より先は危険ってことか…

「それで、今日はお前らに1階層の攻略をしてもらう。もちろんダンジョンは危険だが、この迷宮の1階層に出るのはせいぜいBランクの魔獣くらいだ。Aクラスのお前らなら余裕だろ?」

そう言っていたずらな笑みを浮かべるギルベルト先生。確かに一年生とはいえAクラスに入れるほどの人間ならBランクの魔獣程度には遅れをとらないだろう。

「制限時間は授業が終わるまで、一番速く攻略できた奴にはご褒美だ。ホントにヤバそうだったら大声で俺を呼べ、多分駆けつけるよ。それじゃ、スタートだ」

いきなり放り出されたダンジョンで、未熟な俺たちの実践訓練が始まった。
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