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第一章
【捜索開始】
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「ガルフ、そこを右だ!」
パウルから魔人と遭遇した場所を聞いた俺たちは、俺の使い魔であるガルフに乗せてもらい現場へと急行していた。
「よし、このまま真っ直ぐ行けば中庭だ、ありがとな。」
「いえ、お気を付けて」
なんとか目的地までたどり着いた俺たちはBランクであり、魔人との戦闘では命の危険があるガルフを戻し、すぐにクレストの捜索を開始した。
「そっちいたか?」
「いない!もしかしたら奥の訓練所かもしれないわ!!」
あちこちに転がる瓦礫の上を進んでいく…辺りには激戦の足跡が残っているも、それを引き起こした張本人達の居場所を掴むことができない。
「ひっ!!……レ…レオンっ!これって…」
中庭から訓練所へと繋がる通路、その少し奥を探していたルーシャの方から悲鳴が聞こえる。
「居たか!?クレ……スト?」
そこには、右足を失い身体に無数の穴を開けた"クレスト・ハーコート"が横たわっていた。
「嘘…だろ??」
鼓動が早くなる、目の前の状況を処理する事ができない。
腹、穴、死んでる?いや息は?治癒魔法なら、先生に ー
「おぉ、やっと来たか~」
立ち尽くす俺たちの背後から気の抜けた声が投げ掛けられる。
周囲の温度が一気に下がり、大気がどす黒く汚れていく……慌てて振り返ると、二本の禍々しい角を生やした"魔人"がこちらに手を向けているところだった。
「ルーシャ!後ろに飛べ!!」
命の危険を感じ、咄嗟に後ろへ飛び退く、と同時に俺たちのいた場所を破壊が踏み締める。
「あら、こんくらいはさすがに避けるか」
「お前がこいつを?」
「あぁ、どうせ時間稼ぎだろうから殺しちまったよ、中級スキルごときに用はねぇしな。んで、お前らは…お!?そっちの女は上級スキル持ちじゃねぇか!ラッキー♪男の方は……ん?魔力反応が無い?良くわかんねぇけど、どうせゴミスキルだろ、そこの君帰っていいぞ~」
「れよ…」
「あ?」
「黙れよ」
気づいた時には俺の身体は、魔人の前へと走り、その喉元に刃を突きつけていた。
「何がスキルだ!!何が!」
「おうおう、どうした急に、地雷でも踏んだか?」
当たり前のように神速の刃を躱し、俺の攻撃をいなしながらそんな軽口を投げ掛けてくる。
「芯から焦げろ!漆黒の影光!!!」
紫黒の閃光が大気を震わせる
強烈な光により産み出された影は、世界を包まんと進み出した。
パウルから魔人と遭遇した場所を聞いた俺たちは、俺の使い魔であるガルフに乗せてもらい現場へと急行していた。
「よし、このまま真っ直ぐ行けば中庭だ、ありがとな。」
「いえ、お気を付けて」
なんとか目的地までたどり着いた俺たちはBランクであり、魔人との戦闘では命の危険があるガルフを戻し、すぐにクレストの捜索を開始した。
「そっちいたか?」
「いない!もしかしたら奥の訓練所かもしれないわ!!」
あちこちに転がる瓦礫の上を進んでいく…辺りには激戦の足跡が残っているも、それを引き起こした張本人達の居場所を掴むことができない。
「ひっ!!……レ…レオンっ!これって…」
中庭から訓練所へと繋がる通路、その少し奥を探していたルーシャの方から悲鳴が聞こえる。
「居たか!?クレ……スト?」
そこには、右足を失い身体に無数の穴を開けた"クレスト・ハーコート"が横たわっていた。
「嘘…だろ??」
鼓動が早くなる、目の前の状況を処理する事ができない。
腹、穴、死んでる?いや息は?治癒魔法なら、先生に ー
「おぉ、やっと来たか~」
立ち尽くす俺たちの背後から気の抜けた声が投げ掛けられる。
周囲の温度が一気に下がり、大気がどす黒く汚れていく……慌てて振り返ると、二本の禍々しい角を生やした"魔人"がこちらに手を向けているところだった。
「ルーシャ!後ろに飛べ!!」
命の危険を感じ、咄嗟に後ろへ飛び退く、と同時に俺たちのいた場所を破壊が踏み締める。
「あら、こんくらいはさすがに避けるか」
「お前がこいつを?」
「あぁ、どうせ時間稼ぎだろうから殺しちまったよ、中級スキルごときに用はねぇしな。んで、お前らは…お!?そっちの女は上級スキル持ちじゃねぇか!ラッキー♪男の方は……ん?魔力反応が無い?良くわかんねぇけど、どうせゴミスキルだろ、そこの君帰っていいぞ~」
「れよ…」
「あ?」
「黙れよ」
気づいた時には俺の身体は、魔人の前へと走り、その喉元に刃を突きつけていた。
「何がスキルだ!!何が!」
「おうおう、どうした急に、地雷でも踏んだか?」
当たり前のように神速の刃を躱し、俺の攻撃をいなしながらそんな軽口を投げ掛けてくる。
「芯から焦げろ!漆黒の影光!!!」
紫黒の閃光が大気を震わせる
強烈な光により産み出された影は、世界を包まんと進み出した。
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