自堕落に過ごす魔法学園

とらぷ

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第一章

【深霧の一戦】

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影の槍シャドウランス!!」

黒の暴力を無機質な闇が受け止める
二つの人影が跳ね、ぶつかり合う

「さすがエクストラスキル!そこら辺の有象無象とは全然違うな!」

なんとか保っている意識の中で、そんな声が響く
Aランクの魔獣を軽々と貫ける威力の影の槍シャドウランスを全力でぶつけたにも関わらず、ヴォルフラムの体には傷一つ見当たらない...
相手に魔法を使う素振りはなかった、常時発動型の魔法か?

「不思議そうな顔してどうした、よっぽどショックだったか?自慢の魔法が効かなかったのは」

薄ら笑いを浮かべながらこちらを煽るように無傷の体を見せつける。
魔法が効かないなら...

身体強化バフフィジカル

地を蹴り、反応する隙を与えない速度で斬りかかる...も

「!?」

通らない、高速で振るった刃が鋼鉄の壁のような体の前に弾き返される

「効かねぇよ」

魔法も物理攻撃も効かない、となれば後は呪いの類いか…

苦痛ウーンド

試しに激痛を与える魔法を放つも、とても効いているようには見えない

「効かねぇな」

破壊ブレイク影砕きシャドウクラッシュ!」

やはり通らない、がこの連撃の本来の目的は別にある
俺の放った霧が深くなっていく...亡霊たちが辺りのを終え、こちらに近寄ってくる

「ちっ、遊びすぎたな...お前の狙いはこっちか」

その瞬間、先ほどまで捉えていたはずのヴォルフラムが視界から消える
右に魔力の気配を感じ構えるも、そこに人影は無い。
読みが外れた、後ろか

「終わりだ」

狂気の魔手が眼前に迫る
Sランク魔獣を超越する魔人の一撃、当たれば即死
しかし

「!?」

高速の一撃は見事に空を切り、貫くはずだった俺の体は奴の背後へと移動していた。

「おま...」

漆黒の影光シャドウ・レイ

声を上げる隙も与えず、驚いている顔に紫黒の光線をぶち込む

「効かねぇって言ってんだろうがァ!!!」

怒りのままに振るわれた一撃はまたもや霧に消える

付与魔法エンチャント暗闇ダークネス

剣に闇を纏わせ、全力の追撃を加える
屍兵たちも加わり、相手の手数を奪っていく...

「クソガキがァァァァ!!」

敵は後ろへ大きく跳び、連撃に怒りを見せながら何かを唱える

「生きて帰れると思うなよ!」

そういったヴォルフラムの体が引き締まっていき、二本だった角は一本へと変化していく...
当てられる殺気に体が震えだす

「この姿を見せるのも二人目か...覚悟しろ。糞餓鬼」
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